肌が荒れていると、「人に見られたくない」「メイクもファッションも楽しめない」など、気持ちがネガティヴに傾きがちにもなりますよね。
この記事では肌荒れの原因別にオススメなヨガポーズを紹介していきます。
肌荒れの原因はヨガで対処できる?
美しい肌はいつだって女性の憧れであり、「手に入れたい!」と強く願うもの。
…なのですが、ホルモンバランスの崩れや食生活の乱れ、紫外線を浴びることなどにより肌荒れのリスクは常につきまといます。
肌荒れの主な3つの原因
- ホルモンバランスの崩れ
- 食生活の乱れ
- 紫外線を浴びること
※肌荒れの原因は他にもあるので、ヨガで改善しない場合は専門の医療機関を受診しましょう。
今回は肌荒れのなかでも、ヨガのポーズで効果が見込める「ホルモンバランスの崩れ」「食生活の乱れ」の2つの原因にしぼった肌荒れ対策ヨガご紹介します。
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ホルモンバランスの崩れによる肌荒れ対策ヨガ
女性ホルモンは年齢を重ねることや無理なダイエットによる体重の減少、不規則な生活、ストレスなどによって崩れてしまいます。
頭痛やイライラ、生理不順、そして今回のテーマでもある肌荒れなど、ホルモンバランスの崩れによる不調にはヨガのポーズでアプローチしましょう。
肩立ちのポーズ
甲状腺を刺激し、ホルモンバランスの調整に期待できるポーズは“アーサナの女王”と呼ばれる「肩立ちのポーズ」。
肩立ちのポーズのやり方
- 仰向けになり、ひざを立てる。
- 足を床と垂直に持ち上げ、ひざを伸ばしたら太ももを腹部に寄せるようにして、お尻・腰を浮かせて手を腰にそえる。
- つま先を天井に向けて持ち上げて鼻呼吸を5回繰り返す。
- 背中からお尻、足の順に床に下ろして仰向けに戻る。
ポイント
- 肩~骨盤~ひざ~かかとが一直線になるように。
- 首を痛めないようにひじではなく、肩で体重を支えましょう。
「肩立ちのポーズ」は、頭が足よりも下にくる逆転のポーズのひとつです。
生理中におこなうと、経血の流れに逆らうことで婦人科系の不調の原因になる恐れもあると言われているので控えましょう。
うさぎのポーズ
ホルモンバランスが崩れたままだと、自律神経にも影響してくると言われています。
高ぶった神経をしずめ、自律神経に作用する「うさぎのポーズ」をあわせて取ってみるのもよいでしょう。
また、このポーズはもともと頭を下に向けることで、顔の血流がよくなり肌荒れやむくみの改善にも期待できると言われているので、美肌作りに役立ってくれます。
うさぎのポーズのやり方
- 四つばいになる。
ポイント
- 手は肩幅、足は腰幅に開き、肩の下に手、股関節の下にひざをつく
- 額を床につけたら、頭頂部に体重を移動していく。
- 背中の上で両手を組み、天井に向けて持ち上げキープ~鼻呼吸を5回繰り返す。
ポイント
- 首をグラグラ動かさないように。
- 苦しく感じる方は、両手を頭の横についたままキープ
食べ物からアプローチする場合は、エストロゲンと同じような働きをする大豆食品を献立にバランスよく取り入れてみて。
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食生活の乱れによる肌荒れ対策ヨガ
食生活の乱れにより胃腸が疲れると、口もとに吹き出物が出来やすくなります。
腹部を伸ばす「猫の伸びのポーズ」をとって内臓機能を活性化させましょう。
猫の伸びのポーズのやり方
- 四つばいになる。
- 両手を前につき、あごと胸を床につける~鼻呼吸を5回繰り返す。
ポイント
- 苦しく感じる方は額をつけた姿勢で。
- 上体を起こし手の位置を横にずらしてあごと胸を床につけ体側を伸ばす。
ポイント
- 胃のまわり、肝臓のまわりの筋肉が気持ちよく伸びるため、食後の不快感を軽減させるのに役立つでしょう
- 食後すぐにはおこなわないこと
- 右、左とそれぞれ5呼吸ずつ伸ばす。
紫外線による肌荒れには食事で対策
ちなみに、紫外線を浴びたあとの肌荒れにはスキンケアによる鎮静と、食事から体内に発生した活性酸素の除去をするのが効果的です。
活性酸素は老化や疲労の原因になるとも言われており、肌にはシミやしわ、たるみとなってあらわれるため、抗酸化作用を持つ食材を取り入れて対策をしましょう。
具体的に言うと、ビタミンエースと呼ばれる抗酸化作用を持つ栄養ビタミンA・C・Eがオススメ。
ビタミンAはレバーやうなぎ、緑黄色野菜、卵など、ビタミンCは果物やブロッコリー、キャベツ、芋類など、ビタミンEはアボカドやかぼちゃ、ナッツ類、植物油などに含まれます。
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ヨガポーズで肌荒れを悪化させないために
せっかくヨガのポーズで肌荒れ対策をしたのにもかかわらず、「あれ? 悪化してる?」なんてことになってしまわないためにも、下記の項目には気を付けましょう。
肌荒れを悪化させないためにヨガをやるときに注意したいこと
- 汗をかいたままにしない。
→汗を放置すると、蒸発するときに肌のうるおいまで奪って乾燥させたり、雑菌を侵入させたりすることから肌荒れを引き起こしやすくなります。 - 髪をまとめる。
→ワックスやオイルなどがついた髪が肌に触れると、刺激になります。 - 過度におこなわない。
→ヨガのポーズに限らず、激しい運動をすると活性酸素が発生して肌老化の原因のひとつになります。
また、ヨガのポーズだけで肌荒れをしないというわけではありません。
美しい肌には、適度な運動(ヨガを含む)や規則正しい生活、バランスの取れた食事が必要になってくるので、肌荒れしているときはライフスタイルを見直すきっかけにしてみてくださいね。
ヨガで肌荒れを改善しよう
女性にとって肌荒れは一大事。
繰り返したり、悪化させたりしないためのヨガを初めてみてはいかがでしょうか?
肌荒れの原因別ヨガポーズまとめ
- ホルモンバランスの崩れ
→肩立ちのポーズ、ウサギのポーズ - 食生活の乱れ
→猫伸ばしのポーズ
なお、ヨガには肌荒れ解消の他にも信じられないような効果が山ほどあります。
次の記事で具体的な体験談を紹介していますので、気になる人はご参考ください。
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