日本茶に限らず、いろんな種類のお茶が販売されています。
今回は中国茶の一つである”プーアル茶”について。
その効果や美味しい淹れ方、その特徴を知って食事と一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
プーアル茶とは
プーアル茶はご存知の方も多いと思いますが、中国のお茶です。
中国のお茶は大きく分けると6種類。
- 緑茶
- 白茶
- 黄茶
- 青茶(烏龍茶)
- 紅茶
- 黒茶(プーアル茶)
に分けられます。
下に行くほど、発酵度合いが高くお茶の色も濃いイメージです。
プーアル茶は黒茶の一種です。
黒茶は完成した茶葉に微生物を植え付けて発酵させ、再び揉んで乾燥させるという独特な作り方のお茶です。
微生物を使ってというところが特徴的ですね。
後発酵の方法によって、生茶と熟茶に分けられます。
一般的に知られているのが熟茶であり普段、口にしているのも熟茶。
生茶はビンテージ品など高価なもののことが多いです。
プーアル茶というと濃いめの色のイメージが強いですが、生茶は緑茶に近い色や味わいが楽しめるお茶でもあります。
プーアル茶は苦手な方もいるでしょうか?
プーアル茶自体独特な味がしますが、飲んでいると味わい深く感じるため個人的には好みでもあります。
とくに中華料理のような脂っぽい料理と一緒に飲むと、相性も良く感じますね。
お料理とお酒を一緒に楽しむ方もいますが、お料理とお茶を一緒に楽しんでみると面白いですね。
プーアル茶の嬉しい効果4選
お茶はカラダに良いイメージがありますが、プーアル茶の効果や働きはどうでしょうか。
特徴としては、プーアル茶には重合型カテキン、タンニンなどのポリフェノールを含むことです。
さらには、ミネラル成分も高いためさまざまな効果が謳われています。
今回はいくつかの効果についても解説していきます。
プーアル茶のダイエットへの影響
みなさんが気になるダイエット効果。
今までにも◯◯茶ダイエットと、流行り廃りがありましたよね。
総じていうと、お茶はダイエットには強い味方となってくれることが多いと考えてます。
もちろんお茶の種類によって働きや効果も違いますが、プーアル茶の場合は脂肪を燃焼させやすいという効果が期待できます。
重合型カテキンといった成分が、脂肪の吸収を阻害する働きがあると言われているためです。
ただし、このお茶を飲めば痩せる!ということではもちろんありません。
例えば、脂っこい食事をするときにはプーアル茶を一緒に飲んでもらうことで脂肪の吸収を抑えてくれることは期待できます。
そういった意味で、ダイエットのお助けグッズとして使ってみるといいですね。
→【管理栄養士が解説】ダイエット中の痩せやすい飲み物・絶対NGな飲み物とは?
プーアル茶の胃腸への影響
プーアル茶は、胃腸の状態がよくなるといった声もよく聞きます。
プーアル茶に含まれるリパーゼが消化吸収の手助けをしてくれるため、調子が悪いなと思うときは温かいプーアル茶を飲んでみてください。
ただし、もともと胃腸が弱い方が空腹で飲むと刺激が強いので必ず食事と一緒に飲んでくださいね。
胃腸に良いからといって大量に飲むことも避けるようにしましょう。
食べすぎ、飲みすぎて調子が悪いなと思うときなどに飲むといいですね。
プーアル茶の血糖値に対する影響
プーアル茶に含まれるタンニンは、血糖値の上昇を抑制する効果があると言われています。
こちらもお薬のようなものではありませんが、食前や食中にプーアル茶を飲むことで食べすぎてしまった罪悪感は少し消えてくれそうですね。
血糖値に関する場合は、飲むタイミングがポイントでもあります。
プーアル茶のコレステロール値に対する影響
プーアル茶に含まれるスタチン成分が、LDLコレステロールや中性脂肪といった脂質異常症の数値を改善する効果が期待できると言われています。
LDLコレステロール値の上昇は大きな病気を招く引き金になる可能性もあるため、そういった予防効果も期待できれば嬉しいですね。
揚げ物が多い、外食続きといった方はプーアル茶を飲んでみるのもいいですね。
以上、代表的な嬉しい効果を紹介しました。
カテキンやタンニンなどのポリフェノール、そしてリパーゼの働きによって嬉しい効果が期待できますね。
お茶は食事と一緒に習慣として取り入れやすいので、一度試してみるのもいいでしょう。
プーアル茶の美味しい淹れ方
プーアル茶の効果を聞くと飲んでみたくなりますね。
せっかくなので、美味しい淹れ方についても紹介します。
中国茶だけでなくお茶全般、淹れ方によって味や風味が異なってきますよね。
プーアル茶の淹れ方は少し独特で、専用の茶器を使うことが多いですが家庭だと急須でOKです。
よりプーアル茶を美味しくいただくために、淹れ方も取得してみてください。
プーアル茶を美味しく淹れるポイント
- 急須とお湯呑みは温めて使う
- 茶葉を洗浄する(茶葉を温める)
- 1煎目は蒸らす時間を少し短めにして濃さを調整する
- 茶葉には直接お湯が当たらないように注ぐ
プーアル茶を淹れる手順
- 沸騰したお湯を茶器に入れて、急須を温める。
- 茶葉を急須の中に入れ、2回洗浄を行う。(洗浄することで茶葉を温め、茶葉の開きを行います)このとき、洗浄で使ったお茶でお湯呑みも温めておくといいですね。
- 再度、お湯を注ぎ蒸らして器に注ぐ。
茶葉は1回だけでなく数回使えるので、お好みの量や蒸らし時間で楽しんでみてください。
お茶は種類によって煮出して使うお茶もありますが、プーアル茶は沸騰したお湯を使うので間違えないようにしておきましょう。
プーアル茶を楽しみましょう
プーアル茶は発酵度合いも高めなので、少し味のクセはあるかもしれません。
また、カフェインは含まれているので飲みすぎないことやカフェインを控えている方は注意が必要でもあります。
しかし、個人的にはこの風味が好みでもあります。
効果としても健康面美容面ともに期待できるので、食事と一緒に取り入れてみてください。