部分痩せは正しい順番でやらないと、ほとんど効果がないと言われています。
ダイエットを成功させるためには、カラダの痩せやすい部位を把握して順番通りに行うのが近道。
この記事では、痩せやすい順番と効率的に痩せるための方法についてまとめました。
痩せやすい順番とは?痩せたい部位ほど後だった?
脂肪の種類によって痩せる順番がある
基本的には、健康に悪影響のある脂肪から痩せていきます。
脂肪の種類別の痩せる順番
- ①肝臓脂肪
- 肝臓内にたまった脂肪のこと。
- ②内蔵脂肪
- 胃、腸、肝臓など内臓のまわりにつく脂肪のこと。
- ③皮下脂肪
- 皮膚と筋肉の間に蓄えられる脂肪のこと。
肝臓脂肪から痩せていく
肝臓脂肪が多いと血液がドロドロの状態になるため、血流が悪くなり、全身の細胞に酸素と栄養分が行きわたらなくなるという恐ろしいことに。
カラダがだるい、疲れやすい、肩がこる、頭がぼーっとするといった症状がでてくるだけでなく、放っておくと糖尿病などの原因になります。
運動と食事の改善によるダイエットを行うと、カラダは自然な順番として危険な肝臓脂肪から取り除こうとします。
痩せる実感がない期間は内蔵脂肪が減っている
肝臓脂肪の次に減るのが内蔵脂肪です。
内蔵脂肪の怖いところは、気づきにくいうえに血糖値や血圧上昇の原因になったり血液中の中性脂肪やコレステロールを増やしたりする慢性的な悪影響があること。
ダイエットの効果をなかなか実感できない経験があると思いますが、その期間は実は内蔵脂肪を減らしていることが多いのです。
ダイエットを初めて1~3ヶ月は内蔵脂肪を減らす期間と捉えておきましょう。
内蔵脂肪を取り除くには運動だけでなく、食事の改善によっても取り除くことができるので、詳しくは次の記事を読んでください。
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痩せる順番としては皮下脂肪が最後
ダイエットで話題となる皮下脂肪が痩せる順番は、実は最後。
部位別にも痩せやすい順番もあるので、効果的に痩せていきましょう。
痩せやすいカラダの部位の順番
- 手首や腕
- ふくらはぎ
- 肩
- 上腕、二の腕
- 太もも
- 顔
- オナカ
- 腰
- オシリ
ポイント
こんな順番なんて覚えられないという人でも大丈夫です。
肝臓から遠い部分より痩せやすくなっているということに注目しましょう。
痩せやすい部位とは逆に、オシリからだんだんと太りやすいという傾向にあります。
よくよく悪者にされがちな皮下脂肪ですが、寒さや衝撃など外の刺激から守るクッションの役割など実は私たちのカラダを守ってくれる働きがあるってご存知でしょうか。
カラダは命を維持していくうえで必要なところから、皮下脂肪を蓄えていくというメカニズムがあります。
妊娠するうえで大事な子宮がある女性のほうが太りやすいというのは、カラダを守るためだったのです。
特に太るスタート地点となっている肝臓は人体で1番大きな臓器で、食べ物を分解するとでる毒を解毒して排出する役割やエネルギーを貯める役割があります。
重要であるうえに消化にもかかわっている部位であることから、守るために脂肪をためやすくなるのは納得ですね。
痩せるトレーニングは何がいい?
健康的に痩せるために必要なのは、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることです。
マッサージは効果なし
マッサージで痩せるという広告も見かけますが、消費カロリーが増えるわけでも摂取カロリーが減るわけでもないので医学的には全く効果はありません。
マッサージはむくみを取るので、一時的に痩せて見えるようになるだけです。
しかし、限度はあるのでやりすぎには注意しましょう。
食事制限には注意
食事制限を行って摂取カロリーを減らすことは、あまりオススメしません。
下手に食事制限を行うと健康を損ねるばかりか、基礎代謝を下げて消費カロリーが減ってしまい意味がないからです。
それどころか、栄養が足りずにボーッとするなど悪影響がでてくるので注意しましょう。
ヨガや筋トレがオススメ
痩せたいという人は、消費カロリーを増やすことを意識してください。
なかでもヨガは深い呼吸を促しながら行う有酸素運動なので、消費カロリーを上げるのにうってつけです。
ヨガは筋肉に少ない負荷を長時間かけるトレーニングであることから、筋トレよりも女性にとって続けやすいというのもメリットです。
→趣味のヨガをもっと楽しみたい・深めたい方の資格取得が増えているワケ
【徹底解説】ダイエット効率を上げる痩せる部位の順番
痩せる順番①:手首や腕
手首や腕は肝臓から離れていることから、最も痩せやすく太りにくい部位でもあります。
実際に手首や腕だけが太いという人は、ほとんど見かけたことはないのではないでしょうか?
手首が太く見えるという人は、皮下脂肪がついたというよりもむくみである場合のほうが多いです。
そのため、腕を細く見せたいという人は脂肪を減らすよりもむくみ解消が効果的です。
マッサージなどが効果的であるといえますが、より根本から改善していくために次の記事を参考に食事改善を行いましょう。
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痩せる順番②:ふくらはぎ
スカートをはいているときに見えることから意外と気になるふくらはぎですが、カラダ全体の中では比較的やせやすい部位になります。
ふくらはぎが痩せはじめていれば、ダイエットに成功していると判断しても大丈夫でしょう。
ただ、運動をしっかりと行っている人であれば、筋肉が張った状態で痩せていないように見えている可能性があります。
筋トレを行うと逆に筋肉がついて太くなりかねないので、ヨガのように痩せる筋肉をピンポイントで刺激していく方法が大事となります。
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痩せる順番③:肩
肩も比較的脂肪がつきにくく、やせやすい部位です。
にもかかわらず肩に脂肪がついているという人は猫背などによって血流が悪くなり、脂肪というよりも老廃物がたまっている可能性が高いでしょう。
あまり肩について気にならないという人もいるかと思いますが、肩に老廃物がたまっていると、背中から見た外見年齢が本来よりもオバさんっぽく見えます。
逆に肩がスッキリしていると、背中から美人の雰囲気が出てきます。
ヨガでほぐして、肩を若返らせましょう。
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痩せる順番④:二の腕
夏になるとワンピースなどの露出で気になる二の腕。
二の腕は太りやすいですが、その原因は普段はあまり使わないことです。
逆をいえば、二の腕は筋肉さえつければ比較的に痩せやすい部位といえ、ダイエットの効果を実感できるようになってから1ヶ月程度で痩せれるでしょう。
二の腕を痩せるために大切となる筋肉は上腕三頭筋と呼ばれるもので、腕を伸ばしたり何かを押したりするときに使う筋肉。
普段の生活ではあまり使わない上腕三頭筋はヨガで効果的に鍛えることができるので、ぜひ試してみててください。
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痩せる順番⑤:太もも
太ももあたりから、だんだんと痩せにくいイメージをもつようになるのではないでしょうか?
実際に太ももは痩せにくいです。
ですが、太ももからスラッとした足は女性の理想ですよね。
太ももは肝臓に近く脂肪をためやすいうえに、普段なかなか使わないことから筋肉が衰えて脂肪の消費がなかなかできません。
そのため、太ももをスラッとさせたいという方は継続的にダイエットを続けていく必要があるわけですね。
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痩せる順番⑥:顔
着痩せ効果も期待できない顔が丸いと、ぽっちゃりとして見られがち。
目につくため顔から痩せたいと思う人は少なくないのですが、顔は痩せる順番として比較的後ろ。
肝臓から離れていますが、もう一つの大切な臓器である脳が近くにあるため顔は痩せにくく脂肪をためやすいのです。
それでも小顔にしたいという人は、むくみを取り除くことが早く実現する方法でしょう。
いつもより顔がむくんでいるなと感じたら、朝の5分ほどヨガをトライしてみてください。
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痩せる順番⑦:お腹
実感している人も多いでしょうが、お腹は痩せにくい部位の一つ。
多くの女性を悩ませているお腹周りの脂肪ですが、大切な肝臓を守る役割があるため痩せる順番はダイエットの終盤になってからです。
お腹周りが気になってダイエットを始めたという人は、痩せるまでに時間がかかることを覚悟しましょう。
すぐに痩せるのはむずかしく、継続的に食事改善とダイエットをする必要があります。
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痩せる順番⑧:ウエスト(腰回り)
魅力をアップするためにくびれがほしいと思う人は多いと思いますが、ウエストはインナーマッスルが多くなかなか鍛えづらいことからオナカよりもダイエットが難しい部位になります。
女性であれば、腰回りを冷やすと脂肪で子供を生むのに大事な子宮を温めようとするカラダのメカニズムが働くので、脂肪がつきやすく落ちにくいという場所になります。
更に猫背などで骨盤が歪んでいたりすると、脂肪がなくても血流が悪くなり太って見えるように。
ウエストは脂肪を落とすのは時間がかかりますが、むくみを解消するだけなら比較的早く効果が期待できるので、ヨガで骨盤を正しい位置にもどしましょう。
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痩せる順番⑨:お尻
お尻はカラダのなかで最も皮下脂肪がたまりやすい部分で、太る順番も一番最初です。
そのため、最近お尻にお肉がついたかもという時点で、ダイエットを始めれば比較的カンタンに痩せることができます。
とはいえ、お尻の脂肪は目につかないことから見逃しやすく、太ったことに気づかずに放置してしまいがち。
その結果、他の部位にも脂肪がついたタイミングでお尻痩せしようと決意しても、痩せにくさから挫折することに。
お尻がたるんだかもと思うことがあったら、すぐにダイエットしていきましょう。
なかなか使わないお尻の筋肉こそ、ヨガがオススメです。
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痩せたい部位があるなら痩せる順番を意識しよう
ダイエットは、なかなか成果がでなくて挫折してしまう人は少なくないのではないでしょうか?
ダイエットに失敗しないためにも、太るメカニズムを把握して簡単な部分から順番に痩せていくのがオススメ。
ベストのダイエット方法は気になる部分を引き締めるようにしながらも、全体が痩せるようにダイエットもしていくこと。
そうすれば、気になる部分を解消できるうえに、全体的に健康的に痩せていくことができますよ。
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