むくみは太るとは異なりますが、むくみにより膨張して見えてしまいます。
むくみを取ることですっきりとしたイメージを与えることができるため、今回は管理栄養士である筆者がむくみを取る食べ物をご紹介いたします。
むくみの原因は?
むくみに悩む女性はたくさんいると思います。
そもそもなぜ、むくみが生じるのか。
むくみの原因①:病気
数は比較的少ないですが、疾患によるむくみもあります。
疾患によるむくみの場合よくある症状
- 尿量が減る
- 体重増減が激しい
- 息切れ
- パンパンに腫れる
こういった症状がでてくると、疾患によるむくみの可能性も高いため医療機関を受診しておきましょう。
むくみの原因②:血行不良
女性においては、冷え性や血行不良が大きな原因といわれています。
デスクワークのため、座りっぱなしという状況もカラダを動かさないために血行不良が生じ、むくみが起きています。
夜になると足や顔がむくむ、もしくは一過性の場合は血行不良が関係していることが多いです。
ほかにも、水分や塩分の摂り過ぎ、睡眠不足、飲酒などの食べ物も影響を及ぼします。
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むくみを取り除く食事
疾患ではないむくみの原因は、血液循環が悪いことが大きく関係してきます。
その場合は、こまめにカラダを動かすことや冷え性改善といった体質改善が必要です。
では、食べ物でむくみ解消に役立つことはないのか。
むくみと食べ物の関係は、むくみの原因となる塩分を外に排出し、水分の調整がポイントになってきます。
むくみを取るミネラル”カリウム”
カリウムという成分を聞いたことがありますか?
カラダに含まれる塩分(ナトリウム)外に排出してくれるはたらきがあります。
塩分を外に排出という点で、血圧を下げるはたらきもあり高血圧症の方にも推奨させる成分です。
カラダの中の塩分が多くなると余分な水分も溜め込みやすくなるため、むくみにつながります。
しかし、カリウムを摂取することで余分な塩分と水分が排出させ、むくみを取ることに役立っていきます。
ただ、腎臓の悪い人はカリウムを摂りすぎると負担がかかってしまうため注意しましょう。
むくみを取る食べ物4選
厚生労働省から発表されている、日本人の食事摂取基準(2015年)では、18歳以上男性で1日2,500mg、18歳以上女性では1日2,000mgが目標量とされています。
さらに、高血圧の予防としては男性で3,000mg、女性で2,600mgとなってます。
むくみを取る食べ物4選として、カリウムを多く含む食べ物をご紹介いたします。
アボカド(100gあたり720mg)
「アボカドはカラダにいい」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
森のバターとも呼ばれるほど美容や健康に良い油が豊富な食べ物ですが、実はカリウムも豊富な食べ物です。
100gあたり720mgのカリウムが含まれていますが、これはアドカド1個の可食部(食べられる部分)に匹敵します。
なんと、アドカドを1個食べるだけで約1/3の必要量を満たしてくれます。
年中スーパーに売られており、サラダに一品追加するなど比較的使いやすい食べ物ですので、いつもの食事にぜひプラスしてみてください。
バナナ(100gあたり360mg)
手軽に摂取できるという点では、オススメな食べ物ナンバー1です。
バナナ1本約100gですので、バナナを毎日1本食べることはむくみを取ることにつながっていきます。
バナナの良いところは、安価で朝食や小腹が空いたときの間食にも最適であることといえるでしょう。
ほうれん草(100gあたり690mg)
野菜の中でカリウムの多い食べ物の1つが、ほうれん草です。
100gあたり690mgととても多いのですが、これは生に含まれる含有量。
通常のほうれん草はアクが強いのでゆでて食べる物ですが、カリウムは水に溶けるミネラルであるため、ゆでるとカリウム含有量が490mgと大きく減少します。
サラダ用ほうれん草の場合は生で摂取でき、カリウム含有量も失われることが少ないのでオススメです。
ほかにも野菜においては、小松菜やモロヘイヤなど緑色の葉野菜は比較的カリウムは多い食べ物です。
しかし、ほうれん草と同様にゆでることでカリウムは減っていくので調理方法には注意していきたいですね。
キノコ類(100gあたり350-450mg)
キノコもむくみ取りにオススメな食べ物です。
キノコ1パック約100g入っていますので400mg前後のカリウムが摂取できます。
あえてキノコの種類ではなく「きのこ類」と記載しましたが、マッシュルーム、しめじ、エリンギなどどのキノコでもどれも豊富に含まれています。
また、キノコはスープに入れる用途も多く、野菜のようにゆでこぼしによるカリウム喪失が少ないのが特徴。
キノコでむくみを取るには、スープや鍋に入れて食べてみましょう。
食事でむくみを取ろう
むくみ取りの食べ物には、水分と塩分がポイントになってきます。
とり過ぎた塩分は、カリウムで排出していきましょう。
そして、むくみをおこさないためには日ごろから塩分をとりすぎないこと。
体質改善として、冷え性や血行不良を避けることが大切になってきます。
塩分をとり過ぎた際には、ぜひ今回のむくみを取るオススメな食べ物を参考にしてみてください。
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