ヨガのポーズでも、リラックスを重視したい方にとって魚のポーズは人気の高いポーズの一つ。
呼吸の入りが良くなり、私自身もスッキリしたいときによくヨガのポーズとして取り入れます。
ただし、頭頂を床につけて頭の血流を逆流されるので少し注意点も必要です。
そこで今回は、魚のポーズの正しいやり方、そして役割といった基本をお伝えします。
ヨガの魚のポーズとは?
魚のポーズは、サンスクリット語で「マツヤ・アーサナ」と呼ばれています。
マツヤが”魚”という意味になります。
魚のポーズはリラックス系のヨガで取り入れたり、ヨガクラスの後半で臥位のポーズとして組み込まれていることが多いです。
マットやタオルがあればどこでもできるポーズですので、寝る前のリラックスタイムにも行いやすいので正しい方法を理解して、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
ヨガの魚のポーズで得られる4つの効果
呼吸を深める(リラックス効果)
魚のポーズでは、大きく胸を開きます。
これから冬にかけて寒くなると、肩が内側に入り込んで呼吸の入りも悪くなってしまいがちです。
魚のポーズで胸を開きながら呼吸を行うことで、意識的に呼吸を深めることができます。
呼吸を深めることで心身ともにリラックス効果が期待できます。
緊張やストレスが多い現代で、健やかな心と身体を保っていくためには「リラックスする時間を持つこと」が大切です。 しかし、忙しいからと自分を労わることを後回しにしている方はとても多いですよね。 「忙しくて時間がないから何もできない![…]
→リラックスに最適な瞑想の方法とは?簡単にリラックスできる瞑想のやり方を解説
甲状腺の活性化
魚のポーズは、喉元がしっかりと伸ばされます。
喉ぼとけ付近には甲状腺があり、甲状腺ホルモンを刺激し活性化することができます。
甲状腺ホルモンは、カラダの成長や新陳代謝にも関係するホルモンですので免疫力や代謝アップの効果も期待できそうですね。
気温とともに免疫力も下がりがちになるこの季節。 風邪やインフルエンザ、コロナウィルスも流行していますが、病気になっている暇はないこのシーズン。 ヨガで免疫力を高めて元気に過ごしましょう! そもそも免疫力とは? カラダに備[…]
→ヨガで免疫力を高めて風邪予防!免疫力を高めるヨガポーズ3選
小顔効果
これは女性にとって嬉しいですね。
魚のポーズは、顔まわりの血流が良くなります。
その結果、リンパの流れがよくなり老廃物を排出しやすくなることでデコルテや顔まわりがすっきりとした印象に。
顔がむくんでいるなと感じる方は、美容効果の目的でもポーズを取り入れてみてください。
朝起きて、鏡を見た際に顔がむくんでいると、テンションが下がりますよね。 そこで今回は「朝の5分でシュッとした小顔を目指す」自宅でできる簡単なヨガのポーズを紹介していきたいと思います。 5分間の朝ヨガをして顔のむくみを取る! […]
→朝の5分で顔のむくみを解消するヨガ!シュッとした小顔になる顔のむくみ解消のヨガポーズ
首・肩こりの改善
顔同様、首や肩の凝りをほぐしてくれます。
普段、スマホやパソコンなどで下を向く機会が多いですが使わない筋肉を伸ばして肩こり改善にも役立ちます。
魚のポーズでは、普段の動きとは違う動きを行えるので血流改善効果があります。
その結果、首や肩こりの改善は期待できます。
デスクワークが多い方にもオススメです。
リラックスと同時に、顔から首や肩にかけてスッキリするポーズですのでなんだか頭や肩が重たいなと感じる方は挑戦してみてくださいね。
運動不足の解消もままならない日々。 そのうえ「デスクワークの時間が増えた」という人にいたっては、“首・肩こり”が悪化の一途をたどっているのではないでしょうか。 この部分のこりは筋肉の疲労でダル重さを感じさせるだけではなく、頭痛や[…]
→首・肩こり酷くなってない?姿勢改善&血行促進ヨガポーズ3選
ヨガの魚のポーズの正しいやり方
では、そんな魚のポーズの効果を高めるためにも正しいやり方を解説します。
- 仰向けになります。手の平は床に向けて、お尻の下に手を忍ばせます。
- 肘と肩甲骨を内側に寄せながら、肘で床を押して胸を天井へと持ち上げていきます。
- 頭頂部を床につけ、首〜喉ぼとけを伸ばします。
- 深い呼吸とともに、胸へとたっぷり呼吸を届けてリラックスします。
- ポーズを解くときは、ゆっくりと両腕を解放させて仰向けの状態へと戻ります。
このポーズは、しっかりと胸を持ち上げて広げることが大切です。
しかし、無理して腰を反らしたりするとカラダを痛めてしまう原因になるため注意も必要です。
頭頂を床につけるため、少しくらっとしてしまう人もいるので次に注意点を挙げていきます。
魚のポーズの注意点
めまいや吐き気に注意
魚のポーズは頭を下にして行うため、人によってはめまいや吐き気を伴うことがあります。
必ず、ゆっくりとした動きで行う。
同時に気分が悪くなってしまう場合は、無理せずにポーズを解いてください。
はじめは数呼吸から行なってみましょう。
首や頭上に痛みを感じる
このポーズは上半身を持ち上げて、頭や首へと体重を預けます。
必ず、肘で床を押す力も利用して首や頭上への負担を軽減させながらポーズをとっていきます。
後頭部が床についていたい場合は、タオルを敷いて痛みを軽減させる工夫などを行なっていきましょう。
慣れるまでは、頭頂部ではなく後頭部あたりを床につけるようにして調整してみるのもポイントです。
必ず呼吸を行う
魚のポーズは呼吸に意識しながら胸を開くのもポイントになります。
呼吸が止まってしまうと緊張状態にもなってしまうので、深い呼吸が行える姿勢を意識してみましょう。
胸を開き、喉ぼとけの伸びを感じ、頭頂部まで血流が流れる感覚がするのでとても気持ちよく感じます。
慣れてくるとまぶたを閉じて、リラックス効果を高めてみましょう。
目を閉じると余計な雑念が払拭されるので、気持ちの面でもリラックスできますよ。
魚のポーズで心のリラックスを目指しましょう
魚のポーズは寝る前の習慣にすることもオススメです。
ベッドの上で行うこともできるので、寝る前にポーズを取りながら数呼吸してみる。
リラックス効果と同時に、落ち着いた気落ちで眠れるので翌朝の目覚めもすっきりするかもしれないですね。
私も寝る前のルーティンとしてるので、ぜひみなさんも日々の習慣に取り入れてみてください。