それとも自信がありませんか?
もし、自分に自信を持てない方がいらっしゃるならば「瞑想」を習慣化することをオススメしたいです。
今回の記事では「自分に自信をつける」という目的に絞って瞑想することについて解説します。
自信がない原因は「不安」
自分に自信が持てない理由は人それぞれ。
外見や性格のコンプレックス、収入、環境などさまざまな理由で人は不安になり、その不安が自分に対する自信を喪失させてしまいます。
しかし、不安のほとんどは漠然としたもので、本来は存在しないものです。
「今」が幸せなら将来にも希望が持てますし、過去の苦い経験も「自分にとっては必要だった」「あの出来事があったから今がある」と思えるもの。
そして、不安を消す方法は「今、この瞬間に幸せを感じること」です。
今に幸せが感じられると、漠然とした不安は消すことができ、漠然とした不安が消えると、安心感に包まれ、自分に自信が持てるようになります。
なぜ、自信がない人に瞑想がオススメなのか
瞑想は「今」に意識を向けるテクニックです。
まだ起きていない未来を憂いたり、変えることのできない過去をなげくのは「今を生きていない」から。
瞑想を習慣にすることで「今」「生きているだけ」「呼吸しているだけ」でも十分幸せであることが理解できるようになります。
すると、次第にこの先何があろうとも「すべてがうまくいくようになっている」と心から思えるようになるです。
この気持ちを継続することで、揺るぎない自信へとつながります。
自信のない人は負の渦の中にいる
自分に自信がないという方のほとんどは、いつも不安な気持ちでいっぱいです。
- こんな私でいいのか。
- 私がこんなことしちゃいけない。
- こんなことを言っちゃいけない。
- この場にいてはいけない。
どんどん消極的になっていきます。
そして、こんな消極的なことではダメだとますます落ち込んで、自信がなくなってしまうんです。
自分に全く自信がないという方は大抵そうした負のループに落ち込んでしまっている場合がほとんどだと思います。
自信を持つためには、負のループを断ち切ることがとても重要なんですね。
瞑想で負の渦から離れよう
負のループを断ち切るために役立つのがヨガの瞑想です。
今から約6000年前のインドで生まれたヨガは、もともと自分の心をコントロールするためのものでした。
不安や恐怖や悲しみや怒りといった気持ちにかき乱されず、いつも穏やかに落ち着いた心を持つこと。
そのために用いられたのがヨガであり、ヨガの瞑想だったのです。
ですから、瞑想をすることで不安でいっぱいの負の渦も断ち切ることができるんです。
では、さっそく自信がない時に役立つ具体的な瞑想法をご紹介していきましょう。
自分に自信がない人におすすめの瞑想法5つ
自分に自信をつけるための瞑想方法として5つの手法をオススメします。
イメージング瞑想
その1つが「イメージング瞑想」です。
これを続けているうちに、脳のしくみで勝手に理想の自分に近づいていけます。
回数を重ね、理想の自分が本当の自分だと確実にリンクさせることができれば、効果が出るまでに時間もかかりません。
イメージング瞑想のやり方
- 自分がなりたい理想像を紙に書き出す。
ポイント
外見のことでも内面のことでもOKですが、本当に自分が望む姿を明確、具体的に紙に書き出してみてください。
悪い例
「私は美人で、明るく、人気者になりたいです。」⇒これでは具体性がなく、漠然としているので、どんな女性なのかイメージがわきません。良い例
「私は○○のようなアジアンビューティーな女性で、人を楽しませる話が上手なのでいつも周りを明るくし、多くの人から慕われていて、楽しい毎日を過ごせていることに感謝しています。」⇒このくらい具体的に書き出せると、理想の姿がより具体的にイメージできると思います。
また、自分が「すでにその姿である」と思い込むことが大切なので、「感謝しています」と言い切ることも大切。
- 静かな場所に座り、目を閉じる。
- 10回〜30回ほど、体がリラックスするまで腹式呼吸を行う。
- 体がリラックスし心も落ち着いたところで、紙に書き出した理想の自分を頭の中でありありと思い浮かべる。
- 理想の自分になって体験していることや感覚も、しっかり味わう。
夜寝る前にすると効果的とされますが、いつでも好きなタイミングで行なってください。
日中、自分に自信をなくしそうな時に行うのもOKです。
強く信じきること、理想の自分を感じきることが大切。
そのためにも瞑想をして心を静かにすることで、「今の私は…」とか、「そうは言っても…」と言った、心の制限や思い込みを外すことが重要です。
アファメーション瞑想
具体的なイメージがわかない人には、もっと簡単に実践できる「アファメーション瞑想」をオススメします。
アファメーションとは簡単に言うと「ポジテティブな口癖」のこと。
例えば「私、何食べても太らないんだよね〜」と毎回本気で言っている人は本当に太りませんし、「私、水を飲んだだけで太るんだよね〜」と言っている人は、本当に水を飲んだだけで太ってしまう傾向にあります。
言葉を変えると人生が変わると言われますが、アファメーションはそれを意識的に活用する術です。
鏡に映る自分に向かって行うアファメーションや、スマホの待ち受けを活用するアファメーション、トイレで行うアファメーションなど、やり方はたくさんありますが、ここでは瞑想中にアファメーションを行う方法をご紹介しましょう。
アファメーション瞑想のやり方
- 楽に座り、呼吸に意識を向けて瞑想を行う。
- 体がリラックスし、心も落ち着いてきたところで、自分のしっくりくるポジティブな言葉を心の中で繰り返し唱える。
【例】
- 「私はとても幸せです」
- 「私の人生は素晴らしい」
- 「私は私を愛している」
- 「私には無限の価値がある」
- 「私はとても豊かだ」
上記に違和感があれば「ありがとう」だけでもOKですし、気分で言葉をつくるのもオススメです。
唱える時間は、はじめは10分くらいからスタートし、慣れてきたら徐々に時間を増やしていきましょう。
就寝前の瞑想時、朝の瞑想時にアファメーションを取り入れると効果的とされます。
特に朝のアファメーション瞑想を行うことで、一日中良い気分で過ごすことができます。
良い気分で過ごすことは、最強の開運方法であり、自分に自信を持つ最強の方法です。
音楽瞑想
不安な時、自信がない時には誰でも音楽を聴きたくなりますよね。
明るく、自分を助けてくれるような音楽を聴きたくなる人って多いと思います。
しかし、「音楽瞑想」はただボンヤリ聞くだけではいけません。
何かをしながらBGMのように聞くのではなく、音楽を聴くことに集中しましょう。
音楽瞑想のやり方
- 椅子に座るか、あるいは仰向けになってもいいでしょう。
- 目をつぶります。
- そして、音楽に注意深く耳を傾けます。
ポイント
- どんな音を使っていますか?
- どんな楽器を使って演奏をされていますか?
- メロディーは何重奏になっていますか?
- 歌声が入っている場合、それは男性の声ですか、女性の声ですか?
- 細かい一つ一つのことに最新の注意を傾けて、音楽を聴いてみましょう。
- 長い時間、集中することはとても大変ですから、短い時間でもOK。1分間でも30秒でもいいので、音楽の音一つ一つに注意を傾けてみましょう。
こうして音楽にしっかり集中をすることで、負のグルグルから離れることができます。
少しでも負のグルグルから離れると、不思議なほどリラックスできるんです。
そして、新しい視点で自分のことを見つめなおすことができます。
そうすると、あんなに自分はダメだって思っていたけど、そうでもなかったかもしれない…と冷静に考え直すことができるんですね。
こうして、少しずつ自信を持つことができるようになります。
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空の瞑想
「空の瞑想」は、その名の通りしっかりと空を見つめて行います。
空の瞑想のやり方
- ただボケッと空を見やるだけでなく、空そのものを注意深く観察しましょう。
ポイント
- 今日の空は何色ですか?
- 濃い青ですか、薄い青ですか、それとも濃い灰色ですか、うすい灰色ですか?
- 雲は流れていますか、同じところに浮かんでいますか?
- どのような雲が流れていますか?
- 光はどのように差し込んでいますか?
音楽瞑想の時と同じく、空そのものを注意深く観察することで、負のグルグルから離れることができます。
空は毎日変わりますから、毎日でも観察して飽きませんよね。
それに広い空を見上げることで、自分に自信がないなんてクヨクヨしていた悩みが小さく感じることもあります。
自信がない時に、空の瞑想は私の中ではかなりオススメです。
コブラのポーズ
ヨガのポーズを取ることも瞑想の一種です。
なかでも「コブラのポーズ」は自信がない時や落ち込んだ時に行うことがオススメ。
呼吸や筋肉の収縮、カラダの変化を注意深く観察しながら行ってください。
コブラのポーズのやり方
- うつぶせの姿勢になる。脚はそろえ、足の甲は床につける。手は手のひらを床につけて、肩のそばにおく。
- 額を床につけて、息を吸う。
- 息を吐きながら、額を床から上げる。
- 息を吸って吐きながら、顔を前に向ける。
- 息を吸って吐きながら、胸をそらせる。
- 息を吸って吐きながら、腕をしっかり伸ばしきる。
- 息を吸って吐きながら、できる限りカラダをそらせる。この時、首の後ろが縮まないように注意する。
- 10秒間キープして、ゆっくりと①の姿勢に戻る
コブラのポーズは胸をそらせるため、自然と呼吸が深くなります。
深い呼吸を繰り返すことで、積極的な気持ちに変わっていくわけです。
明るい気持ちになったら、暗闇に光が差し込むように、自信のない自分の暗い心に少しだけ明かりが差し込みます。
ぜひ、お試しください。
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瞑想で「自信がない」を克服しよう!
瞑想をするだけでも心身は整い、自分に自信をつけることが可能ですが「イメージング」や「アファメーション」を併用すれば、もっと効果が早く出てくるでしょう。
理想の自分が明確にイメージできる、ポジティブな言葉が口癖になると、どんなことも前向きに捉えることができるようになり、それが自信につながります。
自信を手に入れて、前向きな毎日を送りましょう!
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