とはいえ、食欲不振をそのまま放置してしまうと夏バテの原因に。
今回は食欲不振の時に食べたい食欲を復活させる3つの食べ物について紹介していきます。
食べ物が入らない食欲不振の原因
食欲不振が起こる主な原因の一つはは自律神経の乱れ。
もともと私たちが食欲を感じるとき、消化吸収を活発にする副交感神経が優位にはたらいています。
例えば、人間関係や仕事のプレッシャーなどを感じている時はあまり食欲がわかないですよね。
これはストレスで交感神経が過剰に刺激されて副交感神経が弱まるから。
特に夏に食欲不振になりがちなのは、暑さのストレスで副交感神経のはたらきが弱くなり胃腸の働きが鈍くなるからです。
さらに、クーラーのきいた室内と外の急激な変化によって自立神経は乱れがち。
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その結果、胃腸の機能が低下して食欲不振になってしまうのです。
この食欲不振を放置していくとカラダの栄養が足りなくなり、夏バテを引き起こしてしまいます。
そこで食欲不振のときにこそ食べたい、食欲を増進してくれる食材について解説していきます。
食欲不振の際に食べたい食べ物3選
食欲不振に食べたい食べ物1:トマト
トマトはリコピンがたくさん含まれる食材として知られていますが、それだけでなく脳をリラックスさせるのに使われるアミノ酸であるGABAもたくさん含まれています。
GABAはストレスを和らげたり、脳に酸素や血流を行き渡らせたり自律神経を整えるのに必要なアミノ酸。
トマトは、この自律神経を整え食欲不振を改善してくれるGABAを一日に必要な分だけ含んでいるです。
また、酸味があって欲がないときにも食べやすいのも◯。
更に、糖分を効果的にエネルギー変えるのに必要なビタミンB1や、夏に不足なりがちなミネラルも摂取できてしまうので一石二鳥のような食材といえます。
美容にも健康にもよいので、毎日でも取り入れたいですよね。
食欲不振に食べたい食べ物2:乳製品
乳製品には「トリプトファン」が豊富です。
トリプトファンは、しあわせホルモンで有名なセロトニンの材料となる栄養素。
セロトニンは自立神経を調整するのに重要な成分で、自立神経を食欲をカラダに最適な状態に調整してくれます。
セロトニンは日光を浴びることによって作ることができますが、材料となるトリプトファンは体内で作り出せませんので豊富に含む乳製品でとりいれましょう。
しかも乳製品には体力温存効果もあるタンパク質も豊富。
食欲がないときでも、カラダを構成する栄養分と自立神経を調整するのに重要な成分を同時に取り入れることができる乳製品を積極的に食べましょう。
食欲不振に食べたい食べ物3:ショウガ
栄養的にはあまり高くないですが、胃液の分泌を促進して消化吸収を助けるショウガも食欲がないときはオススメ。
殺菌作用も高いので、食中毒の予防にも効果的です。
とはいえ、ショウガはカラダを温める印象が強い方が多く、夏に食べるのはちょっとなぁという人もいるかも知れませんが、実はショウガは生で食べるとジンゲロールという成分があり体内の熱を取り除いてくれる効果があります。
そのため、季節に応じて加熱して食べたり、生で食べたりしましょう。
古くから漢方で薬として利用されるだけのありカラダへの刺激が強いので、生のショウガであれば一日5スライス(約10グラム)を目安に食べすぎには注意してください。
質のいい食べ物を食べて食欲不振を解消しよう
今回食欲がないときに積極的に摂取したい食べ物を紹介しました。
食欲不振になったことは誰しもがある経験ですよね。
食欲がないときは量よりも質。
食欲がないのはカラダの不調を表すサインでもあるので、栄養価の高いものを食べて解決していきましょう。
特に夏はあまりの暑さに食欲をなくし、気がついたら悪化して夏バテになんてならないように食事を改善するのが重要です。
また、食欲不振の際は自律神経の乱れも考えられるので、最近寝不足であったり、人間関係や仕事のストレスを感じている人は生活全般を見直すことをオススメします。
生活と食事を総合的に見直して、食事を美味しく食べましょう。
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