耳鳴りとは、何も音が鳴っていないはずなのに、キーンとか、ジーンといった音が聞こえてくることを言います。
耳鳴りが聞こえたら、脳や耳がおかしいんじゃないかと、とても心配になりますよね。
眠ろうとしている時に耳鳴りが聞こえてきたら、眠りの妨げにもなってしまいます。
耳鳴りをヨガで解消することはできるのでしょうか?
今回は、ヨガと耳鳴りについて、解説していきたいと思います。
耳鳴りの原因
大きな音
耳元でものすごく大きな音を聞いた直後、耳鳴りが起こります。
ほとんどの場合は一過性で、少し時間がたてば治ります。
耳アカや、水
耳アカがたまりすぎて、耳鳴りが聞こえる場合もあります。
耳掃除はキチンとして、耳アカをためすぎないようにしましょう。
また、耳に水が入ってしまった時も、耳鳴りが聞こえてくる時があります。
水が入った方の耳を下にして軽く跳ねたり、水が入った耳を下にして横たわるなどして、耳から水を出しましょう。
薬の副作用
薬の副作用で、耳鳴りが起こる場合もあります。
心当たりがある時には、早めに病院に相談しましょう。
病気
突発性難聴や、老人性難聴の難聴の方は、耳鳴りの症状が起こります。
また、メニエール病などでも耳鳴りは起こります。
そのほかの耳の病気の場合も、耳鳴りの症状に悩まされることは、とてもよくあるようです。
病気が原因の耳鳴りで悩まされている場合には、病院に相談をしましょう。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、頭痛、めまい、肩こり、多汗、吐き気、不眠など、カラダに様々な不調が起きることは有名ですよね。
人によっては、自律神経の乱れで、耳鳴りが起きることもあるんです。
自律神経による耳鳴りの場合には、ヨガが大いに役立ちます!
ヨガで自律神経の乱れを治し、耳鳴りの改善を目指しましょう。
→自律神経を整えるために効果的なヨガポーズ3選!ダルい、眠れないは自律神経失調性かも?
耳鳴りに効くヨガ呼吸
自律神経を整えるには、呼吸を整えることが有効です。
ヨガ呼吸で、ゆったりと呼吸を整えましょう。
やり方
- 安定座で座る。安定座が難しい場合には、椅子に座っても良い。背筋は伸ばしておこう。
- 手のひらを上に向け、人差し指と親指で軽く輪を作って、ひざの上に乗せる。
- 目をつぶる。
- ゆったりと16秒間かけて息を吐く。
- 4秒間で息を吸い込む。
- ④と⑤を繰り返す。
耳鳴りに効くヨガポーズ
自律神経は、背骨のそばを通っています。
背骨の周辺の筋肉がコチコチに固まりすぎてしまっていると、自律神経がうまく働かなくなってしまいます。
背骨の周辺の筋肉をしなやかにほぐすことで、自律神経が活発に働くことができるようになるんです。
背骨のまわりのコチコチの筋肉を、やわらかくほぐしていきましょう。
ネコのポーズ
ネコのポーズは、背骨の周辺の筋肉をしなやかにほぐすのに、うってつけのポーズです。
リラックスして行いましょう。
やり方
- 四つ這いになる。
- 息を吐きながら、背中を丸くしていく。この時、視線はおへその方に向ける。
- 息を吸いながら、①に戻る。
- 息を吐きながら、背中を反らせていく。この時、視線は天井の方に向ける。おしりの穴を天井に向けるようなイメージで。
- ②~④を5回繰り返す。
ねじりのポーズ
背骨をねじったりゆるめたりする動きで、背骨まわりの筋肉をさらにほぐしていきましょう。
このポーズでウエストも引き絞ることができますので、くびれ効果も期待できます。
自律神経を整えると共に、美しいカラダも手に入れちゃいましょう。
- 長座の姿勢で座る。
- 右ひざを立て、右足を左脚の外に置く。
- 左脚を曲げ、左の足を右のおしりのそばに置く。この姿勢がキツイ場合には、左脚を伸ばしたままでもOK。
- 息を吸って吐きながら、カラダを右側にねじっていく。
- 左手を右ひざにひっかけて、さらにねじる。
- 限界までねじり、5秒間キープ。
- 脱力し、全身の力を抜く。
スフィンクスのポーズ
スフィンクスのポーズで、背骨をさらにしなやかに反らせていきましょう。
リラックスできるポーズになりますので、夜、寝る前などにもオススメのポーズです。
ムリのない範囲で、ゆったりと行ってみましょう。
- 正座の姿勢になり、両肘を床につける。この時、ひじが横に開かないように注意する。
- 両脚を片方ずつ伸ばして、おへそ、両脚などを床につける。
- ひじで床を押しながら、反りあがる。この時、お腹が浮かないように注意する。首の後ろは縮めずに、しっかりと伸ばしておく。この姿勢で30秒キープ。
- ゆっくりと元に戻る。
→ヨガのスフィンクスのポーズとは?3つの効果と正しいやり方を徹底解説
チャイルドポーズ
背骨を反らすポーズを行った後は、背骨をしっかり伸ばしましょう。
チャイルドポーズは、背骨を反らすポーズとセットで行うと効果的です。
リラックスできるポーズにもなります。
リラックスすることで、自律神経が整いますので、ぜひ行いましょう。
- 正座の姿勢になる。
- そのまま、両手を伸ばして、上体を前に倒す。深い呼吸をしながら、しばらくそのまま、キープしよう。
- 気持ちよくリラックスできたなと思ったら、ゆっくりと①に戻る。
→ヨガのチャイルドポーズとは?4つの効果と正しいやり方を徹底解説
軽度の耳鳴りはヨガで治そう
耳鳴りには、ここであげたほかにも、重大な病気がひそんでいる場合があります。
耳鳴りが起こったら、まずは早めに、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
重大な病気ではないと診断がついたら、ヨガで自律神経を整えることが大切になってきます。
自律神経を整えて、おだやかに耳鳴りの緩和を目指しましょうね。