いざ、ベッドに入っても悩み事や考え事が頭のなかをグルグルまわり、「あぁ、あまり眠れなかったな」というスッキリしない朝を迎える…、それも頻繁に。
睡眠は身体や脳を休ませ、回復させる大切な時間。
それが十分に取れないと、「疲労感が抜けない」「頭がボーッとして集中力が続かない」など日常生活に支障をきたすようになります。
ですが、そうと分かっていても、悩みもストレスもなく毎日グッスリ眠れる生活なんて、ほとんどの人にとっては夢のような話しかもしれません。
そこで今回は、睡眠の悩みを抱える人にオススメのヨガのポーズを3つ写真と動画で紹介していきたいと思います。
それでは、さっそく動画のスタートです!
ストレス不眠でもぐっすり眠れるヨガポーズ3選
- 背中を伸ばすポーズ
- ラクダのポーズ
- 胸を開くポーズ
眠りの悩みを抱える人は5人に1人、もしくはそれ以上だと言われています。
「眠りたいのに眠れない」「夜中や早朝に目が覚めてしまう」「眠りが浅い」「寝起きがスッキリしない」など、経験がある人のほうが多いでしょう。
そして、このような悩みの背景にあるのは、やはり心の問題です。
悩みやストレスがあることで交感神経が優位に働き、就寝前になってもなかなかリラックスできないことも関係しています。
ヨガやストレッチでは、心地よい身体の伸びと、ゆったりとした呼吸が副交感神経を優位にする手助けをしてくれるので、上記の悩みに心当たりがある人は、ぜひ取り入れてみてください。
それでは、ここからは画像をもとに、グッスリ眠れるヨガポーズを1つ1つ解説して参ります。
ぐっすり眠れるヨガポーズ①:背中を伸ばすポーズ
ひとつめのポーズは、「背中を伸ばすポーズ」。
足を伸ばして前屈をするポーズです。
「背中を伸ばすポーズ」やり方
- 足を伸ばして座る
ポイント
背筋をしっかり伸ばします。両手はお尻の横につきましょう。 - 息を吸って上にスーッと伸び、吐く息で体を前に倒していく
ポイント
股関節から前屈するようにしましょう - さらに息を吐きながら前屈を深める~呼吸を5回
ポイント
届く人は手でつま先をつかみます。自分のペースで気持ちいいと感じる呼吸を繰り返します。下半身の伸びがつらい人は、ひざを軽く立ててもOK。
頭を下に向けて脱力することで、神経の高ぶりを沈めましょう。
このポーズを取ることによって、姿勢を保持するための背中の筋肉の緊張が和らいでくるのを感じられるでしょう。
身体の背面には疲労が蓄積しますので、伸ばしてあげることでなんとも言えない心地よさを感じられるはず。
また、考え事が多い人は頭部の帽状腱膜(前頭筋と後頭筋の間にある)が硬くなりがちだと言われているので、頭を下に向け、脱力することで締め付けを緩めていきます。
ぐっすり眠れるヨガポーズ②:ラクダのポーズ
続いてのポーズは、「ラクダのポーズ(ウシュトラ・アーサナ)」。
サンスクリット語でウシュトラ=ラクダの意味を持ち、ラクダのこぶのように胸を突き上げることに由来しているヨガのポーズです。
「ラクダのポーズ」やり方
- ひざ立ちになる
ポイント
足は腰幅程度に開きます。つま先を立て両手を腰に添えます(指先は下に向ける) - 息を吸って胸を張り、吐く息で身体をうしろに倒していき、片手ずつそれぞれのかかとをつかむ
- 頭をうしろに倒す~呼吸を5回
ポイント
胸を開いて突き上げましょう。股関節は前に押し出すようなイメージです。身体に痛みがある人は後屈を深めず、目線を斜め上に向ける程度にとどめます。起きてくるときは片手ずつ腰に添えてゆっくりと。
背骨をひとつずつ積み重ねてきましょう。
ポーズ①「背中を伸ばすポーズ」では前屈、ここでは後屈によって、疲労が蓄積しやすい背中をストレッチすることで、身体がフワッと軽くなるような感覚を味わえるでしょう。
胸がグーンと開くことで、無条件の愛をつかさどる「アナーハタ チャクラ」が刺激され、自己愛が高まり、気持ちが前向きになるといった効果にも期待できます。
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→ヨガのラクダのポーズとは?4つの効果と正しいやり方を徹底解説
ぐっすり眠れるヨガ③:胸を開くポーズ
最後は、「胸を開くポーズ」を取っていきましょう。
「胸を開くポーズ」やり方
- 足を伸ばして座り、両手はお尻のうしろにつく
- 息を吸って背筋を伸ばし、吐く息で頭をうしろに倒していく~呼吸を5回
ポイント
胸を斜め上に突き上げます。左右の肩甲骨を中央に寄せ、胸をしっかりと開きましょう。頭をゆっくりと持ち上げて起こしてきます。
ポーズ②「ラクダのポーズ」でもお伝えしたように、胸を開くことは気持ちを前向きにし、不安を和らげることにも期待できます。
「負の感情の放出」をするようなイメージで、胸だけではなくお腹のあたりまでグーンと大きく引き伸ばしてみましょう。
ストレスで眠れない方も気持ちいいヨガで快適な眠りを!
いろいろと考え事をしてしまって眠れない…。
不安や緊張を抱えたままベッドに入っている……。
そんな夜は、就寝前にこれらのポーズを試してみてください。
もちろん、身体が心地よさを感じるほかのポーズ・ストレッチと組み合わせてもOKです。
みなさんの睡眠の悩みが少しでも改善され、気分よく翌朝を迎えることができるよう願っています。
※どのポーズも、身体に痛みや違和感がある人は無理に行わないでくださいね。
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