- 朝ヨガは夜ヨガよりも効果が高い?
- 仕事の前に運動して日中に影響はないの?
など朝ヨガへ寄せられる疑問や、朝ヨガの効果を高める方法を詳しくご紹介します。
朝ヨガにはメリットしかない
ヨガはセルフケアのためにいつ行っても問題ありません。
寝る前だって、日中だって大丈夫。
でも、もし時間を選んで行うなら断然「朝」がおすすめです!1番の理由は「気持ちがいいから」。
朝ヨガを習慣にできている人が多いのは「気持ちがいいから」に他なりません。
一方、朝ヨガが難しい、習慣化できないという人もいます。
睡眠や朝型・夜型には個人差がありますし、自分の気持ち良いことを優先させるべきですから、無理に朝ヨガを続ける必要はありません。
でも、朝ヨガは1日の中で一番体が軽い状態で行えること、1日のスタートとして交感神経のスイッチをオンにできること、それによって集中力が高まったり、代謝が上がることで太りにくくなるなど、メリットが多いことに間違いありません。
朝ヨガを行うのにベストな時間は?
ヨガを行うのにもっとも適しているとされる時間として、「朝」という時間帯の中でも特に日の出96分前をヨガでは「ヴラーフムラフールタ」と呼び、1日の中でもっとも神聖な静寂の時間で、この時間に起きてヨガをすることを推奨しています。
実際、この時間にヨガを行うと体の浄化効果や地球のエネルギー、太陽が昇ることのありがたさ、静けさや平和への感謝がいつも以上に内側から自然に湧いてきます。
日の出の1時間半前に起きるというのは相当「早寝」しておかないと難しいですが、それでも日の出の1時間くらい前に起きて、なんらかの活動をすると1日の充実度が大きく変わります。
ヨガとは関係なく、その時間にぜひ朝活をしてみると充実っぷりが体感できるはずです。
効果を最大化する朝ヨガのコツ5選
朝ヨガは朝食前に行おう
朝ヨガの最大のメリットは、1日の中で一番体が軽い状態で行えること。
つまり、朝食前にヨガをすることに意味があります。
白湯などで軽く水分を補うだけにし、空腹の状態でヨガを行いましょう。
通常、ヨガの練習の2時間前には食事をすべきでないとされていますが、日中や夜の時間帯にこれを厳密に守るのは簡単ではありません。
しかし、朝ヨガなら自動的に空腹でヨガが行えます。
空腹でヨガを行うことで脂肪燃焼作用も高まりますし、体が軽いので少し難しいポーズにもチャレンジしやすくなります。
朝ヨガを習慣化するためにポーズは決めてしまおう
朝ヨガは、いわばラジオ体操のように継続し、習慣化することで、もっとも効果が得られます。
習慣化するためには、朝ヨガで行うポーズを固定してしまうことをおすすめします。
そこでもっとも利用されているのが「太陽礼拝」です。
他にもアシュタンガヨガはポーズの順番が決まっているので、朝ヨガに最適とされています。
自分なりに好きな流れ(シークエンス)があれば、それに沿ってその日の練習をします。
「今日はどんなヨガをしよう?」「誰のDVD(YouTube)を見よう?」といちいち考えると習慣化しにくいですし、先生がいないとヨガができない、という状態になりかねません。
サクサクと自分でヨガの進めるためには「迷わない、考えない」ことが重要です。
それよりも朝ヨガは「感じる」練習だと思ってください。
昨日と今日の変化を感じる。今の自分をありのままに感じる。
つまり、朝ヨガとはマインドフルネスの練習でもあるのです。
朝ヨガの際には瞑想も行おう
朝ヨガをマインドフルに行うと集中力が高まりますが、さらにその後に10〜15分程度の瞑想を取り入れると完璧です。
瞑想も継続することでアイディアが浮かびやすくなる、ストレスに強くなる、直感力が鍛えられる、人間関係が良好になるなど、さまざまな効果が報告されています。
瞑想の難しさは「ただ静かにじっと座ること」にあります。
どうしてじっと静かに座れないのか?その答えは「心身が整っていないから」です。
ヨガのポーズを練習すると勝手に心身が整い、いつもより長く静かに座れる自分になりますので、ヨガと瞑想をセットにすることは相乗効果が高いのです。
また、これをしておくことで日中に眠くなるなど、ヨガによる疲労の予防にもつながります。
時間があれば朝ヨガの後にシャワーも
朝、熱めのシャワーを浴びると交感神経のスイッチがオンになるためおすすめです。
ヨガを長く実践している上級者は、なんとここで水シャワーを取り入れます。
冷水シャワーには美肌効果、体重減少効果、免疫機能の向上、うつの改善、若返りなどさまざまな効果があることが報告されています。
特に、しっかりヨガの練習をした後には筋肉痛や疲労を予防する効果もあるのでおすすめです。
冷水シャワーについてはネットで検索するとたくさん情報が出てきますが、もちろん無理のない範囲で行いましょう。
ダイエット効果を上げたいなら朝食に工夫を
ヨガの兄弟ともされるインドの伝承医療アーユルヴェーダでは、朝の時間帯は排泄の時間と考えられているので、朝食をガッツリ食べることを推奨していません。
アーユルヴェーダでは自分の体質を3つのドーシャに分類して考えますが、ピッタタイプといって痩せ型の人以外は朝食を食べなくても大丈夫と教えています。
また、最近は「16時間ダイエット」といって1日の中で空腹の時間を長く持とうというダイエット方法も推奨されています。
これは、空腹の時間にこそ体のさまざまな機能が正常化し、活性するからという考えに基づいていて、アーユルヴェーダの考えとほぼ同じです。
夜ご飯が19時か20時に終了したとして、そこから16時間空けるとすると、次に食べて良い食事の時間は11時か12時。つまりランチタイムです。
そう考えると、朝食は食べないという選択もありなのです。
もちろん、一度やってみて体質に合わないということであれば、自分に合う方法を探すべきです。
朝ヨガ派の人必見の効果を最大化する方法まとめ
朝ヨガをいますぐ習慣化したくなった人も多いのではないでしょうか?
「朝を制するものは1日を制す!1日を制する人は人生を制す」です。
ぜひ、明日からでも朝ヨガをスタートさせてみてください。