第2の心臓とも呼ばれている”ふくらはぎ”はストレッチを行えていますか?
ヒールを履いたり、デスクワークで座りっぱなしであったり、湯船に浸かることも少なく浮腫みを放置していたり。
知らなうちにふくらはぎの循環が悪くなっていることも。
今回は、そんなふくらはぎの浮腫みやケアにオススメなサギのポーズについて解説していきます。
ヨガのサギのポーズとは?
サギのポーズは、サンスクリット語で「クラウンチャアーサナ」と呼ばれています。
足を上げたポーズで、その姿がアオサギが首を伸ばした様子に似ていることで付けられた名前です。
足を上げるメリットは、普段使わないふくらはぎの循環を良くしてくれる点にあります。
お仕事や日常生活で足がだるくなりやすい方やむくみがちの方、足の疲れが取れないなという場合もサギのポーズを取り入れると翌朝スッキリしてきますよ。
美脚を目指して、取り入れていただきたいポーズであります。
ヨガのサギのポーズで得られる4つの効果
サギのポーズを習得することで、得られる効果は大きく4つ。
それぞれ解説させていただきます。
むくみの改善
1番の嬉しい効果はむくみ改善ではないでしょうか。
デスクワークをしていると、血流が下へ下へと流れてしまい夕方には足がパンパンなんてことはないですか?
立ち仕事の方も、ヒールを履いた状態でずっと立ちっぱなしでむくみが出てきていることもあります。
ふくらはぎは動かしてあげることで、本来の機能である血流を押し出すポンプようなはたらきをしてくれます。
むくみはその日のうちに解消しておかないと、どんどん浮腫みやすくもなります。
そうならないためにもサギのポーズでむくみ解消して美脚を目指してみましょう。
→ふくらはぎが硬い人必見のストレッチ・ヨガ3選!ふくらはぎのむくみを抑えよう
血行促進・冷え性改善
女性に嬉しい効果として冷え性の改善です。
冬だけでなく、夏になっても足先だけ冷えてしまう方いませんか。
普段、ふくらはぎを上に持ち上げる動作は日常生活ではほぼありません。
下に行きがちな血流を、ふくらはぎを持ち上げることで循環を良くしてみましょう。
そうすることで血行促進され、足先からじわっと暖かくなってくることが実感できると思います。
体幹の強化
足への効果だけではなく、体幹の強化にもつながってきます。
ポーズを取ってみるとわかりますが、意外とバランスや腹筋を使うポーズです。
しっかりと体幹を使わなければバランスが崩れてしまったり、足への効果が薄れてしまいます。
足を伸ばすことに意識を向けがちですが、腹筋や背筋を使ってポーズをとることを心がけると体幹強化の期待もあるのでオススメです。
普段あまり筋トレをしない人にこそ、簡単に取り入れることができるポーズですのでオススメです。
→体幹トレーニングに最適なヨガポーズ3選!体幹を鍛えて美しく若返ろう
お尻のストレッチ
片足を上げることで、足全体のストレッチはもちろん、お尻の後ろ部分までストレッチを行うことができます。
お尻の筋肉は凝りがちなので、サギのポーズで同時にストレッチすることができます。
→お尻のたるみが気になる?短期間で改善&引き締めに効果的なヨガ5選
ヨガのサギのポーズの正しいやり方
ここからは「サギのポーズ」の正しいやり方を解説します。
ぜひ、読みながら一緒に実践してみてくださいね!
- 両足を伸ばした状態から、左膝を外側に曲げてかかとがお尻の横に来るようにします。
- 伸ばしていた右足を持ち上げ、右足裏を両手でつかみ胸へと近づけます。
- 膝をゆっくり伸ばしながら右足を上へ引き上げていきます。
- 足を伸ばすのが難しい場合は膝が曲がっていても構いません。もしくは足の裏ではなく、足首あたりに手を添えてみましょう。ただし、背骨はまっすぐに伸ばして行いましょう。
- 数呼吸キープし、反対の足も同様に行います。
サギのポーズのアレンジ
少しポーズを取るのが難しいなと感じる方は、以下の軽減法やアレンジを参考にしてみてください。
タオルを使って足を伸ばす
カラダが硬い方は、なかなかポーズの完成が難しいです。
膝が伸びない、足が持ち上がらない、手が届かないといったこともあるでしょう。
その場合は、タオル(もしくはヨガストラップ)を使って足を伸ばしていきます。
タオルを伸ばした足の裏にひっかけて、タオルの両端をそれぞれの手で持ちながらゆっくりと足を持ち上げて伸ばしていきます。
お尻の下に毛布を敷く
座るときにお尻の下に毛布を敷くことで、背骨がまっすぐ保ちやすくなります。
背中が丸くならなければ足も持ち上げやすくなるので、負担が軽くなります。
足首が硬い方、ももが張っているような方の軽減となるので試してみてください。
ヨガのサギのポーズの注意点
サギのポーズを安全に行うためにも、以下の内容には注意していきましょう。
背中が丸くならないようにする
足を上げようと意識しすぎることで、背中が丸くなってしまいます。
背中が丸くなると、足への効果も薄くなります。
足をまっすぐ伸ばすのが難しい場合は、はじめは膝を曲げた状態でも大丈夫です。
まずは腹筋と背筋に意識して背中をまっすぐ伸ばすことに集中していきます。
膝を頑張って伸ばしすぎない
膝を伸ばすことに意識していると、膝を痛めてしまう原因になります。
ピンと張るというよりも、膝裏を伸ばしていくイメージで行ってみましょう。
サギのポーズは柔軟性が必要になってきます。
膝は一気に伸ばさないようにも注意してください。
一気に伸ばすと、太ももや膝裏の筋を痛めてしまう原因になりますので息を吐きながら呼吸と共に伸ばすことがポイントです。
サギのポーズで美脚アップ!
サギのポーズは、特に女性に嬉しい効果がたくさんあるポーズです。
ポーズのやり方は簡単なので、少しずつストレッチを深めたり柔軟性をアップしていくと美脚を目指せるポーズです。
柔軟性をアップしてむくみや冷え性の改善にもぜひ役立ててみてください。