ヨガスタジオには常備されていることの多いヨガブロックですが、実は使い方がよく分からないという方も…。
今回は、ヨガブロックを使って行うヨガポーズや使うメリット、選び方などをご紹介します。
ヨガブロックとは?
「ヨガブロック」は、ヨガのプロップス(補助道具)のひとつです。
難しいヨガポーズをやりやすくサポートしてくれる効果があります。
ヨガブロックの一般的なサイズは、縦23cm×横15cm程度で、厚みは約7.5cmの物と、約10cmの少し厚め物の2種類あります。
ヨガブロックを使用することで、自分の土台や軸を安定させることができます。
ヨガブロックは、“縦・横・厚さ”の、“ハイ・ミドル・ロー”の3種類の置き方があり、必要に応じて高さを変えることができます。
ひとつだけ使うこともあれば、ふたつ使うこともあり、使い方にもさまざまなアレンジが可能です。
ひとつ持っているととても便利です。
ヨガブロックの選び方
ヨガブロックを選ぶ際に、注目したいのは素材です。
ヨガブロックのサイズは、一般的には縦23cm×横15cm前後であり大きな違いはありません。
厚さは、一般的な物は約7.5cm、安定感のある厚めのものは約10cmになっています。
手の大きさや、つかみやすさなどを考慮して選びましょう。
素材は物によって違い、それによってお手入れの方法や重さ、安定感が違ってくるので、よくチェックしたいポイントです。
主な素材は下記の4種です。
ウレタン
ウレタン製はコスパがいいので、初めて買ってみる方におすすめです。
ウレタン製は軽くてやわらかいので使いやすい一方で安定感には欠けます。
EVA樹脂
「EVA樹脂」は軽量で持ち運びしやすく、物によっては硬めの物もあるので使いやすい素材です。
高密度EVA素材の物ならは水に強いので、洗いやすいのもメリットです。
コルク
コルク素材は、安定感があり、耐久性に優れています。
ただ、重さは400g~1kg程度になるため、持ち運びには向いていないでしょう。
木
木の素材のものはお値段は高くなりますが、安定感と耐久性に優れています。
ただ、硬いので時にはブランケットなどと併用する必要もあります。
ヨガブロックを使ったヨガポーズ3選
ヨガブロックは効率的に使うことで、ヨガポーズを深めたり、難しいポーズをやりやすくしたりできるものです。
今回はヨガブロックを効果的に使った、3つのポーズをご紹介します。
橋のポーズ
「橋のポーズ」は、ヨガの初心者向けの後屈のポーズのひとつ。
お尻まわりの筋肉をキュッと収縮するため、ヒップアップ効果があります。
また、骨盤まわりをストレッチする効果もあるため、骨盤の矯正にも役立ちます。
ヨガブロックを使うやり方として、橋のポーズを正しく行う使い方と、骨盤まわりのストレッチに使うやり方があります。
やり方〜その1〜(橋のポーズを正しく)
- 仰向けに寝てヒザを曲げる。
- ヒザの真下にカカトがあるようにして、ヒザの間にヨガブロックをはさむ。手はカラダに沿って伸ばし、手のひらは下に。
- ゆっくり息を吸い、吐きながら足の裏をしっかり床に押し、骨盤を上に押し上げる。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
ヨガブロックをヒザにはさむことで、ヒザが外に開いてしまいがちになり、内ももの筋肉がお休みになるのを防げます。
やり方〜その2〜(骨盤のストレッチ)
- 仰向けに寝てヒザを曲げる。ヒザの真下にカカトがあるように。手はカラダに沿って伸ばし、手のひらは下に。
- ゆっくり息を吸い、吐きながら足の裏をしっかり床に押し、骨盤を上に押し上げ、骨盤の下にヨガブロックを入れる。(安
定する場所に置く)
- そのままゆっくり1〜2分間ほど深い呼吸とともにリラックスする。
ヨガブロックの高さはお好みで調整しましょう。
足上げのポーズ
「足上げのポーズ」は、お腹まわりに負荷がかかるポーズなのでお腹の引き締めに効果的です。
ブロックを使うことで、マットの上で行う足上げのポーズよりも、少し強度を上げることができます。
やり方
- 仰向けに寝てヒザを曲げ、腕はカラダにそって伸ばし、手のひらは下に。骨盤を持ち上げて、ヨガブロックを骨盤の下に置く(安定する場所に置く)
- 足の裏で天井を押すようにして、足を上に伸ばす。(骨盤の上に足があるように)
- 息を吸って、吐きながらカカトを床の方へ下ろす。
- 3〜5セットくり返す。
硬めのヨガブロックの方が安定しやすいでしょう。
半蓮華座の前屈のポーズ
「半蓮華座のポーズの前屈」は、普通の前屈が苦手な方にもチャレンジしやすいポーズです。
ヨガブロックを使うことで、さらにカラダの緊張を解きながら前屈を深めることができます。
やり方
- 長座になり、右足を曲げて、左足の太もも、もしくは付け根の上に置く。
- ゆっくり息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら前に上体を倒す。おでこの下にブロックを置き、カラダをリラックスさせる。
- そのまま3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
前屈が苦手な方におすすめです。
ヨガブロックは持っていると便利!
ヨガブロックは初心者から上級者まで、ひとつ持っているととても便利です!
ぜひ、お気に入りの一品を見つけてくださいね!