ひとりで家にいるときなら「音を聞かれて恥ずかしい」なんて思いをせずに済みますが、誰かと一緒にいるときや静かな職場での仕事中などは「お腹、鳴らないで!」と強く願う人が多いのでは?オナラなんてなおさらです。
それにこのときって、お腹がパンパンに張っていて地味に苦しいんですよね。
また、ここ最近になって“お腹のハリ”を感じるようになった、ハリが強くなったという人は増えたのではないでしょうか。
それは、リモートワークとも関係があると言えます。
お腹が張る原因は?
お腹が張ったり音が鳴ったり、オナラが出そうな気配がしたりするのは、大腸で発生したガスが一ヵ所にとどまっているとき、そしてそれが動いたときに起こると言われています。
リモートワークで家にいながら仕事をするようになると、デスクまわりとごくわずかな移動以外同じ姿勢で座ったまま過ごすという人も少なくないと思うのですが、このときお腹まわりももちろん動かしませんよね。
ガスが一ヵ所にとどまりやすい状況を自ら作り出すことになっているのです。
もし、締め付けが強い衣類を身に付けているようであれば、そのキツさからもガスの移動が起こりにくくなっているでしょう。
そこで今回は、お腹の張りの原因とガス抜きに効果的なストレッチ&ヨガポーズを動画をもとに解説します。
それではさっそく動画のスタートです!
【動画で解説】お腹のガス抜きに効果的なストレッチ&ヨガポーズ3選
この地味に苦しいお腹のハリには、20~30分置きに腹部をねじったりしてガスを移動させてあげることや次に紹介するストレッチ&ヨガポーズでガス抜きをしてあげることがオススメです。
動画で紹介しているガス抜きに効果的な3つのストレッチ&ヨガポーズはこちら。
腹部をねじるストレッチ
一ヵ所にとどまったガスを移動させるためには体勢を変えて腹部を刺激してあげる必要があります。
「腹部をねじるストレッチ」では腹部をねじった状態で呼吸を繰り返すのですが、吸う息でお腹を膨らませる、吐く息でへこませる。これを丁寧におこないましょう。呼吸でお腹のマッサージをしているような感覚で取り入れます。
「腹部をねじるストレッチ」やり方
- あぐらの姿勢で座り、両手の指先をお尻の横につく
- 息を吸いながら右手を真上に伸ばし、吐きながら上体を左にねじる~呼吸を5回
ポイント
- お尻の骨・尾骨から頭頂部までを真っすぐに、肘も伸ばした状態で
- 左手の指先はお尻のうしろにつく
- 右手の甲を左ひざの外側にあて、ねじりを深める~呼吸を5回
- (1)の姿勢に戻り、息を吸いながら左手を真上に伸ばし、吐きながら上体を右にねじる~呼吸を5回
- 左手の甲を右ひざの外側にあて、ねじりを深める~呼吸を5回
体側を伸ばすストレッチ
消化器官を縦方向に伸ばす「体側を伸ばすストレッチ」。
この“伸ばす”動きもまた、ガスや便が腸内を移動しやすくなるのでオススメです。
同じ姿勢で座ったまま長時間過ごした身体の緊張を緩めてくれるので、よいリフレッシュにもなるでしょう。脇腹の引き締めにも期待できますよ。
「体側を伸ばすストレッチ」やり方
- 左ひざを下にし、その上に右ひざを重ねて両手の指先はお尻の横につく
ポイント
- ひざを身体の中央で揃えるように
- 息を吸いながら左手を上げ、吐きながら上体を右に倒す~呼吸を5回
ポイント
- 肋骨の下~骨盤までの長さを引き出すように体側を伸ばす
- 左手指先を床につく~呼吸を5回
ポイント
- 骨盤を軽く後傾させ、背中を丸める
- 右ひざを下にしその上に左ひざを重ねて両手の指先をお尻の横についたら、吸う息で右手を上げ吐く息で上体を左に倒す~呼吸を5回
- 右手指先を床につく~呼吸を5回
ガス抜きのポーズ/パヴァナ・ムクタ・アーサナ
ラストは「ガス抜きのポーズ/パヴァナ・ムクタ・アーサナ」。
パヴァナ=ガス・空気・風、ムクタ=解き放つという意味を持つ腹部に刺激を与えることでガス抜きや整腸作用に期待されるヨガのポーズです。
お腹の上で両ひざを抱え、足の重さを使って適度に圧をかけていきましょう。
「ガス抜きのポーズ/パヴァナ・ムクタ・アーサナ」やり方
- 仰向けになる
- 両ひざを立てる
- 足を揃えて両ひざを胸の前に引き寄せ、手で抱える~呼吸を5回
ポイント
- 呼吸の妨げにならない程度にひざを抱える
- 肩はなるべく床につけたままで
→ヨガのガス抜きのポーズとは?5つの効果と正しいやり方をご紹介
お腹の張りを解消するストレッチ&ヨガポーズまとめ
ストレッチやヨガのポーズを取り入れて溜まったガスを移動させ、お腹のハリからくる苦しさをスッキリさせてあげましょう。
外出先やオフィスでおこなうなら、椅子に座ったままで背もたれに手をかけ上体を左右にねじってあげるのも良いでしょう。
ポイント
- ストレッチやヨガのポーズは、身体に痛み・違和感がある人は無理に行わないでくださいね。