ヨガの賢者のポーズとは?4つの効果と正しいやり方を徹底解説

仕事をしているときや考え事をしているとき、大事な決断をしなくてはならないとき、趣味に没頭したいときなどに「もっと高めたい!」と思うのが“集中力”
集中力が高まると、自分が思っている以上のひらめきが得られたり、作業効率が上がったりといった嬉しい効果にも期待できるでしょう。
ですが、「集中力を高めよう!」と思ったところで一体どうやって?
集中力は高めようと思ってすぐに高められるものではありません。
そこで役に立ってくれるのがヨガで、ヨガには集中力を高める訓練にもなるポーズがいくつもあります。
今回はその中から「賢者のポーズ」について、得られる効果と正しいやり方を解説していきたいと思います。

ヨガの「賢者のポーズ」とは?

ヨガの「賢者のポーズ」とは?
ここで紹介するのはヨガの「賢者のポーズ(ヴァシシュタ・アーサナ)」
“ヴァシシュタ”とは、インド神話の7人の聖人に数えられる人物のこと。
賢者のポーズは、身体の前面を下に向けて両手両脚で支えるプランクの横向きバージョン、横向きのプランクとも呼ばれる片側の手と脚で身体を支えるポーズなのですが、手足に加えて腹部の筋力と全身のバランス力も欠かせません。
キープするためには高い“集中力”が必要となり、それを鍛錬することができるポーズでもあります。
次は、賢者のポーズで得られる効果について詳しく解説していきます。

「賢者のポーズ」で得られる4つの効果

「賢者のポーズ」で得られる4つの効果

体幹の強化ができる

一見、手と脚の力で身体を支えているように見える「賢者のポーズ」ですが、体幹(頭部・四肢を除くすべての部分)の力を中心に身体を持ち上げています。

体幹が強化されることで身体の軸が安定し、肩関節や股関節、肩甲骨の動きがスムーズになり、さまざまなヨガのポーズが取りやすくもなるでしょう。

体幹トレーニングに最適なヨガポーズ3選!体幹を鍛えて美しく若返ろう

ブレない心を手に入れる

身体の安定が得られると、心もまたブレにくい状態へと近付けることができると言われています。

これには、集中力もそうですが自分に自信をつけるといった効果も含まれているでしょう。

ヨガでメンタルが鍛えられる?強靭なメンタルを得られるヨガのポーズから呼吸法まで

脇腹のシェイプアップ

賢者のポーズで横向きになったとき、特に下側にあるほうの脇腹は身体を持ち上げ、支えるために筋肉が使われるのでシェイプアップ効果に期待することができます。

ポーズの最中、お腹をへこませてしっかりと息を吐くことで腹部を横から包むようにつながる“腹横筋”が使われてシェイプアップ効果をさらに高めることができるでしょう。

背中のシェイプアップ

体幹に含まれるのですが、賢者のポーズは身体の背部に位置する脊柱起立筋群や広背筋といった筋肉も鍛えられます。

このポーズはターゲットマッスルとなるため、背中のシェイプアップを望む人にもオススメです。

「賢者のポーズ」の正しいやり方

それではさっそく「賢者のポーズ」を行ってみましょう。

賢者のポーズのやり方

  1. 四つ這いになる

    ポイント

    • 手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下にひざをつく
  2. 左脚をうしろに下げてひざを伸ばす

    ポイント

    • 右脚は位置を変えずにそのままで
  3. 身体を左にねじり左手を腰に添える

    ポイント

    • 左足の親指側の側面をしっかりと床につける
  4. 右脚を伸ばして両足を揃えたら、左腕を天井に向けて伸ばし目線を向ける~呼吸を5回

    ポイント

    • 頭から足先までが一直線になるように、脇腹と体幹の力で身体を引き上げる
    • 身体が前にもうしろにも傾かないように、前後から壁で挟まれているような感覚でキープ
    • 右手は肩の下についたままで
  5. 四つ這いに戻り、反対側も同様におこなう
※身体に痛みや違和感がある人は無理に行わないこと

「賢者のポーズ」の軽減法

「賢者のポーズ」がやりにくいという人は、次に説明する軽減法を試してみてください。

身体の接地面が増えるため、バランスを取りやすくなります。

賢者のポーズ軽減法のやり方

  1. 四つ這いになり両脚をうしろに引き、手をついたプランクのポーズを取ります。
  2. そこから身体を左にねじり、左脚を身体の前についたら左腕を天井に向けて伸ばす(5呼吸キープ、左右ともにおこなう)。

まずはこの姿勢でキープできるように練習し、「賢者のポーズ」にチャレンジしてみてください。

「賢者のポーズ」アレンジ

「賢者のポーズ」からもう少し強度を上げてみても大丈夫そうだという人は、次に説明するアレンジにも挑戦してみましょう。

賢者のポーズアレンジのやり方

  1. 「賢者のポーズ」から上側にあるほうの脚を腰の高さを目指して持ち上げる。
  2. 5呼吸キープ、左右ともに行う

身体の接地面がより少なくなり、バランスを取るのが難しくなりますが、その分筋力UPに期待できるでしょう。

ヨガの賢者のポーズ4つの効果と正しいやり方解説まとめ

ヨガの賢者のポーズ4つの効果と正しいやり方解説まとめ

賢者のポーズのようなバランス力が必要となるヨガのポーズを行うとき、頭の中にさまざまな思考が浮かんでくると途端にグラつきやすくなることがあります。

つい考え事をしてしまう、集中できないという人は、息を吸う・息を吐くという自分の呼吸へと意識を向けてみてください。

心が落ち着いて集中しやすくなり、安定感も増すでしょう。

ヨガマットの上で学び、得たものを日常生活でも活かすことを「off the mat(take yoga off the mat)」と言います。

みなさんの暮らしが、ヨガを通してより良いものになりますように。

ヨガインストラクターが選ぶオンラインヨガ4選!


>>オンラインヨガ4社の口コミ、料金、特徴を比較解説!ヨガのプロが選ぶおすすめのサービスは?

関連記事

スタジオに通う必要がなく、スマホやPCで通信しながらオンライン上でヨガを楽しめる【オンラインヨガ】専用のスタジオがあることはご存知でしょうか? 自宅の近くにヨガスタジオがない 仕事や育児が忙しくて、なかなかスタジオに通う時間[…]

オンラインヨガ4社の口コミ、料金、特徴を比較解説!ヨガのプロが選ぶおすすめのサービスは?