太さだったら運動不足やそこから生じる冷え、むくみが関係してきますし、長さだったら日常生活における姿勢のクセからくる歪みも関係しているでしょう。
理想とする脚は人それぞれに違うとしても、太さや長さが劇的に、それも短期間で変わることはないとしても、まずは身体の土台であり基礎となる部分でもある脚の使い方を改めることが美脚への第一歩。
脚の悩みはただ放っておいても解決しません。
そこで今回は、ヨガポーズで美脚を叶える方法を3つご紹介したいと思います。
脚のラインをキレイに整える美脚ヨガポーズ3選
ヨガは心だけではなく身体へも作用しますし、アーサナ(ポーズ)のなかには脚のラインを整えて美脚へと近付けてくれるものもあるので、今回は3つのポーズをピックアップして動画とともに紹介していきたいと思います。
足の裏や指を意識して使ってしっかりと立ち、お尻のまわり、太もも、ふくらはぎの筋肉を刺激するものからストレッチによってめぐりをよくするものまでを一連の流れに沿っておこなっていきましょう。
今回、ご紹介する3つのポーズはこちら。
- 椅子のポーズ・アレンジ
- ハイランジ・アレンジ
- 仰向けの足の親指をつかむポーズ
動画派、テキスト派の方ともに参考にしてみてください。
椅子のポーズ・アレンジ
最初は「椅子のポーズ(ウトカタ・アーサナ)・アレンジ」から。
立位のまま椅子に座るときのような姿勢を取るのですが、股関節とひざを深く曲げてバランスを取りながら保つため、まさに“ウトカタ”=力強さが必要になってきます。
足首の強化だけではなく、足全体の引き締めにも期待されるポーズです。
そんな「椅子のポーズ」にアレンジを加え、さらに強度をアップした椅子のポーズ・アレンジまでおこなっていきましょう。
「椅子のポーズ・アレンジ」やり方
- 足を揃えて立ち、両手は腰に添える
ポイント
- 両方の太ももを内側にまわすようにして締めるイメージ
- 背筋はまっすぐに伸ばす
- お尻をうしろに引き、股関節とひざを90度に曲げる
ポイント
- 両ひざをしっかりとつけた状態でお尻を引く
- 両手を斜め上に向かって伸ばす
ポイント
- 足裏には均等に体重を乗せる
- 肩の力を抜く
- 背中が反りすぎないように気を付ける
- かかとを床から浮かせ、つま先立ちになる~呼吸を5回繰り返す
ポイント
- 足の指でしっかりと床を踏みしめる
- ゆっくりとかかとを下ろしましょう
ハイランジ・アレンジ
両手を腰に添えた直立の姿勢に戻ったら、次は「ハイランジ」のアレンジポーズに移ります。
足幅を大きく開いて股関節の柔軟性を高めながら、下半身をどっしりと安定させた姿勢でポーズを取るため太ももやふくらはぎの筋肉がしっかりと使われてくるでしょう。
そこから上体を前に倒してさらに強度をアップします。
「ハイランジ・アレンジ」やり方
- 両手を腰に添えた直立の姿勢から右足をうしろに大きく引き、左ひざは90度に曲げる
ポイント
- 骨盤は正面に向けておく
- 左ひざがつま先よりも前に出ないようにする
- 両手を頭の上に伸ばす
- 上体を前に倒していき、ななめ45度を目安に姿勢をキープ~呼吸を5回繰り返す
ポイント
- 右足の指で床を押すようにする
- 首や肩の力を抜く
- もとの姿勢に戻り、左足をうしろに引いて同様におこなう
仰向けの足の親指をつかむポーズ
最後のポーズは「仰向けの足の親指をつかむポーズ(スプタ・パーダーアングシュタ・アーサナ)」。
“スプタ”=横たわる、“パーダーアングシュタ”=足の親指という意味を持つ、仰向けの開脚状態で足の親指をつかむポーズです。
股関節の柔軟性アップと下半身(特に太ももの裏)のストレッチにもなるので、流れの最後にリラックスした状態でおこなうとよいでしょう。
「仰向けの足の親指をつかむポーズ」やり方
- 仰向けになる
- 右ひざを曲げて胸の前に引き寄せる
- 右手で右足の親指をつかむ
ポイント
- 左足はなるべく動かさない
- 右ひざを伸ばして足の裏を天井に向ける
ポイント
- 伸びがつらい人は足の裏にタオルをかけて両端を手で持つ、または右ひざを少し曲げる
- 右足を真横に開く~呼吸を5回繰り返す
ポイント
- タオルを使うか、ひざを曲げるかして無理のない範囲でストレッチをする
- 反対側も同様におこなう
下半身の筋肉が使われたり、股関節まわりの柔軟によって血流がよくなったりすると、脚の冷えやむくみの改善に期待できるでしょう。
骨盤の角度・向きを意識するクセがつくことで下半身の歪みの対策にもなります。
ヨガで美脚を叶える! 脚のラインをキレイに整える美脚ヨガポーズ3選まとめ
適度に筋肉がついた、むくみや歪みの少ない美脚は一日にして成らずです。
このほかにも「木のポーズ」や「英雄のポーズⅠ・Ⅱ・Ⅲ」「ワシのポーズ」などといった立位のバランス系の筋力アップポーズ、開脚をしてストレッチになるようなポーズはまだいくつもありますので、いろいろと組み合わせて取り入れてみるのも良いでしょう。
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ぜひ、日々の中に10分ほどのヨガポーズを取り入れていただき、美脚維持にお役立てください!