SNS広告などで最近よく見かけるようになった置き換えダイエット。
手軽で簡単に痩せられる気がしますよね。
しかし、結論からいうと置き換えダイエットは推奨しません。
置き換えダイエットに興味を持っている方は”自分には本当に合っているかな?必要かな?”ということを振り返るきっかけに読んでもらえると嬉しいです。
置き換えダイエットはなぜオススメしない?
冒頭お話ししたように、私の意見としては置き換えダイエットを推奨してません。
その理由は3つ!
置き換えダイエットを推奨しない理由
- リバウンドを起こしやすい
- 栄養が不足しがちになる
- 満腹感や満足感が得づらい
私がオススメするダイエット方法とは、一生続けられるダイエットです。
置き換えダイエットを一生続けられそうですか?
まずは、その問いかけを自分自身に行ってみてください。
では、推奨しない理由と解説していきます。
リバウンドを起こしやすい
これは一生続けられるか?の問いに近いですね。
置き換えダイエットのように極端に食事量を減らした食事を、元の食事に戻すことで体重は一気に戻ってしまいます。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスからいっても、摂取を増やすと体重は増加し、摂取を控えると体重が減少するのももちろん当たり前のことです。
さらに、置き換えダイエットをして必要以上に摂取カロリーを抑制していると、身体が飢餓状態だと判断してしまって栄養を溜め込もうと働きます。
これはホメオスタシスと呼ばれる身体の仕組みで、生命を維持しようと働いてくれます。
身体は、その少なくした摂取量に合わせて頑張って維持しようとしてくれます。
その結果、元の食事に戻したときに蓄えの維持機能が稼働したままとなって、リバウンドがしやすくなってしまうのが原因です。
つまり、
置き換えをして摂取量が減る
→身体が飢餓状態と判断して溜め込もうと節約モードになる
→いつもの食事に戻る
→節約モードから抜け出せず以前よりも太りやすくなる
といった悪循環が起こることを覚えておきましょう。
栄養が不足しがちになる
これは単純に、1日3食食べていた食事が2食や1食になると摂取カロリーも減りますが、摂取できる栄養素も減ってしまいますよね。
置き換えダイエットの中にも、高栄養を謳っているものがありますが実際の食事とその栄養素の量を比較してみるほうがいいです。
エネルギー量を落とすことだけを気にしてしまい、栄養が不足した状態となってしまうと
- 筋肉量の減少
- 代謝の低下
- 皮膚や肌がボロボロになりやすい
- 風邪をひきやすい
- 体力がなくなる
- 生理不順
- 食べていないのに太ってしまう
こんなことを引き起こす原因にもなりかねません。
カロリーだけでなく、栄養のことも考えて食事は行っていきましょう。
満腹感や満足感が得づらい
人は咀嚼(噛む)することで満腹中枢を刺激し、食欲を抑制する効果があると言われています。
つまり、噛むことは満腹感に繋がりますね。
満足感については、食を楽しむ上では忘れてならないものだと思っています。
誰かと一緒に食べること、美味しいと分かち合うこと、素敵に盛り付けられていることなど。
満足感があると実は過食も防ぐことができるのでは?と思っています。
逆に空腹がストレスになってしまうと、良くないですよね。
置き換えダイエットの場合、咀嚼による満腹感と食を楽しむという満足感のどちらも薄れてしまうことがデメリットとして捉えています。
食事を楽しむこと!これは忘れないでいてほしいと思ってます。
置き換えダイエットのメリットとは?
今までは置き換えダイエットをオススメしない理由をお伝えしました。
しかし、これだけ流行っているかつ需要のある置き換えダイエット。
実際にダイエットに成功したという声も聞くので、置き換えダイエットが向いていると感じる方やそのメリットについて解説していきます。
置き換えダイエットに向いていると感じる人は、
- 手軽に行いたい
- 短期間で痩せたい
- 何をしたらいいのか分からない
- 人によっては継続しやすい
上記に当てはまる方は、もしかすると置き換えダイエットが向いている可能性もあります。
やはり置き換えダイエットの最大の特徴は手軽さ!
料理をする手間もなく、カロリー計算や栄養のことを考える必要もなく、簡単に実践できることは魅力的ですね。
もちろん短期間で数値上(体重)の結果も現れやすいです。
しかし、置き換えダイエットをやらなくなったときにどんな食生活をするのか?その先のことまで考えることができるといいですね。
正しくダイエットをすること、健康的になること、綺麗になることには大賛成です。
何度もお伝えするように、置き換えダイエットをオススメしない理由を考慮した上で取り組んでもらえたら嬉しいです。
置き換えダイエットは正しく行いましょう
置き換えダイエットは、もちろんメリットもあります。
しかし、間違った知識やこれさえ食べればOKという概念で行うとリバウンドや体調不良を招く原因になりがちです。
メリットデメリットを知った上で、日常的に取り入れることができればいいかもですよね。
置き換えダイエットの実践についての記事も併せて読んでいただけると、より実用的な部分が見えてくるかもしれません。