でも、コーンフレークやグラノーラと似ているため、食べ方に迷う方も多いようです。
オートミールってそのまま食べても大丈夫なの?
オートミールに牛乳をかけてそのまま食べてるけど、体に良くないのかな?
本記事ではこのような疑問にお答えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
オートミールをそのまま食べるなら種類をチェック
オートミールがそのまま食べられるかどうかは加工方法により異なります。
基本的に普通のスーパーに売っているオートミールなら、たいていそのまま食べても大丈夫です。
では、加工方法別に詳しく見ていきましょう。
オートミールをそのまま食べたい方向け種類別一覧
オートミールの加工方法別に、その特徴と「そのまま食べられるか」を表にまとめました。
種類別に解説していきます。
スティールカットオーツはそのままではNG
スティールカットオーツは脱穀したオーツ麦を2~3個に割っているだけなので、そのまま食べることはできません。
見た目はお米のように固い粒状で、他のオートミールとは全く異なります。
30分くらい煮込む必要があるので手間がかかりますが、味は非常に良いため「オートミール好き」なら試してみる価値あり、です。
ロールドオーツはふやかせばOK
ロールドオーツは一度加熱処理されていますが、そのまま食べるには固くて消化も良くありません。
味も付いていないので、食べてもおいしくないでしょう。
数分煮込むか牛乳などに数時間浸してふやかし、味を付けて食べることをおすすめします。
ロールドオーツの加工方法は、脱穀したオーツ麦を蒸してからローラーで平たく伸ばし、乾燥させたもの。
かみごたえがあるので、オートミールのドロッとした舌ざわりが苦手な方も、ロールドオーツならおいしく食べられるかもしれません。
クイックオーツはそのまま食べてOK
クイックオーツはそのまま食べても問題はありませんが、固めで味も付いていないので「おいしい」とは言い難いでしょう。
軽く煮るか牛乳などに数分浸し、味を付けてから食べることをおすすめします。
クイックオーツはロールドオーツを粉砕したもので、ロールドオーツより短時間で調理できるのが特徴。
市販されているオートミールの多くがこのクイックオーツタイプです。
水分を含みやすく短時間でふやけるため、加熱しすぎると粘りが出てドロドロになるのでご注意ください。
ミルク系の飲み物に浸してハチミツを入れたり、「お湯+スープの素」でおそう菜風の味付けにしたりするとおいしく食べられます。
一番消化が良いのはインスタントオーツ
オートミールをそのまま食べるのに、一番適しているのがインスタントオーツです。
インスタントオーツはロールドオーツを粉砕し、さらに加熱調理して乾燥してあります。
中には味付けされているものもあり、コーンフレークやグラノーラのように牛乳をかけるだけですぐに食べられるので「手軽さ」にかけてはダントツです。
一部の商品では「クイックオーツ(インスタントオーツ)」などと表示されており、クイックオーツと同じ物として位置付けられている場合もあります。
消化に良いので、幼児や胃腸の調子が良くない方にもおすすめ。
オートミールをそのまま食べる場合の注意事項
オートミールはスティールカットオーツ以外なら一度加熱されているため、そのまま食べても基本的には大丈夫です。
ただ、ふやかさずにそのまま食べると消化が良くないので、幼児や胃腸の弱い方は柔らかく調理してから食べるようにしてください。
また、何らかの理由でオートミールに水分を加えずにそのまま食べる場合は、水分不足になりやすいので飲み物を添えましょう。
以上、オートミールをそのまま食べたい方のため、加工種類別にご説明しました。
それではオートミールをそのまま食べるメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
オートミールをそのまま食べるメリットとデメリット
オートミールをそのまま食べる場合のメリットとデメリットをご説明します。
そのまま食べるメリット
オートミールをそのまま食べるメリットは次のとおり。
- 手間がかからない
- 余分なカロリーを取らずに済む
- 緊急時の非常食に便利
口コミを見ていると、そのまま何もかけずに食べている人は「面倒だから」「そのままでもおいしいから」という方が多い印象でした。
そのまま食べるデメリット
オートミールをそのまま食べるデメリットは以下のとおり。
- おいしくない
- 消化に良くない
- 水分不足になる
オートミールはそのまま食べてもパサパサしていて味がせず「おいしい」とは言い難いでしょう。
また、ふやかさずに食べると消化が悪く水分不足になりがちなので、調理して食べることをおすすめします。
調理といっても牛乳をかけてふやかすか、電子レンジで加熱するだけだから料理とは言えない程簡単。
食べ慣れると「こんなにおいしくて便利な食品はないのでは?」と思うくらいです。
次で簡単においしく食べる方法をチェックしましょう。
オートミールを簡単においしく食べる方法
オートミールをできるだけ手間をかけず、簡単に食べる方法を考えてみました。
- インスタントの汁物を利用
- オーバーナイトオーツで浸すだけ
- 電子レンジを使う
順に解説していきます。
ひんやりオーバーナイトオーツは浸すだけ
オートミールを簡単においしく食べるには、オーバーナイトオーツが一番手軽なメニューでしょう。
オートミールに牛乳や豆乳、アーモンドミルク、飲むヨーグルトなどをかけてしばらく置いておくだけでOK。
お好みでフルーツやナッツ、ハチミツ、シナモンなどをかけて食べてください。
ふやかすのに必要な時間は次のとおり。
- ロールドオーツ:4~5時間
- クイックオーツ:1~30分
- インスタントオーツ:すぐに食べられる
放置時間は商品によって異なりますが、おおむね上記のとおりです。
数時間放置する場合、ドライフルーツを一緒につけこんでおくと水分を含んでプリプリになり、とてもおいしくなります。
ただし、ダイエット中の方はトッピングや甘味料をかけすぎると高カロリーになるので「オートミールを食べているのにかえって太った」とならないよう、注意しましょう。
インスタントの汁物を利用
インスタントのスープやみそ汁にオートミールを入れると、ボリュームが出て満足感が高まります。
お湯を注いでそのまま食べたい場合は、クイックオーツかインスタントオーツを使うと早く柔らかくなるので便利です。
電子レンジ加熱できるのであればロールドオーツでもOK。
食べ盛りのお子様なら、カップラーメンにオートミールを入れると栄養価がアップしてお腹の持ちが良くなります。
電子レンジ調理であったかメニュー
電子レンジで調理すれば鍋を洗う必要がないので、気軽に作れます。
オートミールをご飯代わりにする
オートミールがひたひたになるくらいの水(オートミールの重量の1.5倍強)を入れてレンジ加熱すると、ご飯の食感に近い出来上がりに。
これを「米化」と言い、ご飯の代わりになるのでとても便利です。
- お茶漬け
- 納豆ご飯
- 卵かけご飯
- レトルトカレーをかけて
- ふりかけや漬物、つくだ煮を添えて
このように「ご飯のお供」と一緒に食べれば、準備も簡単。
オートミールはそれ自体に味があまりないので、味付けを変えれば飽きることなく食べ続けられるのが大きなメリットです。
上記の他にもチャーハンやおにぎりにしてもおいしく食べられます。
オートミールでリゾット
電子レンジなら、コンソメや鶏ガラスープの素、白だしなどを使ってリゾットやおかゆも簡単に作れます。
卵やチーズ、ツナ缶、野菜類などをプラスすると栄養価も満足感もアップするのでぜひいろいろ試してみてください。
以上、オートミールを簡単においしく食べる方法をご紹介しました。
オートミールは美容に良い成分がたくさん含まれているので、美肌を目指す方には特におすすめ。
トッピングに気を付けて食べれば置き換えダイエットにも最適です。
美味しく食べてキレイに痩せられるなんて嬉しいですよね。
まとめ
本記事では「オートミールをそのまま食べても大丈夫?」という疑問にお答えして、種類別に解説しました。
オートミールは加熱処理しているものが大半なので、基本的にはそのまま食べても大丈夫です。
しかし、加工方法によって調理時間や舌ざわり、合うメニューが大きく異なるため、ぜひ自分のライフスタイルに合ったオートミールを見つけてくださいね。