ヨガインストラクターによる8時間ダイエット食事法を完全解説

ヨガでダイエットできるのは食事法に秘密があった
ヨガで「ダイエットに成功した」という人と「やせない」という人がいますが、それぞれの食事にはどんな違いがあるのでしょうか?

ヨガでダイエットを成功させている人にはある共通点があります。

その共通点さえ取り入れれば、ヨガをしていない人でもダイエット効果が期待できるのです。

ヨガでダイエットした人の食事法とは?

ヨガでダイエットした人の食事法は空腹時間

ヨガでダイエットに成功している人はヨガ前後の食事を制限していて空腹時間が長いという共通点があります。

一般的に「ヨガをする2時間前には食事を控えてください」と言われます。

もともとの目的はダイエットではなく、あまりにお腹がいっぱいだとヨガのポーズに多い「逆転」や「ねじり」といったポーズがうまくできない、食事したものがスムーズに消化吸収されなくなるという理由があるからです。

また直前だけでなく、ヨガの直後も同じように「栄養の吸収が良くなるので食事を控えめに」と言われます。

ヨガの後は胃が空っぽになって普段より吸収しやすい状態のため、いつもと同じ食事でも太ってしまうことがあると言われます。

すると、ヨガをした場合、合計5時間も「空腹」か「空腹に近い」状態でいなければなりません。

これまで一日3食しっかりと摂って、更に好きなタイミングで食事していたという人であれば、5時間の空腹をキープするのはなかなか厳しいのではないでしょうか。

しかし、ヨガでダイエットに成功している人には「空腹をキープしている」という共通点があるのです。

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ヨガでダイエットするなら「いつ」食事するかが重要

ダイエットのための食事で重要なのはいつ食べるか

ダイエットで食事量をへらすのは健康を損なう可能性高いのはみなさんご存知ですよね。

でも痩せたいから仕方ないという人には朗報なのですが、ダイエットを成功させるには何を食べるかではなく、いつ食べるかが非常に重要なんです。

「8時間ダイエット」という16時間断食をすることで、ダイエット効果のある食事法について聞いたことはないでしょうか?

アメリカでは2013年ごろからこの食事法がブームになっているそうですが、国内でも医師や管理栄養士などの専門家によって「8時間ダイエット」を解説した書籍が出版されています。

8時間ダイエットのメカニズムを大まかに説明するとポイントは以下のようになります。

8時間ダイエットのメカニズム

  • 寝る間を入れて16時間連続で食事しない
  • 残りの8時間は食事してもよいとし、その間に必要な栄養素を補う。基本的に何を食べても良い
  • 現代人はそもそも食べ過ぎである。
  • 空腹をしっかり感じることで人は健康になれる。
  • 空腹こそ細胞の生まれ変わりを助ける
  • 空腹時間が長いと体は脂肪燃焼モードになり、余分な脂肪が落ちやすくなる。
  • 結果として少食になり、ダイエットが成功する。

例えば、朝9時に朝食を摂る人は、17時までに夕食を終わらせ、その日の食事は完了。

17時〜22時までは何も食べず、22時に就寝。

6時起床で3時間は空腹で過ごせば16時間のプチ断食(8時間ダイエット)に成功ということになります。

ヨガの有無に関わらず、この食事法を実践した人のほとんどにダイエットの効果が出ているようですが、難しく続けられないという声もあります。

しかし、ヨガの食事のルールである「レッスンの前後は食事を避ける」を守っている人は、自然に8時間ダイエットになっている人が多いのです。

ヨガでダイエットした人の食事スケジュール

ダイエット効果のある食事スケジュール例

それでは、実際にヨガでダイエットに成功した人たちに多い、一日の食事の流れについて見ていきましょう。

朝ヨガ派の食事スケジュール

朝ヨガ派でダイエットに成功した人たちは朝食を基準にリセットしています。

朝食を食べた10時から18時までに全ての食事を済ませることで8時間ダイエットを行っていることになります。

朝ヨガ派の食事スケジュール

6時 起床。水分補給のみ(フルーツや野菜のジュースなどにとどめる)
7時 ヨガ開始
8時 ヨガ終了。水分補給のみ(ナッツ程度の固形物なら可)
10時 朝食または軽食摂取(食事タイム開始)
12時 ランチ
17時 夕食
18時 フリータイム(食事タイム終了)
22時 就寝
8時間睡眠+朝は4時間空腹+夜は4時間空腹=合計16時間の空腹

夜ヨガ派の食事スケジュール

一方で夜ヨガ派の人が8時間ダイエットするなら、夕食を基準にリセットしましょう。

18時に食事を終えてから寝るまでは何も食べず、起きてから3時間後に朝食をとることで寝ている間を含めて8時間ダイエットに成功していますよね。

夜ヨガ派の食事スケジュール

7時 起床。水分補給のみ(あるいはフルーツや野菜のジュースなどにとどめる)
 | フリータイム
10時 朝食または軽食(食事タイム開始)
12時 ランチ
17時 夕食
18時 夕食終了(食事タイム終了)
19時 ヨガ開始
20時 ヨガ終了
 |  フリータイム
23時 就寝
8時間睡眠 + 朝は3時間 + 夜は5時間 = 合計16時間の空腹

筆者の食事スケジュール

ちなみに私の場合は朝ヨガ派なので、以下のようなスケジュールで自然に8時間ダイエットになっています。

ヨーグルトやフルーツといった軽い食事は16時間断食中でもOK。

ランチはボリュームのあるものを食べています。

筆者のとある一日例

6時 起床
7時 ヨーグルトやフルーツのみ
(この程度の軽食はOKとされています)
8時 ヨガ開始
9時 ヨガ終了。
  以降は水分補給のみ。
12時 ランチ(食事タイム開始)
19時 夕食(〜20時までに終わらせる)
フリータイム(食事タイム終了)
23時 就寝
7時間睡眠+朝は5時間空腹+夜は4時間空腹=合計16時間の空腹

私の場合、朝食を完全に抜くのではなく、ヨガに支障がない程度に栄養補給をしています。

そのため、一日の「食事スタート」は12時で夜の8時までに食べ終われば、基本的には日中は何を食べても良い、としています。

それでもヨガをはじめた時から体重が増えることはなく、妊娠期さえプラス6キロ程度でした。

13時間の空腹による「11時間ダイエット」でも結果が出る人も多い

スケジュール的に16時間の空腹を実現するのが難しいという人は「10時間ダイエット」でも結果がでていると言われております。

ヨガをした前後の5時間と睡眠をあわせて何も食べないことで、「11時間ダイエット」あるいはプラス1時間頑張って「10時間ダイエット」にしても効果があるという人が多くいます。

10時間ダイエットであれば、食事は朝食を食べる8時から夕食の18時に終了。

11時間ダイエットであれば、8時の朝食から19時夕食完了までに食事できるので、トライしやすいのではないでしょうか。

ヨガで自然とダイエットできる食事スケジュールに

ヨガで自然とダイエットできる食事法に

お腹が空いたら常に食事をしている人にとっては、13~16時間も食べないのは難しいかもしれません。

しかしヨガに真面目に取り組むようになると、前後の2時間は食事を意識的に制限する習慣が身につくので、自然にダイエットできてやせていく人が多いのです。

ヨガインストラクターで朝から晩までクラスを入れている人の中には、1日1食しか固形物を取らないというストイックな人も。

とはいえ栄養補給は大切ですし、食べる喜びもありますので、自分のライフスタイルに合わせてヨガとともに「食事しない時間」を少しだけ増やしてみると良いでしょう。

もちろん、ヨガをしていない人にとっても空腹を13〜16時間確保するというライフスタイルは「やせる」「太らない」生活習慣で、なおかつ健康効果も期待できるのでダイエット方法としてオススメです。

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