ヨガをしながらSDGsに貢献しよう

ヨガをしながらSDGsに貢献しよう
最近何かと話題の「SDGs」。

ヨガをしている皆さんにとっても、身近な問題の一つではないでしょうか。

ここではヨガをすることでどんなSDGsに貢献できるのか、またそもそもSDGsとは何なのか、ヨガとSDGsの密接な関係について詳しくご紹介します。

SDGsとは何か?その概要をおさらい

SDGsとは何か?その概要をおさらい

SDGsとは2015年に国連サミットで採択された、「地球を守るために2030年までに達成したい世界の共通目標」のことです。

日本語では「持続可能な開発目標」と訳されることが多いですが、SDGsの項目を一つ一つ確認していくと「持続可能な開発目標」という理解ではSDGsを実現するために一人一人が具体的に行動することは難しいと思います。

SDGsといえば「サスティナブル(持続可能)」の他に「エシカル(自然や環境、地球にやさしい生活)」というキーワードもあり、いずれにせよ環境にフォーカスした側面だけに意識が向きがちですが、そうではありません。

まずSDGsの17項目一つ一つをチェックするしてみてください。

  1. 貧困を無くそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  10. 人や国の不平等を無くそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. 作る責任使う責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊さを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. 世界の全ての人と協力し目標を達成しよう

この17の目標の一つ一つに対して具体的にどんな行動ができるのか、それは各国や各企業、そして個人個人が考えるべきこととされています。

そのため答えも実践方法も、無限にあるといって良いでしょう。

ヨガでできるSDGs的な行動ベスト5

ヨガでできるSDGs的な行動ベスト5

私たちはヨガを学びヨガを実践することで、一人一人が自分の内側に平和を見出し、世界と調和することを目標としています。

そのような生き方を実践し続けることがまさにSDGs達成に向けた行動の一つといえますが、SDGsを意識してヨガライフを送ることで、もっと社会に貢献することができるはずです。

ヨガをするときに使うものを選ぶ(SDGsの9、12、14、15、17に貢献)

ヨガをするときに使うものを選ぶ(SDGsの9、12、14、15、17に貢献)

ヨガマット、ヨガウエアなど、ヨガに使う道具はリサイクルされたものを選んだり、あるいはリサイクルできる素材のものを選びましょう

そこから日頃の食べ物やスキンケアアイテム、ヨガウエア以外のファッションなども見直していくと良いでしょう。

また、ヨガの予約システムやオンラインヨガなどは技術革新の賜物。

そういった技術の恩恵にも感謝し、積極的に活用するだけでなくよりよい世界になるためにアイディアを出したりするのも一つです。

ヨガを通じて募金などを行い社会問題に関心を持ち続ける(1、5、6、8に貢献)

ヨガを通じて募金などを行い社会問題に関心を持ち続ける(1、5、6、8に貢献)

ヨガスタジオによっては募金活動やチャリティ活動を積極的に行なっているケースも多いですし、チャリティのために開催されるヨガクラスも少なくありません。

世界では11人に1人が、1日210円以下で暮らしているとされます。

これを他人事とせず、自分が持っているものから少しでも差し出す気持ちを持って生活を続けることが大切です。

お金の寄付ができなかったら、いらないもの捨てる前に欲しい人に届ける努力をするのも良いでしょう。

またヨガのクラスには、ジェンダーの問題をテーマにしたものもあります。

例えば骨盤底筋ヨガや更年期、産前産後ヨガ、乳がんヨガなどは社会問題そのものです。

こういったクラスに参加したり学んだり、学んだことを周囲に伝えるだけでも大きな貢献になります。

ヨガを実践し続け、ヨガを教えてみる(3、4、8、10、11、16に貢献)

ヨガを実践し続け、ヨガを教えてみる(3、4、8、10、11、16に貢献)

ヨガを学んでいくと「愛・平等・本当に豊かさ」についての理解を深めることができます。

ヨガを実践し続けて、自分が健康でご機嫌で生き続けるだけでも、周囲の人には希望になりますが、それを周囲にゆっくり少しずつでも伝播させることができたらそれはとても素晴らしいことです。

自分の健康のためにやっているヨガが、周囲の健康に貢献できるのです。

余力があれば、家族や友人などにヨガで学んだことをシェアしてあげるのも良いでしょう。

またヨガを教えることでお金を発生させることができたら、それは新たな働きがいや経済成長にも繋がります。

地域のヨガスタジオを維持させるためにヨガクラスに参加するのも、自分が地域の健康のためにヨガクラスを主催するのも「11.住み続けられるまちづくり」の貢献になります。

特に独居されている高齢者や産後うつなどの表面化されにくい問題を抱えている人とも、ヨガをきっかけにつながることができれば大きな貢献といえるでしょう。

ヨガを実践し無駄にエネルギーを使うことをやめる(2、7、13に貢献)

ヨガを実践し無駄にエネルギーを使うことをやめる(2、7、13に貢献)

ヨガをきちんと実践することは、無駄を省くことになります。

筋肉と脂肪のバランスが整っていればそれほど過剰に冷暖房を使わなくても、自分の内側から熱を起こし、クールダウンすることもできるはず。

女性が体調を整えておくことは生理周期を整えることに繋がりますので、ナプキンなどの廃棄物を減らすことにもなります。

食べすぎないでいることも、エネルギーの削減に貢献する重要なポイントです。

他にも定期的にキャンドルで夜を過ごしてみたり、あるいはデジタルデトックスをしたり、週に1回お肉をやめてみたり。

自分がどれくらいエネルギーを使っているかを把握し、それをスローダウンさせる意識を持つことが大切です。

ヨガを実践していれば、いかに不要なエネルギーを使っているかに気づきやすくなります。

夜更かしやスマホのダラダラタイム、ネットフリックスなどの娯楽の過剰な消費でも、無駄なエネルギーを消費していることに気づきましょう。

ヨガの八支即でも「ヤマ」を実践する(SDGsの全てに貢献)

ヨガの八支即でも「ヤマ」を実践する(SDGsの全てに貢献)

ヨガの八支即でも「ヤマ(してはいけないこと、禁戒)」を実践することは、SDGsの全てに貢献することにつながります。

ヤマでは5つのしてはいけないことが示されています。

「アヒムサ(非暴力、暴力はいけない)」「サティヤ(見栄をはったり嘘をついてはいけない、誠実であれ)」「アスティヤ(盗んではいけない)」「ブラフマチャリヤ(快楽にエネルギーを消耗してはいけない)」「アパリグラハ(執着してはいけない)」、この5つを徹底した生活を送ることは、自分自身をも幸福にし、世界をも幸福にします。

ヨガではポーズや呼吸法よりも、このヤマを実践することが重要とされているほどです。

いや、このヤマの実践なくしてヨガのポーズや呼吸法、瞑想の効果は得られないとされています。

ヨガを通してSDGsを身近に感じよう

ヨガを通してSDGsを身近に感じよう

いかがでしたか。

SDGsとは遠い世界の話ではなく、私たち一人一人の身近にある問題です。

一個人のみの幸せを追求する時代は終わり、地球の幸せがあってこそ、私たち一人一人が幸せになれるという考えがスタンダードになってきました。

SDGsを考えながら、ヨガをしてみてはいかがでしょうか。

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