ヨガと手帳術の深い関係|なりたい自分になるために

2022年も後半戦に突入し、10月になれば2023年度の手帳を使いはじめる人も出てくる季節。

8月ごろから「来年はどんな手帳を使おうかな?」とソワソワしはじめる人も多いのでは?

ヨガインストラクターやヨギーたちにも手帳マニアが多くいます。

そこでヨガの上達やヨガの習慣化だけではなく「なりたい自分になる」ための「ヨガ的手帳術」についてご紹介。

手帳は使うべき?デジタルツールでOK?

手帳は使うべき?デジタルツールでOK?

最近はスマホのメモ機能やアプリ・SNSなど、記録やログツールとして活用できるアイテムが豊富なので、手帳を使う必要はないと考える人が増えています。

しかし、ヨガ界隈ではヨガについて詳しくなれる「ヨガ手帳」が毎年売れていますし、ここ数年はヨガをしない人からも絶大な支持を得ている「CITTA手帳」は「心のヨガ手帳」と評され、考案者は現役ヨガインストラクターとしても大活躍。

また、最近新しく登場しているヨガクラスの中に「書く瞑想クラス(ジャーナリング)」というものがあり、注目を集めています。

私たちがヨガをする理由に「自分をよく知り、なりたい自分になる」という側面がありますが、ヨガにも手帳にも「自己実現を手助けしてくれる」という共通点があります。

だからヨガをする人に手帳好きが多いのかもしれません。

とはいえ、私の周りのヨギー(ヨガ愛好者)やインストラクターの手帳術について話を聞いてみると、デジタルツールでの管理と併用しているケースがほとんど。

スケジュール管理に手帳を使っている人は実際のところは多くありません。現実的な時間管理はあくまでデジタルであっても、手帳は日々の心や行動の記録を行い、自己分析したり、なりたい自分になるために未来設定や目標設定するためにとして活用している人が多いようです。

まずは未来のゴールを設定するために手帳を活用

まずは未来のゴールを設定するために手帳を活用

では、ヨギーたちが具体的にどのような手帳術をされているかをご紹介していきましょう。

新しい手帳が届くと同時にまずすべきことが「1年後にはどんな自分でありたいか」を「仕事」「家族」「パートナー」「友人」「健康」「お金」「ヨガ」など、自分を構成する柱ごとに設定すること。

例えば「ヨガ」なら「◯◯のポーズができるようになりたい」とか「憧れのインストラクター◯◯先生のレッスンを受けたい」とか「◯◯の資格を取得したい」といった感じです。さらにそれを実現するために、12ヶ月で何をすべきかを細かく書き出していきます。「◯◯のポーズができるようになりたい」なら、現時点でできない理由を書き出し、できるようにするために、できるようにするには何をすべきかを書き出します(それを教えてくれる先生のレッスンを集中して受けてみる、関節の可動域をあげる、恐怖心を取り除く、まずは類似ポーズや代替ポーズがしっかりできるようにするなど)。次にそれが実際に実行できそうな日付や、それが習得できるまでにかかりそうな日数を書き出します。例えば、10月は練習時間が取れないけれど、11月は毎日練習できそうとか、12月には先生のWSに参加してみるといった感じです。それを未来への自分のアポイントメントとして手帳の日付部分に書き込んでしまうのです。未来の自分と、その日にすることを約束する。これが手帳を使ってなりたい自分になるために一番大切な基本の活用方法です。

手帳でヨガの習慣化成功のツールに

例えば、「今年こそ180度開脚ができるようになる」を未来のゴールに設定したとしても、それはある日突然できるようになるわけではありません。

「お風呂上がりに毎日開脚」といった、毎日すべき小さなアクションを積み重ねた先に「180度開脚の取得」がありえます。

このように「習慣化」によって達成できる未来のゴールについては、ガントチャートが最適。

ほとんどの手帳にガントチャートはついているので、毎日実行できたらシールを貼ったりチェックをつけたりすると、なりたい自分になるためのアクションの習慣化が叶います。

体重測定、読書、語学、瞑想なども毎日記録して積み重ねるべきアクションですが、こういったものもガントチャートに落とし込んで「毎日記録する」ことで習慣化させていきましょう。

「人は習慣によって作られる。優れた結果は一時的な行動ではなく習慣から生まれる」とは古代ギリシヤのアリストテレスの言葉ですが、これ以上の真実はありません。

なりたい自分になるために、手帳でもヨガでも大切な新月・満月・吉日を意識

なりたい自分になるために、手帳でもヨガでも大切な新月・満月・吉日を意識

ヨガの流派によっては「ムーンデイ(新月/満月)は練習を避けるべき」と考え、その日は「積極的休日」を取るヨギーも多くいます。

ムーンデイはヨガ系の手帳ならほとんど最初から記載されているので、自分がいつ練習をお休みすべきかをあらかじめ把握したり、休み以外の日の練習計画を立てやすくなります。

他にも、新月・満月に合わせたシークエンスや、月星座と言われる星座の運行に応じたシークエンスに挑戦したり、よく言われるように「新月に種をまき→満月に向かって育み→また次の新月に向かって定着させていく」という月の満ち欠けの周期に合わせた暮らしをするのにも役立ちます。

さらにほとんどのヨガ系の手帳は「一粒万倍日」や「天赦日」など吉日と言われる日が記されているので、吉日に何をするべきかあらかじめ計画をたてて過ごすヨギーも少なくありません。

一年の中で、誕生日や元旦意外にもスペシャルな気持ちになれる日にちが複数日あることは、気持ちを新鮮に保つのにも役立ちます。

コーピングリストややりたいことリスト、バケットリストなど

コーピングリストややりたいことリスト、バケットリストなど

手帳によっては「コーピングリスト」「やりたいことリスト」「バケットリスト」などがついています。

コーピングとは「積極的にストレスを解消する方法」という意味で、コーピングリストとは「カラオケ」「ケーキを食べる」「美容院に行く」「走る」など、それをするとストレスが解消できるという自分なりの持ち札をあらかじめリスト化しておくことです。

コーピング手段は時と場合によって使い分けられるように複数あった方がよく、ストレスを感じた時にそのリストから今の自分にできそうなことをピックアップしてプレゼントしてあげるように活用します。

すると、ネガティブな気持ちでいる時間を短くすることができ、自分で自分の機嫌を取れるようになるのです。

「やりたいことリスト」はよくある100挙げるものから、月毎に書くタイプのものまで色々ありますが、とにかく「書く」ことによって意識がそこに向かうことに間違いありません。

バゲットリストはいわゆる「欲しいものリスト」。これも書いておくと、不思議なもので1年後にはきちんと手に入ったりするのです。

手帳で書く瞑想「ジャーナリング」

手帳で書く瞑想「ジャーナリング」

何を書いていいかわからない、時間や予定の管理はスマホで十分というタイプの人は、瞑想をして感じたことや、ヨガの練習で感じたことを日々記録するためだけに手帳を使うのもOKです。

あるいは起きてすぐにとにかく思いついたことをありのまま書いていく「モーニングページ」というのも流行っています。

これらはいずれも「書く瞑想(=ジャーナリング)」と言え、手帳の従来との使い方からは外れますが「書く」ことで得られる効用や恩恵は受けられます。

まとめ

ヨガと手帳術の深い関係|なりたい自分になるために

ヨガの練習が楽しい人は間違いなく手帳を使いこなせるはずです。

どちらも暦や月のリズムを大切にする・計画実行(PDCA)サイクルを回すのが好き(得意)・断捨離やミニマムな暮らしに興味がある(実践している)などの共通項があるからです。

皆さんもさっそく2023年の手帳を準備し、未来予想図をワクワクしながら作っていってくださいね。

ヨガインストラクターが選ぶオンラインヨガ4選!


>>オンラインヨガ4社の口コミ、料金、特徴を比較解説!ヨガのプロが選ぶおすすめのサービスは?

関連記事

スタジオに通う必要がなく、スマホやPCで通信しながらオンライン上でヨガを楽しめる【オンラインヨガ】専用のスタジオがあることはご存知でしょうか? 自宅の近くにヨガスタジオがない 仕事や育児が忙しくて、なかなかスタジオに通う時間[…]

オンラインヨガ4社の口コミ、料金、特徴を比較解説!ヨガのプロが選ぶおすすめのサービスは?