目のかゆみに涙、くしゃみはもちろんですが、ヨガをする人にとっては鼻づまりや鼻水といった“鼻問題”が特に厄介かもしれませんね。
そこで今回は、ヨガのレッスンに通っている花粉症の生徒さん4人(20~50代・女性)とプチ座談会を開催。
みなさんも、「あるある!」と共感できるものばかりかも?
花粉症のヨガあるある:鼻をかむのに失敗
ヨガ歴3年のA子さん(30代)
「カラダが温まってきたレッスン半ばくらいでしょうか、鼻水がツーッと垂れてくる気配がして。それも、サラサラで止められない感じの…。」
ですが、そこは慣れたものでA子さんは汗拭き用のタオルとは、別にポケットティッシュを用意していたと言います。
そして遠慮がちに鼻をかんだつもりが…。
「自分が思っていた以上に大きな音が出てしまったんです。ほかの生徒さんの視線が瞬時に自分に集中したのがわかりました。」
レッスン中だと、ちょっとあせるシチュエーションですよね。
なんとも恥ずかしい事態になりましたが、レッスン中に鼻をかむのは決して悪いことではありません。
むしろ、そのままにしたほうが集中力が低下してしまいます。
ですが、「静かなスタジオ内で鼻をかむのはちょっと…」という人は、ソッと外に出て済ませてくるのもよいでしょう。
花粉症のヨガあるある②:場所とりに失敗
ヨガ歴2か月のB子さん(50代)
まだヨガの動きに慣れていないということもありレッスンを受けるときは、あまり人目につかない端のほうに場所取りをするそう。
「だいたい窓際か出入り口の近くでレッスンを受けているのですが、この時期は花粉の存在が厄介です。」
花粉は窓の近くの床に落ちたり、開け閉めが多いドアの近くでは舞い上がったりするのです。
ヨガの最中は、床に近い姿勢を取ることも多く、
「飛散量が多い日には、床に花粉のようなものが見えることもあります。もう、それを見ただけで反応してしまいます。」とのこと。
花粉症の症状が気になる人は、窓やドア、換気扇の近くを避けた場所でレッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
花粉症のヨガあるある③:移動の服装で失敗
ヨガ歴5年超えのC子さん(20代)
「スタジオのロッカールームは混むので、自宅からヨガウェアを着て向かいます。」
確かにいつもステキなウェア姿で颯爽とやってきます。
では、このケースでの注意点は?
そう、“衣類に花粉がついたままでレッスンに参加することになる”ということです。
入り口で花粉を叩くという方法もありますが…。
「手に花粉が付いたのか、レッスン中に汗をぬぐったら肌にかゆみが出てしまいました。」
やはり、この時期は外から着てきた衣類を着替えて、レッスンに参加するのが安心でしょう。
自分だけではなく、ほかの花粉症の生徒さんのためにも…。
また、起毛素材やウール素材の衣類は、花粉が付きやすいです。
ツルツルとした素材の衣類を選ぶのも、ひとつの対策になるので覚えておきたいところです。
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花粉症のヨガあるある④:ポーズに苦しんだ失敗
ヨガ歴2年のD子さん(40代)
「花粉の季節は鼻づまりが酷くて悩んでいるのですが、まさかあのアーサナで息が……。」
“あのアーサナ”とは、仰向けになるアーサナのこと。
例えば、上の写真のような「ガス抜きのポーズ」は代表的ですよね。
仰向けの姿勢というのは、鼻づまりに悩んでいる人にとっては呼吸が確保しにくくなる姿勢でもあります。
そこにアーサナによる動きが加わることで、D子さんのように「息が……」なんてことになるのも珍しくありません。
ですので、ムリは禁物です。
特に、ヨガは鼻呼吸が基本なので、呼吸が確保できないと思ったらアーサナを中断する、もしくは「チャイルドポーズ」でお休みしましょう。
ちなみに、次の写真のような頭部を下に向けるアーサナもまた“鼻問題”にお悩みの人にはツライそう(鼻水が垂れやすくなるから)。
カラダの様子を見ながらアーサナを取るようにしたいですね。
花粉症ヨギーあるあるで失敗を回避しよう
以上、花粉の季節のヨガで起こった失敗談をまとめました。
今回は座談会でヨガの最中に、「失敗した!」と感じたことを挙げてもらいましたが、ヨガには免疫力を高める効果も期待されています。
花粉症対策としてオススメな一面もあります。
とはいえ、既に症状が出ている人はくれぐれも無理はしないように…。