気温が下がると、いつもは常温ヨガ派だという人も「ホットヨガでカラダの芯から温めたい」と思うようになるのではないでしょうか。
実際にレッスンに参加してみたところ…確かにカラダはポカポカに温まったけれど、どういうわけか肌荒れをしてしまった!と、いう人が少なくないことをご存じでしょうか。
汗をたっぷりとかいて、むしろ肌荒れの改善によさそうなのに、なぜなのでしょう。
この記事では過去にホットヨガのインストラクターをしていた筆者が、ホットヨガを行うえでの注意点について解説していきます。
滝汗に爽快感? ホットヨガとはどんな感じ?
テレビCMや雑誌の広告などで、汗をたっぷりとかいた女性がホットヨガをしているシーンを見たことがあるのではないでしょうか。
「本当にこんなに汗をかけるの?」「でも、なんだか気持ちよさそう」、ホットヨガの経験がない人もしくは少ない人は、いろいろと気になるかもしれませんね。
では、ホットヨガとはどのようなものなのでしょうか。
ホットヨガは、アメリカ生まれのヨガのスタイル。
2000年頃から日本にも普及され、今では大きな駅前にホットヨガスタジオを見かけるのが当たり前になりつつもあります。
レッスンは1時間ほどおこなわれることがほとんど。
カラダが内側からポカポカと温まることで、次のような効果に期待できるでしょう。
ホットヨガの効果
- 血行が促進され代謝・免疫力が高まる
- 冷え性の改善
- 柔軟性の向上
- カラダのコリの改善
- 大量発汗によるリフレッシュ効果
早速、「ホットヨガを受けてみよう」、と思うような嬉しい効果ばかりですね。
ホットヨガで肌荒れする理由と注意点とは?
ですが、なかにはホットヨガに通い始めてから肌荒れをするようになったという声も。
ホットヨガで肌が荒れてしまうのはなぜなのでしょう。
理由①:汗のふき方が悪い
ホットヨガでは、大量に汗をかきます。
頭皮も顔も、カラダも、こんなところから汗が!という驚きと爽快感があるでしょう。
これがホットヨガの醍醐味でもあるのですが、老廃物の混じった汗をしっかりと拭かずにいると雑菌が繁殖して、肌荒れを誘発する原因になるので要注意。
また、汗をかいた肌というのは非常に敏感になっているので、タオルでゴシゴシと強く拭くのもNG。
肌表面に細かな傷ができて水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまうことも。
理由②:吸水速乾性に優れないウェアの着用
続いても汗が原因となる肌荒れの話しなのですが、カラダについて。
1時間のレッスンが終了する頃には、着用していたウェアはしぼると汗がしたたるくらいビショビショの状態。
特に、吸水速乾素材ではないウェアを着ていると、汗でぬれた肌と衣類は常に湿ったままとなり不快なだけでなく、肌荒れを引き起こすこともあります。
最近では、水陸両用のヨガウェアを取り扱うブランドも増えてきました。
吸水速乾性に優れているヨガウェアならホットヨガで大量に汗をかいても、比較的快適に過ごすことができますよ。
理由③:ファンデーションを塗ったまま
カラダが温まると、毛穴が開きます。
開いた毛穴に汗と混じったファンデーションが入り込んでしまうと、毛穴がふさがれて肌荒れの原因のひとつになるでしょう。
たくさん汗をかくのだから、メイクが崩れるのは当たり前。
参加者のほとんどは、ノーメイクです。
そもそも、レッスン中に人の顔をじっくりと見てくる人はいないはず。
どうしてもノーメイクがイヤな人は、「ウォータープルーフのコスメを使用してパーツメイクのみほどこす」などの工夫をしてみては。
理由④:ミネラル不足になる
レッスン中はもちろん、終了後にも水を多めに飲むことを意識している人は多いでしょう。
ですが、それだけでは不十分。
大量に汗をかくと、ミネラルも失われるからです。
ミネラルはカラダを構成する大切な成分でありながら、人間のカラダでは作り出すことができないと言われているので、食事やサプリメントから摂取するようにしましょう。
過去にホットヨガのインストラクターをしていた筆者は、ミネラルの摂取に役立つ麦茶をよく飲むようにしていましたよ。
気温が高くなってくると、汗をかいたり、ノドがかわいたりしてヨガの最中に水分をとる機会が増えます。 インストラクターを含め、ほとんどの方は水を飲んでいますが、なかには「え!」と驚くようなドリンクを口にしている方も。 レッスン中に飲[…]
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ホットヨガで肌荒れになる4つの理由
ホットヨガで肌荒れをしたことがあるあなた、心当たりがあるのでは?
せっかくのホットヨガです。
肌荒れを引き起こして、残念な結果になったらもったいないですよね。
心身ともにスッキリ、きれいを目指すための参考にしていただけたら幸いです。