どうして背中の痛みは起こるのでしょうか?
原因を探って、ヨガで背中の痛みを解決しましょう!
この記事では、ヨガインストラクターである筆者が背中が痛い時に効果的なヨガポーズを3つご紹介します。
背中が痛い!原因は何?
上半身の広い面積を占める背中。
背中が痛くなってしまう原因はいくつか考えられます。
その中でもメジャーな4つの原因を探ってみました。
背中が痛い原因①:背骨の歪み
背骨はブロック状になっているたくさんの骨から形成されており、神経もたくさん通っています。
筋肉のバランスや筋肉量の低下による少しの負担で、背中は簡単に歪んでしまうそうです。
背骨の歪みは背中が痛んでしまう大きな原因のひとつ。
背骨の歪みは内臓や神経を圧迫してしまうので、背中の痛みだけでなく色々な疾患の原因にもなりかねないのです。
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背中が痛い原因②:骨盤の歪み
骨盤の歪みも背中の痛みの大きな原因のひとつです。
背骨の土台になっている骨盤。
骨盤と背骨の歪みは相互関係にあります。
骨盤が歪むと背骨も歪み、背骨の歪みは骨盤の歪みの原因になってしまうもの。
特に女性は生理の周期により骨盤が開閉するため、男性よりも歪みやすいそうです。
背中が痛い原因③:ストレス
精神的なストレスはカラダの歪みの原因になり、歪みにより背中に痛みが出ることも。
ストレスは筋肉を萎縮させ、カラダが硬直してしまいます。
長時間ストレスを受けていると筋肉の硬直によりカラダのバランスが崩れ、歪みの原因に。
ストレスは万病の元と言いますよね。
背中の痛みの原因にもなってしまうので、気をつけましょう。
→あなたにあったストレス解消ヨガは?あなたにあったヨガでストレスを解消しよう
背中が痛い原因④:内臓疾患
運動やマッサージなど色々なケアをしているにも関わらず、背中が痛む場合は内臓疾患が隠れている場合もあります。
内臓の異変による背中の痛みは「関連痛」と呼ばれ、色々な神経が繋がっている背骨により痛みが出ることもあるのです。
※なかなか痛みが取れない場合は、かかりつけの医療機関などに相談しましょう。
背中が痛くなる歪みの原因チェック
背中の痛みの大きな原因であるカラダの歪みは、日常生活の習慣から起こることもあります。
歪みの原因になってしまう習慣をチェックしてみましょう。
背骨や骨盤が歪む原因
- 足を組む
- 同じ肩にカバン
- ヒール
- 長時間のデスクワーク
- 運動不足
いくつ当てはまったでしょうか?
これらの日常習慣によって、背骨や骨盤は歪んでしまいがちに。
クセはなかなか治らない上に、生活のために変えられない習慣もありますよね。
ヨガでバランスが崩れたカラダを改善し、歪みを矯正していきましょう!
背中の痛みを和らげる3つのヨガポーズ
今回は、背骨や骨盤の歪みの矯正に効果的なヨガポーズをご紹介します。
比較的に簡単なヨガポーズです。
どれも違うカラダの部分を刺激するので、セットでやることでより効果的に。
針の糸通しのポーズ
上半身をウエストからねじる針の糸通しのポーズ。
初心者でも簡単にできるポーズです。
背中の全体にストレッチ効果があり、背骨の矯正や肩こり改善に効果が期待できます。
ねじりにより胃腸の刺激にもなり、便秘の改善効果もあるそうです。
女性にうれしいウエストの引き締めにもつながります。
針の糸通しのポーズのやり方
- 四つん這いになり肩の下に手が、骨盤の下にヒザがくるようにする。
- 息を吸いながら右手を上に上げる。視線も一緒に。
- 吐きながら左手の下に腕を通す。右肩から頭は床につけ、そのままゆっくり数回呼吸する。
- 息を吸いながら右手を上にあげ、吐きながら四つん這いに戻る。
- 反対側も同じようにやる。
ポイント
手をもう片方の手の下に通す時は、なるべく遠くに長く伸ばすイメージで。肩甲骨まわりの筋肉が伸びるのを意識しましょう。
ワシのポーズ
手と足をからめるのが特徴的なワシのポーズ。
とてもポピュラーなヨガのポーズのひとつです。
今回やるのは、上半身のみのバージョン。
身体的にすごく難しい訳ではないですが、ちょっとやり方が複雑なポーズです。
肩甲骨まわりのストレッチ効果や背中の上部の筋肉緩和に効果的です。
- あぐらをかいて座り、左腕を前に伸ばしヒジを曲げる。
- 右腕も左ヒジの下に重ねて曲げる。
- さらにクロスし、右と左の手のひらを合わせる。
- そのままゆっくり息を吸いながら、上を見て背中を反らせる。
- 息を吐きながら下を見る。
- 数回繰り返したら、腕を解放する。反対側も同じようにやる。
ポイント
腕をからめたら、ゆるみが無いように腕と腕をぎゅっと締めつけます。
ヒジが下がってこないように、常に上に引き上げることを意識しながらやりましょう。
鳩のポーズ
鳩のポーズには様々なバリエーションがありますが、今回やるのは初心者向けのバージョン。
Half Pigeon(半分の鳩のポーズ)と呼ばれ、お尻まわりの筋肉や股関節の深いストレッチ効果が得られます。
お尻まわりの筋肉がほぐされ、股関節の矯正が期待できるポーズです。
鳩のポーズのやり方
- プランクポーズになる。
- 右足を手と手の間に大きく一歩踏み込む。
- 右足を左手の方に歩かせ、右ヒザを床に下ろす。
- 後ろの足も床に置き、息を吸いながら背筋を長くし、斜め上を見る。
- ゆっくり息を吐きながら手を前に這わせて上体を前に倒す。おでこは床につけて休める。このままゆっくり10呼吸くらいする。
- 終わったら反対側もやる。
ポイント
前に置いている足がしびれたりすることもよくあります。
終わったら下になっていた足をシェイクして血液を流してあげましょう。
背中の痛みにヨガ!
背中の痛みに効果的な、比較的簡単なヨガポーズ をご紹介しました。
背中はカラダの大部分を占めており、色々な筋肉につながる大切な部分ですが、筋肉のバランスやコリによって、背骨や股関節は歪みが出やすい場所です。
ヨガで歪みを整えて背中の痛みを改善しましょう!
なお、ヨガには歪みの解消にとどまらず、いろんな効果があります。
次の記事で具体的な体験談を紹介していますので、気になる人はご参考ください。
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