そんな時は自律神経も乱れがちになってしまうのをご存知でしょうか?
今回は、自律神経が乱れているサインや整えるのにおすすめなヨガポーズをご紹介します。
自律神経とは?
「自律神経が乱れる」とか、「自律神経を整える」とかよく聞くものの「そもそも自律神経ってどんな神経?」と具体的に分からない方も多いのではないでしょうか?
自律神経とは、体温調節や内臓機能の働きを司る神経であり、自分の意思とは関係なく24時間働き続けている神経なのです。
自律神経は交感神経と副交感神経からなっており、それぞれ違う働きを担っています。
太陽が出ている日中に、心身を覚醒させ活動的にさせるのが交感神経。
夜に心身をリラックスさせてゆっくりさせてくれるのが副交感神経です。
このふたつの神経のバランスが大切で、働きがどちらに偏っても良くありません。
ですが、不規則な生活やストレス過多により、自律神経のバランスは乱れがちになってしまいます。
自律神経が乱れてしまうと、カラダにさまざまな不調が現れてしまうのです。
自律神経が乱れているサインって?
乱れることで心身にさまざま不調をきたす自律神経。
自律神経が乱れていることは、どのようなことから分かるのでしょうか?
ここでは自律神経が乱れた時に見られる心身のサインをご紹介します。
ダルさが取れない
ダルさ、つまり倦怠感や疲労感は、自律神経が乱れた時の症状の中でもっとも多いもののひとつです。
自律神経が乱れると、カラダの器官の働きが上手くいかないことにより、全身の機能に支障をきたしてしまいます。
それがダルさとなって現れるのです。
日中も眠い
日中は心身を活動的にする交感神経が、夜はリラックスさせてくれる副交感神経が活発になるように出来ています。
しかし、そのバランスが乱れるため、知らず知らず、夜の睡眠の質が低下することにより、慢性的な睡眠不足となっているケースも。
睡眠の質の低下が日中の眠気となって現れてしまうのです。
やる気が出ない
自律神経の乱れはストレスが大きく関係しています。
ストレスを溜め込みすぎている場合や、実はストレスを感じているにも関わらず、それに気がつかない場合もあるもの。
そのようにしてストレスを抱えると自律神経が乱れ、心の不調となって現れるケースも。
なんとなくやる気がでないのも、自律神経の乱れが原因かの場合も多いのです。
ですが、うつ病と見分けがつきにくい場合もあるので、気になる方は精神科や心療内科を受診しましょう。
自律神経を整えるヨガポーズ3選
ヨガは自律神経を整える効果があることでも知られていますよね。
深い呼吸と共に行うことで、効果は倍増します。
自律神経をまず整える3つのポーズをご紹介します。
ワニのポーズ
「ワニのポーズ」は、腰をねじって背骨や内臓にアプローチするポーズ。
背骨のまわりには自律神経が走っているので、背骨を整えることは自律神経の調整につながります。
寝たまま行えるので、夜寝る前などにもおすすめのポーズです。
やり方
- 仰向けに寝て左のヒザを曲げ、胸に引き寄せて手で抱える。
- 抱えたヒザを、骨盤ごとゴロンと右側に倒す。右手は左のヒザに添えて床に軽く押さえておく。手は横に伸ばし、目線も左に向ける。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。
- 終わったら反対側も同じように行う。
自分の力でヒザと両肩を床へ近づけることで、ねじりを深めることができます。
→ヨガのワニのポーズとは?5つの効果と正しいやり方を徹底解説
キャットアンドカウ
「キャットアンドカウ」はヨガの基本のポーズであり、背骨のウォームアップとして使われることも多いポーズです。
猫のポーズと牛のポーズを交互に行い、呼吸を意識しやすいポーズです。
背骨をほぐす効果と呼吸を整える効果から、自律神経にアプローチできます。
やり方
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- ゆっくり息を吐きながら、両手で床を押し背骨を丸める(猫のポーズ)視線はおへそへ。
- ゆっくり息を吸いながら背中を反らせる(牛のポーズ)
- 呼吸とともに3〜5セットくり返す。
牛のポーズでは尾てい骨を下向きに、猫のポーズでは上向きになるように意識すると、背骨を全体的に動かしやすくなります。
→ヨガのキャットアンドカウのポーズとは?4つの効果と正しいやり方を徹底解説
ウサギのポーズ
「ウサギのポーズ」はヨガの基本の逆転のポーズです。
頭を下にすることで、頭部の血行を促進してくれます。
また、頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というツボを刺激して、自律神経を整える効果があります。
※首や肩まわりにケガや違和感などがある場合は、このポーズは控えましょう。
- 正座になり、手を前に這わせて上半身を前に倒し、チャイルドポーズになる。おでこはマットにつけ、両手を顔の横に着く。
- ゆっくり頭を前に転がして頭のてっぺんを床につける。
- そのまま2〜3回ゆっくりと呼吸する。
- 終わったらそっとチャイルドポーズに戻る。
首に体重がかかりすぎないように、手でしっかりカラダを支えましょう。
→ヨガのうさぎのポーズとは?4つの効果と正しいやり方を徹底解説
季節の変わり目はヨガで自律神経を調整!
自律神経が乱れがちな季節の変わり目、ヨガで全身を動かして、気持ちよく整えてはいかがでしょうか?
深い呼吸とともにヨガポーズを試してみましょう!