しかし、興味があっても一歩踏み出せない方も多いもの。
今回はそんな方でも手軽に行える、日常に取り入れられる瞑想法3つをご紹介します。
瞑想とは?
“瞑想とは何なのか”
色々な表し方がありますが、手短にまとめると「心を鎮めて無心になること」や「自分の内面と向き合い、今の自分を客観的に見つめること」を言います。
瞑想にはさまざまな種類があり、座禅を組んでじっと動かないで行うものもありますが、カラダを動かしつつ、そのカラダの状態に意識を向けながら行なうものもあります。
そのような瞑想法は「ムーブメント瞑想」と呼ばれており、日常にも取り入れやすい瞑想法です。
「瞑想」と言うと人によっては、「ちょっと敷居が高い」と思う場合もあるかと思います。
しかし、最近ではオンラインで行えるカジュアルなものもあり、やり方によっては日常にも取り入れやすくできるのです。
瞑想で得られる効果3つ
古来から行われている瞑想には、さまざまな効果が報告されています。
瞑想によって得られる主な3つの効果をご紹介します。
集中力アップ
瞑想とはぼんやりするのではなく、一点に集中して行う行為です。
自分の呼吸や歩き方、食べ方などに焦点を当て、観察します。
そのように一点に集中する瞑想法を日々行うことで、集中力アップにつながることが期待できます。
結果として、仕事や趣味、運動などのパフォーマンスアップにつながります。
ストレスに強くなる
瞑想というのは自分を客観視することにもつながります。
自分のカラダや内面の変化を客観的に見つめる瞑想法を続けると、物事を客観視する力が備わります。
そのため、日常生活で大きなストレスになるようなトラブルに見舞われても慌てたり悩みすぎたりせずに、「どうするのが最善か」を客観的に考え実行することにつながります。
ストレスに強くなりたい方にも瞑想はオススメです。
心が穏やかになる
瞑想は呼吸や動作をゆっくりと行うものです。
そのため、行うことで副交感神経が優位に働きます。
忙しい生活の中で交感神経ばかり働いてしまう方の自律神経のバランスを整えて、心を穏やかにする効果も得られます。
日常に取り入れられる瞑想法3つ
お寺に行って坐禅を組んで…という瞑想はなかなか機会がありませんよね。
しかし、瞑想は日常生活の中でも簡単に実践することができます。
ここでは日常にすぐに取り入れられる3つの瞑想法をご紹介します。
呼吸
もっともオーソドックスな瞑想法として、“呼吸を観察する”というのが挙げられます。
自分の呼吸に集中することは、瞑想の基礎にもなるものです。
ゆっくりとした呼吸をし、呼吸のスピードやそれによるカラダの変化を、客観的に観察してみましょう。
やり方
- 頭の中で8秒数えながら、鼻から息を吸う。
- 同じように8秒数えながら鼻から息を吐く。
- それによるカラダの変化を観察しつつ、1分〜5分ほどくり返す。
ロウソクを目の前に置いて、呼吸によるロウソクの火の揺らぎを観察しながら行う、というのも効果的な方法です。
食事瞑想
「食事瞑想」はその名の通り、食事をしながら行う瞑想法です。
マインドフルネス・イーティングとも呼ばれています。
食材を五感で味わいながら、ゆっくりと味わいながら食べる瞑想法です。
食事瞑想はダイエットにも効果が見られ、暴飲暴食を防いだり食生活の改善につながったりする効果がみられています。
やり方
- まず最初に、これから食べる物を見る。色や質感、感触や重さなどを観察し、感じる。
- 次に香りを嗅ぐ。どのような香りか、その香りを嗅いだことで気持ちの変化はあるのか客観的に観察する。
- 続いて口に入れる。まずは噛まずに、舌の上で感覚を確かめる。食材の温度や、舌触りを観察する。
- 次は、噛む。硬さ・柔らかさや、噛むにつれて変化する味や食感を観察する。
- 最後は飲み込む。食材が喉を通る感覚を確かめる。
食事の最初から最後まで行う必要はありません。
毎食最初のひと口だけでも試してみましょう。
→食事瞑想のやり方と効果!日常の手軽な瞑想でダイエットも可能?
歩行瞑想
ウォーキングをしながら行う瞑想は、「歩行瞑想」と呼ばれています。
別名「マインドフル・ウォーキング」とも呼ばれ、日常に取り入れやすい上に運動不足解消にもつながる、一石二鳥な瞑想法です。
やり方
- 力を抜き、ゆっくりと歩き出す。まずは、自分の足の裏に注目する。
- 地面に足がつき、地面の感触、足が離れ、浮く動作を観察する。
- 足の裏にかかる重心の変化も観察する。
- しばらく観察したら、次に他の部分を観察する。手や腕、肩、顔、頭、と下から順に観察する。
最初はなるべくゆっくり歩いた方が、カラダを観察しやすいでしょう。
日常に瞑想を取り入れてみよう
今回ご紹介した3つの瞑想法は、どれも日常ですぐに実践できるものです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!