【イントラ必見!】生徒さんが無反応…。呼吸法や瞑想、哲学のクラスは人気がないの?

【イントラ必見!】生徒さんが無反応…。呼吸法や瞑想、哲学のクラスは人気がないの?
ヨガのインストラクターをしていると、ポーズよりも呼吸法や瞑想、ヨガ哲学への関心が強くなる傾向があります。

呼吸法や瞑想、哲学で学んで得た知識や、自分が経験した感動を自分が担当しているクラスでも紹介したい!一人でも多くの生徒さんに共有してもらいたい!と考えるのは自然なことです。

しかし呼吸法や瞑想、哲学の時間を取ると、生徒さんが案外無反応なことも多いよう。

ここでは呼吸法や瞑想、哲学の時間をクラスに参加される生徒さんと楽しむ方法について考えていきましょう。

ポーズよりも呼吸法や瞑想、哲学に救われるイントラが多い!

ポーズよりも呼吸法や瞑想、哲学に救われるイントラが多い!

ヨガのインストラクターは、ヨガが決してポーズだけではないことを熟知しています。

いかにして心を平穏に保つべきか。いかにして真の平和や幸せを見つけるか。そのために、日々の食事や生活習慣に気を配ったり、考え方を変えるために哲学を学んだりしているはずです。

ポーズの練習はあくまでヨガの一部にしかすぎません。

ヨガをして人生が変わり、ヨガのインストラクターになる人がほとんどだと思いますが「ポーズで人生が変わった」という人は案外少なく、ほとんどの人が「ヨガの呼吸や考え方、瞑想の習慣を通じて、自分を見つめることで人生が変わった」という人が多いはずです。

ですからインストラクターさんの多くが呼吸法や瞑想、哲学の勉強を続けています。

当然、そこで得た知識は自分の生徒さんにも伝えたいはずです。

しかし呼吸法や瞑想、哲学をクラスで伝えるのは簡単なことではありません。

こちらが精一杯伝える努力をしても、生徒さんは無反応であったり首をかしげたりすることが多いのです。

まず大前提として、ヨガクラスに参加している生徒さんは、呼吸法や瞑想、哲学を学ぶつもりで参加しているのか?インストラクターはこのことを考える必要があります。

例えば、フィットネスクラブでのヨガの場合、残念ながら多くの生徒さんは呼吸法や瞑想、哲学は求めていない可能性が高いと思います。

では、私たちインストラクターは呼吸法や瞑想、哲学を伝えることを諦めた方がいいのでしょうか?

ヨガの呼吸法を習慣化するメリットと効果は?正しい呼吸法も丁寧に解説します

呼吸法や瞑想、哲学こそヨガであることを最初に毎回伝える

呼吸法や瞑想、哲学こそヨガであることを最初に毎回伝える

呼吸法や瞑想、哲学をクラスで導入するために必要なことは「ヨガはポーズだけではない」ということをクラスの初めに繰り返し伝えることです。

とはいえ、この話が長くなってしまうと生徒さんは飽きてしまうので1〜2分程度に短くまとめて伝えられるように練習する必要があります。

また「ヨガはポーズだけでなく呼吸法や瞑想、哲学も大切なので今日のレッスンでは、ポーズの他に呼吸法や瞑想も5分程度ずつですが入れていきます」と、最初にクラスの全体像を説明するのも良いでしょう。

これからはじまるクラスの中に、何分くらい呼吸法や瞑想の時間があるのかを事前に説明しておくと、生徒さんも安心して呼吸法や瞑想に挑戦してくれるはずです。

呼吸法や瞑想、哲学をシェアする場合は、TPOをわきまえる

呼吸法や瞑想、哲学をシェアする場合は、TPOをわきまえる

ほとんどの生徒さんは、ヨガのポーズには興味があっても、呼吸法や瞑想、哲学には全く興味を持っていないと仮定しておきましょう。

特にフィットネスクラブ、高齢者施設、ホットヨガ、マタニティーヨガ、産後ヨガなど、ある程度ヨガをする目的が決まっているクラスにおいて、呼吸法や瞑想、哲学を入れることは生徒さんの需要と合っていない可能性が高いです。

高齢者であれば呼吸法、マタニティであれば呼吸法と瞑想、など相性がいいものもありますが、なぜ生徒さんにその呼吸法や瞑想を伝える必要があるのか、目的が明確である必要があるでしょう。

特に考えてほしいのが、相手の立場です。

例えばインストラクターよりも人生の先輩(年上の方)が多く参加されているクラスの場合に、まるで道徳の授業のような哲学をシェアする必要はあるでしょうか?

生徒さんに「若造にそんなことは言われたくない」とか「あなたは何様なの?」という印象を与えてしまっては意味がありません。

呼吸法や瞑想、哲学は神聖なものですから、その分十分にTPOをわきまえ、適切な場所で、適切な相手に届ける方が重要です。

呼吸法や瞑想、哲学を伝えたいならポーズを連動させる

呼吸法や瞑想、哲学を伝えたいならポーズを連動させる

どうしても呼吸法や瞑想、哲学を入れたいのであれば、シークエンスを考える際に、その日に行うメインポーズと取り上げたい呼吸法や瞑想、哲学を連動させるように考案してみましょう。

例えば「タダアーサナ」という、一見立っているだけのポーズでも、さまざまな呼吸法と組み合わせてみたり、マインドフルネス瞑想と同時に行ったり、あるいは哲学なら例えば「サマスティティヒ(安定)」とか「サットヴァ(純粋、中庸)」といったヨガの重要な哲学と連動させることができます。

あらゆるポーズを身体的効果だけでなく精神的効果からも考えられるようになると、呼吸法や瞑想、哲学とポーズを結びつけることは難しくありません。

「今日はメインで◯◯のポーズを行います。それは肉体的には▲▲の効果があり、精神的には□□という効果があるとされます。これをヨガ哲学では※※というサンスクリット語で解説されています」といったイメージで連動させると、生徒さんはポーズの練習しているだけなのに、自動的にヨガの呼吸法や瞑想、哲学の恩恵を享受することができるはずです。

自分のクラスでは短くても呼吸法や瞑想、哲学を必ず入れるように決意する

自分のクラスでは短くても呼吸法や瞑想、哲学を必ず入れるように決意する

自分のクラスではできるだけ呼吸法や瞑想、哲学を短くても毎回入れる、というパターンを作ってしまうのもおすすめです。

次第に生徒さんからは「この先生はポーズだけではなくヨガの呼吸法や瞑想、哲学についても教えてくれる」と、イメージを持ってもらえるようになります。

根気や工夫が必要ですが、基本は生徒さんのニーズに答えながらも、自分が伝えたい内容を少しずつでも盛り込むことで「ちょうどいい」クラスや「自分らしい」ヨガのクラスが出来上がるはずです。

また、最終的にはポーズだけを伝えるよりも、呼吸法や瞑想、哲学を絡めたヨガを伝えた方が生徒さんにとってプラスになると感じます。

ヨガを単なるエクササイズで終わらせてしまうと、ヨガの魅力は半減し、逆に生徒さんがヨガに飽きてしまうことの方が多いのです。

ポーズだけでないヨガの魅力を伝えることで、いつまでもヨガを続けていたいと生徒さんが自然と思えるようになるのです。

瞑想、呼吸法を語れる自分になろう

瞑想、呼吸法を語れる自分になろう

ヨガのクラスで呼吸法や瞑想、哲学を差し込むことは容易ではありません。

また、呼吸法や瞑想、哲学は語るにふさわしい人が語らなければ説得力もないですし、相手が聞いてくれません。

まずは呼吸法や瞑想、哲学を語るのに、自分がふさわしい生き方ができているかどうかも見直してみる必要もあるかもしれません。

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