”昆虫食”言葉は聞いたことがあってもみなさんは口にしたことありますか?
なかなか手を出すには勇気がいる昆虫食!
果たして食べることでのメリット、デメリットはあるのでしょうか?
昆虫食、気になるけど一体健康にもいいの?といった疑問を解消していきましょう。
昆虫食は環境に良い?
昆虫食と聞いて、私が真っ先に思ったのはSDGsという言葉。
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
大きな17の目標を掲げています。
最近耳にするようになった旬のワードでもあり、世界でも注目されていますね。
昆虫食も健康といった概念はもちろんですが、環境やSDGsという観点でのキーワードが目立っているように思います。
どのような点で注目されているかを説明します。
①温室効果ガスの排出が少ないこと
これは牛肉や豚肉(鶏肉は比較的少ない)に比べて、昆虫の温室効果ガス排出量は1000分の1といわれています。
想像がつきづらいかもしれませんが、牛肉や豚肉を食べることに比べて1000倍も環境に良いことが連想できるのです。
②飼育にコストがかからないこと
牛や豚、鶏を飼育することと比較すると、水やエサのコストがかからないことです。
生態系や自然保護にも嬉しいポイントですね。
こういったことから昆虫食はSDGsに貢献している、昆虫食を食べてみよう!という文化が生まれた一つのきっかけではないかと思っています。
昆虫食を食べる健康への影響
みなさんは環境に良いからといって昆虫食を食べようと思いますか?
これからの時代には昆虫食が必要といわれても、実際に手にすることを躊躇してしまうのではないでしょうか。
私もその1人です。
何かしら健康上のメリットやデメリットを知った上でないと、なかなか手を出せないですよね。
昆虫食を食べてみようかなと。健康に関する点でのメリットをお伝えできればと思います。
昆虫食を食べる最大のメリットは、高たんぱく質食であるということです。
どれくらい多いかというと、肉類と比較すると約5倍にもなります。
100gあたりに含まれるたんぱく質の量
- 牛肉:19.4g
- 豚肉:17g
- 鶏肉:19.5g
- 昆虫:69g
昆虫100gを食べようと思うと、大量摂取にはなりますが含有量がこれほど違うのは驚きですね。
たんぱく質だ毛でなく、銅、鉄、マグネシウム、リン、亜鉛などの微量栄養素も多く含まれているためビタミンやミネラルを補給という観点でも優れてます。
肉や魚などの供給不足状態が起こったとき、昆虫食が私たちの栄養を補う救世主になる可能性はありますね。
昆虫食を避ける理由
では昆虫食を食べない理由と聞かれると、まず私たち日本人にとって昆虫食が馴染みないという点が大きいのではないでしょうか。
SDGsの取り組み、高タンパク質と注目を集めているといっては不安や戸惑いはあるはず。
昆虫を食べてカラダは大丈夫なのか?といった、心配もあるでしょう。
では実際、どんなことがデメリットになるのでしょうか。
見た目が気になる
私自身も昆虫食に手が出せない最大の理由が、見た目です。
”THE昆虫”といったビジュアルはさすがに受け入れ難いです。
この点を払拭するには、加工された昆虫食を食べることが理想ですね。
寄生虫や有毒性の心配
昆虫には、寄生虫などの菌が共存していることもあります。
そして、昆虫自体も毒性のあるものも存在します。
例えば肉であれば、ある一定の条件で加工することでその殺菌効果が証明されていますが昆虫は未知数でもあります。
あれこれ構わず食べてみるということは辞めておきましょう。
アレルギー
エビやカニなどの甲殻類アレルギーがある方は注意が必要です。
昆虫にも甲殻アレルギーと同じようにアレルギーを発症する可能性があるため、甲殻アレルギーある方は避けた方がいいでしょう。
昆虫食を避けるデメリットとしては、これらの3つ理由が大きいのではないでしょうか。
ただし最近では、昆虫を使ったプロテインやチョコレートなどのお菓子、コーヒーが販売されています。
加工された商品であれば、見た目や味、有毒性などの危険な状態は避けられるはずです。
昆虫食を試してみたいけど、という場合は一度商品を手に取ってみるのもいいですね。
見た目が昆虫の形をしていなければ、意外と食べれる可能性も!
口コミなども参考にしながらチャレンジしてみようかなと思います。
これからの時代は、環境などを考慮した上で食の選択を行うことも、私たちには必要なのかもしれませんね。
新しい食の時代に昆虫食を!
今までは昆虫食と聞くと驚きを隠せませんでしたが時代は進化しています。
さまざまな形態で加工され、環境や健康にも良しとされる昆虫食。
これから昆虫食の文化が進んでいく可能性は大いにあると感じ、試してみる価値はありそうです。
みなさんも昆虫食のメリットを知り、新しい食の形として取り入れてみてはいかがでしょうか。