全米ヨガアライアンスとは?RYT200や登録するメリット、費用について分かりやすく解説!

全米ヨガアライアンスとは?
ヨガインストラクターを目指している人やヨガインストラクターなら、一度は聞いたことのある「全米ヨガアライアンス」。

全米ヨガアライアンスとは、一体なんなのでしょうか?

この記事では、ヨガネス編集部がヨガアライアンスの概要やRYT200などヨガインストラクターとして活躍するなら知りたい情報について分かりやすく徹底解説いたします。

全米ヨガアライアンスとは?

全米ヨガアライアンス

全米ヨガアライアンスは、世界で最も大きく知名度も高い非営利のヨガ団体。

日本では「全米ヨガアライアンス協会」や「全米ヨガ協会」といった名称でも呼ばれていますが、英語での正式名称は「Yoga Alliance」と非常にシンプルです。

世界70カ国の共通のヨガインストラクターの水準を定めた団体で、世界的なヨガインストラクター資格であるRYT200を認定している組織でもあります。

全米ヨガアライアンスの歴史

全米ヨガアライアンスは、1999年に2つの団体が合体して誕生しました。

1997年まで、現代のヨガの中心地であるアメリカでさえも統一されたヨガインストラクターの基準が全く存在しませんでした。

それではいけないということから、1997年に自主的にヨガインストラクターの必要最低限の基準をつくるために、the Ad Hoc Yoga Allianceというボランティア団体が発足

そして、1999年に活動領域を広げるために国際的なヨガ会議を主催していたUnity in Yogaと合併して、ついに全米ヨガアライアンスが誕生します。

しかし、当初の全米ヨガアライアンスは基準を設定するものの、各認定校が基準を無視した授業を提供することもあり意味がないという問題点がありました。

スムーズに解決というわけにはいきませんでしたが、2013年から各認定校から実際に行うプログラムの概要を確認するシステムにするなど様々な努力により、全米ヨガアライアンスはヨガインストラクター水準を高めることに成功したのです。

現在では、ヨガインストラクターを採用する側の人にとっても全米ヨガアライアンスの基準が採用基準として活用されるようになり、全米ヨガアライアンスは世界70カ国以上に登録者数を誇るヨガ資格として信頼されていくようになっています。

全米ヨガアライアンスと日本

日本では、2000年前半にbeyogaやヨガジャヤ等の東京のヨガスクールでバイリンガル講師によるプログラムを提供したことから始まりました。

そこから、綿本ヨガスタジオやアンダーザライト・ヨガスクール、YMCメディカルトレーナーズスクールといった大手のヨガスタジオに広がり、日本全国で全米ヨガアライアンスが認知されるようになります。

ヨガインストラクターが増えてくるにつれて、採用者側は信頼できる資格があるインストラクターを優先的に採用しようという流れができてきており、結果的にRYT200を取得する人が増えてきてます。

日本では、ここ10年間で約4倍程度増加し、2019年12月時点で1,600名もの登録者がいます。

全米ヨガアライアンスの資格をしようとする人は、より急速に増加していくことが予想されます。

全米ヨガアライアンスが認定する資格RYT200とは?

ryt200

Registered Yoga Teacher 200の略。

全米ヨガアライアンスが認めた学校で200時間学んだこと認定する資格。

ヨガインストラクターの資格としては、世界で通用する代表的なもので最も権威性のある資格のひとつ。

RYT200を取得すると、全米ヨガアライアンスが定めた質の高い教育を200時間受けたことの証明となることから、ヨガインストラクターとしての信用を得ることができます。

さらにRYT500という上位資格を取るために必要な資格であるので、ヨガインストラクターの心得や必要な知識を習得するための入門ステップであるといえるでしょう。

Registered Yoga Teacher 500の略。

RYT200の上位資格で、RYT200を取得後さらに300時間のカリキュラムを終了したことを認定する資格。

より専門性が高く実践的なトレーニングを積むこと、ヨガに関する理解が深いことの証明になる。

RYT200は45~65万円程度、RYT500は70~100万円程度が資格の取得費用の相場になります。

この相場は国際的なものであり、どの地域で受講しても同様の費用。

たまに、「RYT200の取得費用が29.8万円!」というように安く全米ヨガアライアンスの資格を取得できるという広告を見かけますが、全米ヨガアライアンスのカリキュラム基準を守っていないなど、先生や運営側に問題がある場合もあるのでご注意ください。

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全米ヨガアライアンスの登録方法

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RYT200を取得した後に、全米アライアンスに登録するのは任意となります。

取得さえすれば無期限に有効となるので、どのタイミングで更新しても大丈夫。

全米ヨガアライアンスの登録方法

全米ヨガアライアンスの登録に必要なもの

  • Eメールアドレス
  • 200時間要請講座終了証書
  • 講座開始日と終了日
  • クレジットカード

全米ヨガアライアンスの登録のやり方

  1. 全米ヨガアライアンスの公式ページに移動する。
  2. アカウントを登録する。
    全米ヨガアライアンスでアカウントを作成する。 全米ヨガアライアンスでアカウントを作成する。 全米ヨガアライアンスでアカウントを作成する。
  3. RYT登録申請
    全米ヨガアライアンス:RYT200登録  全米ヨガアライアンス:RYT200登録全米ヨガアライアンス:RYT200登録全米ヨガアライアンス:RYT200登録全米ヨガアライアンス:RYT200登録
  4. 登録料の支払い

全米ヨガアライアンスの登録のメリット

全米ヨガアライアンスに登録するのに年会費115ドル(約12,500円)かかることを考えると、正直なところ登録するメリットはあまりありません。

全米ヨガアライアンスの登録のメリット

  • 全米ヨガアライアンスのホームページに掲載されるようになるので、ヨガインストラクターを探している学校から連絡がくる可能性がある。
  • RYT会員向けに推奨している商品を、会員割引で購入できる。
  • オンラインワークショップに参加できる。

ただ、サイトが英語のため正直なところ、日本国内で活動している人は現時点だとあまりメリットを受けられないというのが現状。

RYT200を修了さえすれば登録自体はいつでもできるので、日本語対応や全米ヨガアライアンス公式ページを利用する人が多くなってから登録を考えてもよいかもしれません。

全米ヨガアライアンスに登録をしなくてもRYT200の資格を取得したことは変わらないので、経験や知識による自信こそがRYT200を取得する最大のメリットといえるでしょう。

全米ヨガアライアンスの動向に注目しよう

全米ヨガアライアンスの動向に注目しよう

全米ヨガアライアンスは、アメリカの団体ですが世界的に有名なヨガ団体。

ヨガインストラクターを目指している方なら、ぜひとも知っておきましょう。

また、2019年にカリキュラムの更新をおこなうなどヨガ業界に大きな影響を与えているので、動向についても注目していきたいものです。

下記の記事に変更したカリキュラム内容について、ざっくり説明しているのでまだ知らないという人は読んでみてくださいね。

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