おうちの断捨離と同じく、心の断捨離を!年末年始こそ瞑想し本当の自分を取り戻そう

年末年始はいつも以上に断捨離をしたくなります。

そしてお部屋だけでなく、心も身体もスッキリさせたくなるのではないでしょうか。

そんなあなたには瞑想がおすすめ。

年末年始に自分のために時間を確保し、じっくりと瞑想を行いませんか?

ここでは瞑想が苦手な方でもできる「本当の自分に戻るためのワークつき瞑想」をご紹介。

今年も大人気だった瞑想!なぜ瞑想がそんなに注目されるの?

今年も大人気だった瞑想!なぜ瞑想がそんなに注目されるの?

ここ数年、瞑想(またはマインドフルネス)が流行っています。

なぜなら瞑想にはさまざまな効果があることが、科学的に次々報告されるようになっているから。

すでにアメリカでは、マインドフルネス瞑想は医療現場でも採用されていると聞きます。

瞑想やマインドフルネスの具体的効果は「集中力が増す」「生産性が上がる」「直感が冴える」「人間関係が改善する」「ポジティブになれる」「リラックス効果がある」「睡眠の質が高まる」「ストレスが軽減する」など多岐にわたります。

ただ座って静かに瞑想をするだけでこれらの効果が得られるのですから、経営者やアスリートなどストレスフルな世界に生きる人ほど瞑想に夢中になっているのです。

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ヨガにおける本来の瞑想の目的は?

ヨガにおける本来の瞑想の目的は?

しかし、ヨガにおける本来の瞑想の目的は「悟り」や「解脱」に到達すること

その境地をヨガでは「サマディ(三昧)」と言い、完全に自我が消失し、つまりあらゆる苦しみや煩悩からも解放された状態で、それはこの上ない「至福」だと伝えられます。

そもそもヨガの考えでは、私たち一人一人は誰もが「真我」の存在だと考えられます。

真我とはただの「I am」の状態で「本当の自分」のことです。

しかし私たちは経験や知識を重ねるほど、本当の「I am」の部分から遠ざかってしまいます。

例えば「私は○○会社の▲▲部に所属する□□です」と自己紹介をしたとします。

この時に●や▲で語られる部分はすべて時間とともに変化するものであり、あなたの本質とは関係ありません。

しかし私たちは生活に追われるほど、この本質とは関係のない部分に囚われ、それが苦しみの原因になるとヨガでは明確に教えられているのです。

肩書きが多い人ほど「I am」の後ろにさまざまな肩書きや説明をつけたくなり、「I am」からは離れるでしょう。

私は過去にヨガのプラクティスの一環で「職業や国籍、年齢などを使わずに自己紹介をしなさい」と先生に課題を与えられたことがありますが、非常に苦労しました。

それだけ自分の本質から離れているということでした。

話を戻すと、瞑想することの本来の目的は、このただの「I am」に戻ることとも言い換えられます。

純粋なただの「私」に戻った時にあるのが、「本当の、揺らぎのない、誰にも邪魔されることのない」「至福」なのです。

そしてこの状態が極まることが「悟り」への道につながります。

本当の自分に戻るためのワークつき瞑想をやってみよう

本当の自分に戻るためのワークつき瞑想をやってみよう

私たちを形容する「I am」以外の部分を一旦取り除き、「I am」に戻ることを年末年始に瞑想やワークを使って試みましょう。おすすめの方法を一つご紹介します。

やり方

  1. 大きめの紙を用意します。
  2. その紙にあなたを形容する肩書きや状態をすべて書き出します。「私は〜です」の「〜」の部分をすべて書き出しましょう。

例)私は「2人の子どもの母親です」「妻です」「女性です」「東京都に住んでいます」「会社員です」「30歳です」「シングルです」「年収は●●●万円です」「身長は▲▲▲cmで、体重は□□kgです」「〜という持病があります」「〜という悩みがあります」といった感じで思いつく限りの「〜」を書き出します。

目を閉じて座ります。

頭の中に先ほど書いた紙を思い出し「私は〜ですが、それがすべてではありません」と心の中で唱え、頭の中で一つ一つの「〜」の部分に線を引いていきます。

心の中で4を繰り返し、すべての「〜」を認めつつも、それがすべてではないことを体感していきます。

すると自分がただの「I am」で、ただ存在しているだけで素晴らしいことや、肩書きを取り除いて自分自身に戻る清々しさを目を閉じたまま体全体で感じ、味わえるようになります。

しばらくその至福に包まれましょう。

自分のタイミングで瞑想を終了します。

最初は難しいと感じるかもしれませんが、2〜3回練習すると慣れてくるはずです。

特に自分の中でコンプレックスに感じていることや、ネガティブに感じていること、悩んでいることはしっかり書き出して「それがすべてではありません」と自分に言い聞かせることで、問題から距離を置き、どんなことも冷静に観察することができるようになります。

そしてその冷静に観察している人の存在こそが、「I am」=本当のあなた(=真我)なのです。

瞑想の習慣で何か問題があってもすぐに「本当の自分」に戻れるようになる

瞑想の習慣で何か問題があってもすぐに「本当の自分」に戻れるようになる

このテクニックは日常生活でも非常に役立ちます

いくつか事例をご紹介しましょう。

例えばパートナーと喧嘩をした時。

「私はパートナーに酷いことを言われました。でもそれがすべてではありません」とすぐに打ち消します。

すると、パートナーを一つの出来事で全否定することがなくなりますし、パートナーには良い部分もあることや、酷いことを言われたけれど、それでも彼のことを大切に思う気持ちがあることに自分自身で気づけ、適切に状況を改善することができるでしょう。

例えば体調が悪い時「私は今体調が悪く辛いです。でもそれがすべてではありません」とすぐに打ち消します。

すると、体調が悪く辛くても、休める環境があることや、心配してくれる人がいることに気がつき、視点が変わることで気分が少し軽くなるのではないでしょうか。

年末年始に瞑想する時間をスケジュール帳に事前に確保!

年末年始に瞑想する時間をスケジュール帳に事前に確保!

瞑想にはさまざまなテクニックや手法がありますが、どんな方法であっても最終的なゴールである「サマディ」を目指すことが大切です。

繰り返しになりますが、サマディとは完全に自我が消失し、つまりあらゆる苦しみや煩悩からも解放された状態で、それはこの上ない「至福」が感じられる状態です。

年末年始にこの心の断捨離を体験してみたい方は、ぜひスケジュール帳を確認し、このために1時間ほどの時間を確保してみてください。

そして、その1時間を自分の心の断捨離のためだけに使いましょう。

静かな部屋、落ち着く音楽やキャンドル、紙と鉛筆だけ用意して、しっかり瞑想してみましょう。

もちろんスマホの電源も切ってくださいね。

瞑想で至福を感じよう

瞑想で至福を感じよう

喧嘩中でも、病気でも、お金があってもなくても、ただ私が存在していることが素晴らしい、と心から感じられることがヨガの目指す「至福」です。

年末年始は、この一年の間に無自覚に増やしてしまったさまざまな「〜」の部分を一つ一つ外し「I am」に戻ることで、来年を清々しく迎えられるはずですよ。

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