実際にヨガインストラクターとモデルを兼ねている人も多いので、自分の体型が「標準」であってもコンプレックスを抱くヨガインストラクターが増えているようです。
ましてや「ぽっちゃりの私はヨガインストラクターの資格をとったけれど、どうすればいいの?」と思い悩んでいる人も少なくないようです。
ここでは、ぽっちゃり体型のインストラクターの心得についてご紹介。
体型は関係ない!ビックサイズでも人気なヨガインストラクター
アメリカで活躍するヨギー、ジャスミン・スタンレーをご存知でしょうか。
ビックサイズボディながらも難易度の高いヨガポーズを軽々とこなし、その姿をインスタグラムに投稿し続けていることで、ここ数年話題となっています。
ジャスミンさんのフォロワー数、なんと40万人越え。
彼女の投稿は日本でも人気で、日本で活躍するヨガインストラクターの多くが「あの体型であのポーズが取れるの?」「私だってあのポーズは取れないのに!」と衝撃を受けています。
ポーズと体型は必ずしも100%関係してはいないこと、体型に関わらずヨガインストラクターになれることなどは、彼女のインスタからも証明されているのです。
ヨガインストラクターは太った体型だとNG?
太っている、あるいは痩せすぎている、どちらも女性にとっては気になることですが、ヨガインストラクターの多くは「ヨガインストラクターである以上太ってはならない」という思いが強くあるようです。
ヨガインストラクターの体型は痩せているべきと思われる理由
- 自己管理ができない
- 生活習慣病など疾病のリスクが高い
⇒太っているから連想されるイメージが不健康なものであることが多いから。
実際、太っているのにも関わらず、ジャスミン氏のように上級ポーズが簡単に取れる人に私も出会ったことはありません。
やはり、体型はある程度その人の考え方や生活習慣を反映するもので、健康な人に肥満体型の人は多くないように感じます。
体型を気にして自分らしさを失うと不健康なヨガインストラクターに
とはいえ、大切なことは体型に関わらず「健康であるかどうか」です。
多少は太っていようが、ぽっちゃり体型であろうが「私は健康です」と自信を持って断言できるのであれば問題ないのです。
特に「心の健康」が問題です。
- ヨガのポーズがなんでもできること。
- モデルのようなスタイルを維持すること。
- インストラクターとして有名になること。
- 食事制限をすること。
その努力はある程度必要かもしれませんが、行き過ぎた場合は果たして「本当に健康」と言えるのか、よく考える必要があります。
例えば、
- ヨガのポーズに貪欲になりすぎて怪我を繰り返すインストラクター。
- 体型維持のために食事制限をしてイライラしたり、食事制限をしていない人を「怠け者」と見下すインストラクター。
- 有名になりたいからといって露出の高いウエアでヨガのポーズをSNSに必死に投稿するインストラクター。
いずれも本当に健康だとは言い難いのではないでしょうか。
ヨガインストラクターにとって体型より心の健康が大事
ヨガのインストラクターにとって一番大切なことは、「どんな時でも心の平穏を感じられること」です。
心の平穏とは?
- たとえ病気になっても「穏やかに“今”に感謝できる人」であること。
- 死に関わるようなトラブルに巻き込まれても「受け入れて前を向く力」があること。
- 常に「調身、調息、調心」の心を忘れないこと。
こういった状態が「健康」といえるのです。
体型にかかわらず、心身が健康である人は自信にあふれ輝いています。
背伸びをすることなく、等身大の自分をさらけ出せる強さがあります。
人は、その勇気やかっこよさに魅了されるのです。
先に紹介したジャスミン・スタンレーに共感する人が多いのも、こういった理由からです。
ダイエットしてからヨガインストラクターを目指すのもアリ
ただ、もし自分の体型にコンプレックスがありインストラクター業に集中できない、体型のせいでインストラクター業がうまくいかないと本気で思っているのであれば、体型を変える努力をすることは決してムダにはならないでしょう。
ヨガの練習を重ね、ヨガが推奨する食事をし、自分と向き合っていくことは、確実にあなたの体重を減少させ体型に変化を与えてくれるはずです。
大切なことは、自分が自信を持って「私はこれで健康でハッピー」と言えることであり、その自信が人をひきつけるということです。
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ぽっちゃり体型のヨガインストラクターの方がいいときもある
最後に。
「実は痩せすぎのインストラクターが苦手」「モデル体型のインストラクターが苦手」という人は、案外多くいることをご存知でしょうか。
ヨガを「健康維持のため」に続けていきたいのに、あまりにモデルのような人が多いクラスに行くと「緊張する」「リラックスできない」「自分が嫌いになってくる」という理由から、もっと「普通の先生からヨガを習いたい」「露出されると目のやり場に困るし、不安になる」という生徒さんは相当数いるのです。
多くの一般の人は、インストラクターが思うよりもずっと「もっと普通に」「もっと自然に」「頑張らずに」ヨガをしたいと思っているのです。
特に、アロマヨガ、リストラティブヨガ、シニアヨガ、マタニティヨガ、呼吸法や瞑想のクラスなどはモデル体型インストラクターである必要は全くありません。
あなたが今どんな体型であっても、健康でハッピーであるなら自分に自信が持ちましょう。
堂々とあなたらしいヨガを伝えることが大切です。
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