ここでは「インストラクターになりたいけれど大変そうだから一歩踏み出せない」という方に、現役インストラクターが「ヨガインストラクターお悩みあるある」にお答えします。
ヨガインストラクターって収入が不安定で大変?
確かに、収入は不安定です。
多くのインストラクターが副業でインストラクターをしているか、インストラクターをメインにしつつも副業で別の仕事を掛け持ちしているケースがほとんどです。
それでもインストラクターをしている人で、「収入がきついからやめた」という人にあったことはありません。
やりがいや楽しさは、やはり収入を上回るのでしょう。
ヨガクラスを開催し、わずかな報酬しかいただけなくても細々とでもインストラクターを続けたい、という人が圧倒的に多いのです。
中には「ヨガインストラクターの収入は交通費やウェア代で赤字だけれど、生活は他の仕事でカバーできるから大丈夫!」といってインストラクターを続けている人も少なくありません。
ヨガインストラクターだから健康は大変?
大丈夫です。
インストラクターだって、普通の人間ですから風邪くらいひきます。
肩もこりますし、腰痛になることだってあるでしょう。
自分のヨガの練習でケガをすることも十分ありえます。
大切なことは背伸びをしないことと、心の健康を保つことです。
風邪を引いてしまったけれど呼吸法やアーユルヴェーダの知識で速やかに回復した、ちょっとした肩こりはヨガのポーズでセルフケアできる。
体調不良の時にこそ、自分自身でヨガを実践し知識を深めていくことも大切です。
自分を完璧な人間に見せようとせず、等身大の自分をさらけ出して人間力で勝負すれば、風邪を引いたりケガをしたりしても問題ありません。
ヨガのインストラクターで乳がんになったものの回復して乳がんリハビリヨガを普及している先生や、自らの産後の不調から産後リカバリーヨガの普及に力を注いでいるといった先生もいます。
ただ、あまりに頻繁に不調になると、確かに「ヨガの効果は?」と思われてしまいますので、自分の体調管理は何よりも大切です。
ヨガインストラクターとして集客は大変?
いま雑誌に出ているようなインストラクターでさえ集客には苦労していた過去がありますし、今現在も苦労しているかもしれません。
集客はすべてのインストラクターに共通の課題で、簡単には解決することができません。
しかし、ヨガを教えてほしいというニーズはずっと右肩上がりで成長しています。
これからも増えていくことが予測されるでしょう。
集客の悩みを減らすには、自信を持って積極的に行動するしかありません。
集客のポイントは「告知」と「リピーター」の2つ。
告知についてはSNSやチラシの配布などもありますし、地域の情報誌のようなものに掲載する方法もあるでしょう。
また、1人の人からの口コミが最も効果の高い宣伝になります。
「口コミしてね」というのも恥ずかしいと思いますので、言わなくても口コミしてくれるようなクラスを実践することが大切です。
まずは「自分がどんなクラスなら毎週参加したいか」を徹底して考えてみましょう。
「どんなインストラクター」で「どんなクラスのレベル」で「どんな雰囲気のスタジオ」なのか、流す音楽やインストラクターの服装まで細かくイメージし、理想に近づけるようにクラス作りをしていけば、必ずあなたのファンとなる生徒さんが1人2人と増えていくはずです。
ヨガインストラクターの将来って大変?
5年、10年とヨガのインストラクターを続けている人は、15年、20年、30年と続けています。
ヨガインストラクターとして続かない人のほとんどは最初の5年くらいで辞めてしまうので、まずは細々とでも10年続けてみると良いでしょう。
ヨガインストラクターとしての活躍する道の例
- スタジオを経営する。
- 別の事業(たとえば、エステサロンやリラクゼーションサロンなど)とヨガをコラボレーションした事業で起業する。
- 一生ヨガのインストラクターとしてやっていく。
道はそれぞれですが、10年くらい続けてみなければ、どんな可能性が広がるのは誰も想像できません。
まずは10年を目安にインストラクターとして続けてみてから、その後を考えても良いのではないでしょうか。
ヨガインストラクターとして生徒をケガさせることはNG
ヨガのインストラクター業で一番大切なことは、間違いなく「生徒さんにケガをさせない」ことでしょう。
また、例えば生徒さんの荷物を踏んで壊してしまう、といったこともあってはならないことです。
生徒さんがポーズでケガをするリスクを高める行為に「アジャスト」があります。
アジャストについては自信がもてなければやらない、というのが一番です。
「アジャストしてほしい」という要望は多いですが、無理にしてケガをさせるくらいならしない方が良いと思います。
また、過失がなくても(生徒さんに触れていないのに)、生徒さんがポーズ中に無理をしてケガをしてしまうことは十分ありえます。
クラスの前に、免責事項を確認してもらいサインしてもらうような承諾書を用意しておくのもひとつですし、「ヨガ安全指導員制度」や「ヨガ保険」などを活用し、もしもの場合に備えておくのはマストと言えます。
ヨガインストラクターは大変だけど、やりがいあり
ヨガのインストラクターは、素晴らしい仕事です。
大変なことや不安なこともあるでしょうが、真摯に対応すれば解決できることしかありません。
ヨガを教えてほしいというニーズは高いです。
ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。
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