ヨガ哲学で解決!考え事で夜に眠れない…負のスパイラルを脱出する3つの方法

一日のなかでも考え事をしてしまう時間といったら、夜ですよね。

うれしい・楽しいことならよいのですが、残念ながらその逆であることがほとんど。

“ネガティブ”なことばかりを考えてしまうのが、この時間帯なのです。

考え事をする~眠れない~また考え事をする“夜の負のスパイラル”にはまってしまったあなたにヨガインストラクターである筆者がヨガ哲学に基づいた解決策をご紹介。

夜にネガティブな負のスパイラルにはまる理由

では、どうして夜はネガティブな考え事に支配されがちなのでしょうか。

負のスパイラルにはまる理由①:時間に余裕ができるから

ひとつには、一日の作業がひと段落して時間に余裕ができることが挙げられるでしょう。

「それはよいことなのでは?」と思いますが、ストレスとは切っても切れない関係にある我々現代人は、その日の出来事を振り返って一人反省会を繰り広げてしまったり、嫌なことを思い出してしまったりするのです。

そのため、本来であればリラックスできるような時間もそうではなくなってしまいます。

負のスパイラルにはまる理由②:スマートフォンをみるから

また、“スマートフォン”の存在も無視できません。

日中にスマートフォンを使用する時間が限られている人は、ベッドのなかで友人や知人、そのほかにも色々な人のSNSをチェックしていませんか?

そして、自分と比べてしまい落ち込む…なんていうのも珍しくないことです。

加えて、画面から発せられる強い光によって脳が活性化され、ますます眠れずにスマートフォンを操作し続けるように。

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負のスパイラルから抜け出すには…

一人反省会にSNS・ネットサーフィン。

それによって引き起こされてしまう現代人の悪循環は、どう断ち切ったらよいのでしょう。

ここからはヨガインストラクターの筆者自身が実践し、生徒さんたちにもお伝えしている方法を紹介します。

方法①:幸せ・うれしく感じたことを挙げていく

夜に繰り広げられる一人反省会は、「何であれができなかったんだろう」「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」など、後悔や落ち込みで完結してしまいがちです。

ですが、長い一日のなかで幸せやうれしく感じたことだってあるはず。

例えば、

  • いつもは座れない満員電車に空席があった。
  • 出先で食べたランチが美味しかった。
  • 髪型やメイクをほめられた。
  • 好きなアーティストがテレビに出ていた。

何でもいいのです。

ヨガ哲学の『八支則はっしそく』にある「ニヤーマ」では、“サントーシャ”といって今ここにあるものに満たされることの大切さが説かれています。

ヨガのゴールに到達するための考え方。自分自身をどのように向上させていくべきか、八つの段階で説いている。

自分では毎日当たり前にできていることや暮らしのなかの些細なことも、ほかの人にとってはそうではないかもしれません。

幸せを感じる心は自分で育てることができるので、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。

本当に反省が必要なことは早めの時間に整理し、夜は幸せな気持ちでベッドに入るようにしてみてくださいね。

方法②:ポジティブに転換する

思考のクセを変えることはそう簡単ではありません。

筆者もネガティブスパイラルの経験者ですし、今でもたまに陥りそうになることがあります。

そこで実践しているのが、物事のネガティブな面をポジティブに転換するという方法

「今日は〇〇さんにこんなことを言われて嫌な気持ちになった」

→「私にも直すべきところがあった、教えてもらえてラッキー」

「食べたかったあのスイーツが売り切れていた」

→「次回まで楽しみな時間が延びた」

このようにいろいろなことをポジティブに捉えなおしてみると、いつもだったらイヤな気持ちになっていたこともそう悪くないと思えるのではないでしょうか。

「ちょっと強引だったかも」くらいに思い切りポジティブ転換しちゃいましょう。

初めのうちはなかなかポジティブな発想が思い浮かばないかもしれませんが、続けていくうちに鍛錬されるので繰り返しおこなってみてくださいね。

方法③:寝室にスマートフォンを持ち込まない

SNSの閲覧による心のざわつきやブルーライトの光は、夜のネガティブスパイラルへの入り口。

「就寝前にスマートフォンを使用しないほうがよい」というのは、みなさん頭の中では重々承知しているけれども実際のところはできていないこと…なのではないでしょうか。

枕元で充電し、ちょっと手を伸ばせば簡単に使用できてしまう位置にスマートフォンを置いては「また見てしまった」の繰り返しです。

心当たりがある人は、寝室にスマートフォンを持ち込まないようにしてみては。

負のスパイラルから脱出しよう

「将来のこと、職場のこと、家族のこと、恋愛のこと……」

自分はこんなにも想像力が豊かだったのかと驚くくらいに次から次へと悩み事が浮かび上がり、さらにはそれを掘り下げてしまうのだからどんどん深みにはまっていってしまい、眠れなくなってしまう人も少なくないでしょう。

「夜にネガティブな気持ちになってしまうのは自分だけではない」と知るだけで、気持ちが軽くなる人もいるでしょう。

ストレッチで縮こまった体を伸ばすことで、心が解放される人もいるはず。

自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

みなさんの一日の終わりが、健やかであることを筆者も願っております。

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