健康に良さそうとか、自分にもできそうとか、一度やったらハマってしまったとか、人それぞれ異なるはずです。
でも一度ヨガに出会えたなら、ぜひとも一生の趣味にして欲しい。
ヨガはあなたの人生を丸ごと守ってくれるお守りのような存在だから。
ここではヨガを一生の趣味にするための5つのコツをご紹介します。
ヨガのメリットは一生続けられること!
ヨガは本当に老若男女誰にでもできるもので、これほど優れたメソッドを私は他に知りません。
心身を整える健康法は他にも世の中にごまんと存在しますが、ヨガは別格。
例え病気の最中でも、ヨガを実践することができるからです。
究極、ヨガは意識があって呼吸さえしていれば誰にでもできます。
だからこそ古代インド時代から現代まで生き残っているのです。
私は20年以上ヨガの練習を継続していて、ヨガに求めることは初期の頃から少しずつ変化していますが、それでもヨガは年齢によって変わる私のニーズを必ず満たしてくれます。
ヨガが叶えてくれる最大のニーズは「どんな時でも幸福を感じられる」ということ。
人生のどん底にあると思える時でも、ヨガをすると自分が自分と深く繋がることができ、必ずそこには学びや感謝すべきことがあることに気づかされ、力や冷静さを与えてくれるのです。
人生がハッピーの時も辛い時も、自分をゼロに戻し自分の本質と繋げてくれるのがヨガ。
長い人生には健康状態が低迷する時、心が低迷する時、金銭的に苦しい時、あるいはこんなに幸せで良いのか!と思える時など、色々なフェーズがありますが、そういったことは全て自分の外側で起こっていることに過ぎません。
周りにどんなことが起こってもヨガで身心を整えることで、自分の内側から「大丈夫!」と前を向く力を与えてくれるのがヨガ。
私自身が一生ヨガを続けたいですし、ヨガの目標と聞かれたら「100歳でヨガのポーズを披露すること」と答えるほど。
ぜひ皆さんにも長く続けてほしいと思っています。
ヨガを一生の趣味にするコツ
ストイックになりすぎず、でも毎日ちょっとでもやる
ヨガの練習にハマると、毎朝時間を決めて行ったり、スタジオに通い詰めたり、高額なレッスンを受講したくなったり。色々な情報に心が揺れることもあるでしょう。
でもやっぱり継続に勝るものはありません。
大切なのは無理がないこと。
今何かの都合で受けたいレッスンが受けられなくても、焦る必要はありません。
学ぶ必要があるものは、必ずまたご縁があります。
ヨガは人から学ぶことも大切ですが、自分で経験したり感じたりすることの方がずっと大事。
遠回りなようですが、自分で実践し続けることがやはり近道です。
できるようになりたいポーズがあるなら、それにコツコツ向かうのもよし。
ひたすら毎日同じシークエンスを繰り返して練習するもよし。
今日の練習はシャバアーサナだけでもよし。
とにかく、生活の中でヨガを意識する時間を1分でも持つことが、一生続く秘訣です。
継続のためにポーズにはバリエーションを
やはり継続のためにはバリエーションが必要です。
これは私が飽きっぽい性格だからかもしれませんが、個人的には色々なポーズがやはり楽しいです。
ダウンドックだけを極める、太陽礼拝だけを洗練させていく、という時期があるのも面白いと思いますが、やはり色々なポーズを行うことで、普段使っていない部位や意識しにくいところにエネルギーが通るのが感じられます。
例えば、個人的にはブリッジや逆立ちなどはちょっとハードなので練習から割愛してしまうことが多いのですが、それでも時々意識してやると達成感が得られるだけでなく、柔軟性やバランス力の変化に気づいたりします。
そこでの気づきをまた日々の生活に生かすことが、健康や体重の維持にもつながるのです。
ポーズ意外の分野にも興味を持つ
呼吸法、瞑想法、アーユルヴェーダ、哲学などヨガのポーズ以外の部分に興味を持つことも大切です。
特に先に挙げた4つの分野は1つずつでも学ぶのに一生かかるほどですが、どれも少しずつ学ぶべきでしょう。
これも自分のヨガのバリエーションにつながり、今日は呼吸法の日、瞑想の日、と楽しむことができます。
特に呼吸法と瞑想は、セットで毎日少しずつでも実践してほしいと思います。
呼吸法や瞑想は体調が悪い時、生きるのがやっとというような時にもできる数少ないことの一つだからです。
本当に具合が悪い時、心が折れてしまった時はおそらく寝ることくらいしかできませんが、そこに呼吸法、瞑想までなら加えることができ、必ず一筋の力を与えてくれるはずです。
ただし、これは健康な時に練習しているからできることなのです。
良き練習仲間やロールモデルを持つ
ヨガは人と比べるものではなく、自分で積み上げていくものですが、良き練習仲間や憧れのロールモデルを持つのも継続する秘訣です。
私も自分の先生に一生憧れ続けると思いますし、他にもお会いしたことのないヨガの先生たちでも密かに憧れている人が(日本人に限らず)多くいます。
ヨガをやめていく人もいるので、なんとなく自分も興味や関心が別のものに移ることや、思うような効果がでているのか体感できず、やめたいと思うことがあるかもしれません。
そんな時は自分の練習仲間やロールモデルに目を向けて、自分のヨガを取り戻しましょう。
ヨガを教えること
ヨガを教えることを続けていれば、ヨガを一生継続することができるでしょう。
私も「ヨガをもっと知りたい、学びたいなら教えなさい」と言われたことがきっかけで、ヨガのインストラクターを目指しました。
ヨガを伝えるには知識は当然必要ですが、自分が継続して実践するしかありません。
生徒さんを目の前に、自分の内側から何が出てくるのか。
これも日々の練習によるのです。
何百人の生徒さんを前に立つことに憧れるのも悪くないですし、リピーターさんが多いことも素晴らしいですが、個人的には数よりも、一期一会だと思います。
教えさせていただくチャンスがあるなら、その1回を無駄にせず、お互いにとって生涯忘れられない時間となるように全身全霊で尽くしましょう。
相手は家族でももちろんOK。
あるいは、自分に教えることもできます。
自分が何を求めていて、何が必要なのかを書き出し、それを自分ならどんな呼吸法・瞑想・ポーズで教えるのか、自分にティーチングしてみるのも面白いでしょう。
ヨガは長くやればやるほど価値がある
ヨガに出会ったら、ぜひ「長く続ける」ことを大きな目標にしてほしいと思います。
1年、2年、3年と続けば、そのうち「一生」が見えてくるはずです。
お金もかからず時間も場所も選ばないヨガは、あなたの心身を一生守ってくれる「お守り」になるはずです。