思い通りに生きるために心がけたい「意図」の力

ウィズコロナの日常が浸透し、戦争や物価高など不安なニュースを耳にすることも多く、何とか平和で明るい一年を過ごしたいと願っている人も多いはず。

そこで今回は2023年を思い通りに生きるための「意図」の力についてご紹介。

ヨガでは「サンカルパ瞑想」の中で「意図(サンカルパ)」という言葉をよく使用します。

私たちは1日の行動の90%を無自覚に行なっている

私たちは1日の行動の90%を無自覚に行なっている

私たちは1日を過ごすだけでも、たくさんのことを選び、考え、行動しています。

「朝どのように起きるのか」ということを一例にしてもさまざまなバリエーションが考えられます。

例えば、目覚まし時計に無理矢理起こされる・自然に目が覚める・飛び起きる・呼吸法やストレッチをしてからベッドから降りる・アファメーションする、まずは大好きな人とハグや挨拶を交わす、etc…。

朝どのように起きるか、という一つの行為についても、自分で決めて自分で行動することができ、人それぞれのバリエーションがあるはずです。

ところが、多くの人が1日の行動のほとんどを「無自覚」で「無意識」で「自動的」に行っています。

あるいは「朝だから起きる」「目覚ましが鳴ったから起きる」など、習慣の奴隷になっているケースも多いでしょう。

一説によれば、私たちの1日の90%の行動と選択は「無意識」に行われているという研究報告もあります。

それくらい私たちは、考えているようで考えていない、つまり「当たり前だから」とか「そうすべきだから」とか「時間が来たから」「決まりだから」と言った理由で、生活をしていることが多いのです。

あらゆる成功法則でも「意図」の重要性を説いている

あらゆる成功法則でも「意図」の重要性を説いている

ほとんどの「成功法則」や「成功哲学」関連の書籍には「思い通りの人生を生きるために」「願いは口にした方が叶う」とか「願いは紙に書くと叶う」とか、「ヴィジョンマップで視覚化すると叶う」と指南されています。

これらはすべて「意図して生きよ」「意識的に生きよ」と言い換えられます。

成功法則によれば、私たち人間は本来「意図」すれば「その通り」の人生を生きられるくらいパワフルな能力を有しています。

しかし、多くの人が健康や人間関係、金銭問題で苦しんでいるのは「意図」が足りないからだ、と説いているのです。

「意図が足りない」というのはどういうことなのか?

「願いを紙に書いても叶っていない」「アファメーションしているのに叶わない」と嘆いている人も、ここ(=意図が足りない)にヒントがあります。

「無意識」「無自覚」「なんとなく」の毎日こそ、願いの実現を遠ざける罠

「無意識」「無自覚」「なんとなく」の毎日こそ、願いの実現を遠ざける罠

例えば、あなたの願いが「年収1000万になります」だったとした場合。

「私の年収は1000万円です」と完了形で紙に書き、毎日口にすることは案外簡単です。

それでも願いが叶わない人が圧倒的に多いのは、日常生活を無自覚、無意識に、つまり疎かに生活しているからではないでしょうか。

日常生活の90%を疎かにして無自覚・無意識・自動的に生きていたら、残りの10%でいくら「年収1000万」を意識しても、叶うのは難しいか時間がかかりすぎて当然です。

なぜなら人生の90%の出来事を「いきあたりばったり」「どうなるかわからない」「なんとなく」「習慣だから」「決まりだから」で良い、と受け入れてしまっているからです。

自分の願いを叶えたいのなら、日常生活の細かい部分も意識的に、自分の思い通りに選択肢行動することを積み重ねる必要があります。

例えば、「幸せな気持ちで目覚ましが鳴る前に自然に目が覚める」「起きて一番に伸びをして太陽の光を浴びる」「朝から極上のコーヒーを淹れて美味しくいただく」「家族に笑顔でハグをする」と、どんな小さいことでも「自分で意図」して行動し、「意図したことが実際に起こっている」と、一瞬一瞬「体感」し、「自分が意図した通りの人生を生きているのだ」と毎日こつこつ確信し続けることが何よりも大切なのです。

これまで願いが叶わなかったのは「年収1000万になります」を口にする回数が足りなかったからではありません。

まずは小さなことから「意図した通りになっている」を確信する回数が足りていないのです。

「意図した通りになっている」を確信すればするほど「年収1000万」が当たり前のことと捉えられるようになります。

ダイエット、恋愛、健康、他の問題もすべて同じです。

人生の90%を「なんとなく」生きていたら「願いは叶わない」が当たり前になります。

だからこそ、私たちは瞬間瞬間を「意図的」に生きなければならないのです。

意図をする=種をまくということ

意図をする=種をまくということ

ちなみに、意図したことが100%実現することもあればそうでないことも当然あるでしょう。

それでも意図し続けることが大切です。

なぜなら意図する行為は「種まき」と同じ行為だからです。

すぐに芽が出るものもあれば、花が咲くまでには時間がかかるケースもあります。

いずれにせよ「まいた種は必ず自分が摘み取る」のが人生ですから、安心して、結果は大いなる力に委ねて種をまき続けることが大切です。

意図的に生きることは目標設定や願望を持つこととは違う

意図的に生きることは目標設定や願望を持つこととは違う

ここまで読まれた方は、この「意図する」の重要性を理解できたと思います。

しかし、「意図する」とは実際何をすればいいの?と思ったかもしれません。

正確には「意図」とは「目標」や「ゴール設定」、あるいは「願望」とは違います。

「意図する」とは、その行為をなんのために、どのような体感を得たくて行うのか、しっかり意識を伴いながら行動することです。

「朝食を取る」という行為でも「朝だから食べる」のと、「健康になるために」「家族と会話を楽しむために」「1日のパワーを取り入れるために」など意識的に行うのでは、その最中の食べ方や態度、感じることにも雲泥の差が生まれます。

前者であれば「スマホや新聞を見ながら」になったり、「味わうこともなく流し込むように」食べてしまうこともあるでしょう。

しかし、後者であれば内容を吟味したり、テーブルコーディネートにこだわったり、しっかり咀嚼したり、会話のテーマを選んだり、と朝食一つでもより深さと奥行きが増すのではいでしょうか。

まとめ

思い通りに生きるために心がけたい「意図」の力

日常のあらゆる場面を意図的に、主体的に生きることは「自分の意図は叶う」を体感できる最も簡単な方法です。

それを積み重ねることで「自分の大願も当然叶う」が当たり前に思えるようになります。

2023年まずは1日を意図的に過ごすことを心がけてみましょう。

それが身についた時に、2023年の願いは叶って当然だと思えるようになり、望む通りの年末を迎えられるはずです。

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