実は、40歳からのヨガインストラクターという選択は多くの方が成功している道です。
なぜなら、40代ならではの人生経験や知識を活かした指導は、多くの生徒から求められているからです。
この記事では、以下の内容に焦点を当てて解説します。
- 40歳からヨガインストラクターとしてのキャリアの実現性
- 年齢的な制限や挑戦とその乗り越え方
- 40代からのヨガインストラクターとして成功するための心構え
本記事を読むことで、年齢を感じる不安を乗り越え、新しいキャリアへの第一歩を踏み出す勇気が湧くでしょう。
ヨガインストラクターの適正について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
》あなたはヨガインストラクターに向いてる?目指す上で大切な3つのこと
40歳からヨガインストラクターとしてのキャリアの実現性
ヨガインストラクターの職務内容
ヨガインストラクターとは、ヨガのポーズや呼吸法を指導し、生徒の心身の健康やリラクゼーションをサポートする専門家です。
主な業務内容
- ヨガクラスの企画・開催
- 生徒へのポーズの指導
- 呼吸法やリラクゼーションのアドバイス
- 生徒の体調やニーズに合わせたカスタマイズアドバイス
40歳からのヨガキャリアのメリット
40歳を過ぎてからヨガインストラクターとしてのキャリアを始めるメリットは多岐にわたります。
人生経験を活かした指導力
40歳以上の方々は、さまざまな人生経験からくるコミュニケーション能力や対人スキルが豊富。これは、生徒の悩みやニーズに対する的確なアドバイスの提供に繋がります。
大人の落ち着き
年齢を重ねることで得られる落ち着きや洞察力は、生徒からの信頼を獲得するための強みとなります。
40歳からのキャリアスタートのステップ
キャリアスタートのための実践的なステップを整理しました。
実践的なステップ
- 資格取得:ヨガインストラクターとしての基盤を築くために、日本ヨガインストラクター協会やその他の団体が提供する養成講座を受講。このステップで、ヨガの基本的な技術や知識を習得します。
- 研修・実践:資格取得後、実際の指導現場でのスキルアップを目指すために、ヨガスタジオや養成学校での研修を積むことが重要です。
- 独立・キャリアアップ:実務経験を積んだ後、自身のヨガスタジオを開業したり、特定のヨガスタイルやメソッドを専門としてキャリアを拡大する道も選べます。
ヨガインストラクターの年齢的な制限とチャレンジ
年齢による身体的な制限や挑戦点
40代以降の体の変化は否めません。具体的には、筋肉や関節の柔軟性の減少が挙げられます。
柔軟性の減少
20代や30代と比べて、新しいポーズの習得には若干の時間がかかる可能性があります。例えば、30代までなら習得に1週間かかったポーズが、40代では2週間程度かかることも。
回復の遅さ
年齢とともに筋肉の回復力が低下するため、怪我のアフターケアや連続してのクラス開催には注意が必要です。
40歳以上の社会的な制限や認識
40代以上でのキャリア変更や新規スタートには、社会的な認識や先入観という壁が立ちはだかることも。
若いインストラクターへの需要
一部のスタジオや生徒は、若いインストラクターを好む傾向があるかもしれません。新しいトレンドやスタイルを求めるスタジオでは、新規の若手インストラクターの採用が増える傾向があります。
年齢を活かしたニーズ
しかし、40代以上の経験やバックグラウンドを重視する生徒やスタジオも確実に存在します。例えば、高年層をターゲットにしたクラスや、人生経験を活かしたメンタルサポートのニーズは増加しています。
40歳からヨガインストラクターを目指す心構えとアドバイス
年齢を感じることの前向きな受け止め方
年齢を感じるのは自然なこと。むしろ、それは人生の経験や知識の蓄積を意味します。40歳を迎えたことで、少し体力が落ちたと感じるかもしれません。しかし、それは多くの人生経験や知識を持っている証でもあります。
ヨガの哲学や教えを取り入れた日常生活のコツ
ヨガの哲学は日常生活にも役立ちます。例えば、アサナ(ポーズ)だけでなく、瞑想や呼吸法を取り入れることで心の平穏を保つことができます。例えば、ストレスを感じたとき、ヨガの「プラーナヤーマ」(呼吸法)を用いて、深呼吸をすることで心を落ち着かせましょう。
成功するための心構えや継続的な学びの大切さ
ヨガインストラクターとして成功するためには、継続的な学びと成長の意識が欠かせません。新しいヨガの流派や技術が出てきたとき、それを学ぶことで生徒からの信頼を得ることができます。
40歳からのヨガインストラクターとしての成功事例
40歳からヨガインストラクターとして成功している人は少なくありません。彼女らの経験やアドバイスから学ぶことができます。
ここではヨガスクールの大手「YMCメディカルトレーナーズスクール」のインタビュー記事を紹介します。
田畑由起さん
もともと体を動かしたり、筋トレやトレーニング、ジムに行ったりすることは好きなので、なんとなくいろんなことはやっていますが、もう少し気楽に楽しく体を動かせないかな、と考えたときにヨガが思い浮かびました。
ヨガだったら家でも、マシンや道具も要らずに楽しめるかなと思いヨガを始めました。
また、20年くらい前になりますが初めてヨガのレッスンに参加した日のことをよく覚えていて、当時はハリウッドセレブなど影響から「ヨガ=おしゃれ」というイメージがありましたが、その先生のヨガは、筋肉や骨・関節の使い方を細かく指導されるクラスでした。
抱いていたヨガのイメージと全然違ったので「へー、ヨガって奥深いのかな、なんか面白そうだな」そう感じた記憶があります。
深津美香さん
自分には介護経験があります。その際に自分自身も疲れてしまって、そんな時に声をかけてくれた方がボランティア活動をされている方でした。「自宅に引きこもっていてもしょうがないよ」ということボランティアを手伝うようになり、その活動のおかげで自分も安定してくる感覚がありました。
ボランティアの中で椅子に座ってできる簡単な体操があるのですが、サポートしていたものの、レッスンを担当するということが一度もないまま3年くらいが過ぎて。
ある日、ボランティアグループのトップの人から「あなたやりなさい」と、急にレッスンをすることになり、やり方は習っていましたし、内容も決まっているのですが伝えてみたら、専門知識や経験不足で焦りましたね。その時、勉強しなきゃいけないなと思いました。安全に行うための知識を学びたい。
周りの人からも「あなたは動けるから、高齢者の動けないということが理解できないわよね」と言われたこともあって。一応、フレイルについて学んではいましたが「体のことについて知ってないとはどういうこと?」と言われたのが解剖学について興味を持ったきっかけです。
中田薫さん
元々ストレッチは知っていたものの、ヨガは全くの初心者で入学しました。 無謀かとも思いましたが、二級で通っている間も どんどん体が進化していっていると気付いていました!
身体の調子が整えば 心もかなり安定しており、自分だけではなく 周りの人たちにも こんな気持ちになって欲しいと、アウトプットする日が楽しみでしかたなかったです。そして特に思うことは学びたいと思った時がその時だと思います!
少しの勇気とお金を出して チャレンジしてみるといいと思います!きっとその一歩が 次の二 歩、三歩にきっと繋がっていきます。
まとめ
本記事では、「40歳からヨガインストラクター」というテーマに沿って、キャリアを始める際の実現性や年齢的な制限、そして成功のための心構えなどを詳しく解説しました。
記事の内容を改めて整理すると以下のとおり。
- 40代からのヨガインストラクターとしてのキャリアは十分可能で、独自の経験や知識を活かすことができます。
- 年齢的な制限や社会的な認識はあるものの、それを乗り越える方法や前向きな受け止め方が存在します。
- 継続的な学びとヨガの哲学の実践が、キャリアの成功への鍵となります。
40歳からスタートしたとしても、じっくりとした準備と学びを積むことで、十分にプロフェッショナルなインストラクターとして活躍することができます。
興味を持たれた方は、最初のステップとして、ヨガスクールの資料請求や体験会に参加して情報収集してみてはいかがでしょうか?
本記事は以上です。